今朝、母からの電話で起こされた。
金曜日に見舞った時には会話が出来た父が、今朝方に容態が急変し、病院から「会わせた方がいたら・・・」と連絡があったという。
私も急ぎ病院に向かったが、従姉も、私も僅かの時間で間に合わなかった。伯母(母の姉)が母に次いで駆けつけてくれて、母と2人で看取ったという。
5月に米寿を迎えた88歳1か月。腰椎圧迫骨折で入院したのだが、誤嚥性肺炎によりすぐに食事が摂れなくなった。死因は肺炎。
私が病院に到着した時はエンゼルケアの最中。「終わりました」と連絡があり、病室に入ると、穏やかな顔をした父が軽く口を開けて、眠っているようにそこにいた。
入院する日まで普通に食事をしていたのだから、あまりにあっけないといえばあっけない幕引きだった。
母は入院後、毎日バスを乗り継いで病院に向かい、一日おきに見舞っていた私から見てももうヨレヨレだった。長期戦になるかもしれないから、少し休まないと(母が)ダウンしたら元も子もないから、と説得した。
そして、初めて「明日は1日休ませてもらうね」と一昨日の帰り際に父に了解を得た。私も「また月曜日も水曜日も来るからね」と言ったところ、手をびっくりするほどしっかり握って「ありがとう、親子だから・・・」と言った。
それが父と交わした最後の言葉となった。
突然のピンピンコロリなど、そうはあり得るものではない。寝たきりで長患いをしたわけでもなく、病院である程度の時間を過ごしたことで、私たち家族に寄り添う時間と覚悟する時間を与えてくれた。そして、最後には母にしっかり1日の休養をさせてくれて、静かに逝った父。娘の私が言うのもなんだけれど、遺していく母や私のことを思いやってくれた天晴な最期だったと思う。
エンゼルケアの最中にすぐに葬儀社に連絡を取り、1時間もしないでお迎えの車が病院に到着した。入院して一番最初にお世話になった看護師さんたちに見送って頂き、父は母と伯母とともに、自宅に戻った。
従姉が実家に先着してくれて布団の用意もしてくれ、本当に有り難かった。夫は少し遅れてお弁当やら飲み物やらを買って、汗だくで実家まで来てくれた。
葬儀の日程は今週末。親族だけのごくごく小さな葬儀となる予定だ。
それにしても、決めなければならないことが目白押し。当たり前だけれど初めてのことばかり。これはとても母一人では対処出来なかっただろうと思う。こうして私が元気に動き回れるタイミングを選んでくれて、本当に感謝だ。
先ほどようやく帰宅したため、選挙に行くことも叶わなかった。
明日はひとまず出勤して、午前中に1週間の段取りをつけてから慶弔休暇に入る予定だ。とにかく週末まで体調管理をしっかりして、母を支えなければと思う。
というわけで暫く更新が途絶えるかもしれませんが、どうぞご理解くださいますようよろしくお願いいたします。
金曜日に見舞った時には会話が出来た父が、今朝方に容態が急変し、病院から「会わせた方がいたら・・・」と連絡があったという。
私も急ぎ病院に向かったが、従姉も、私も僅かの時間で間に合わなかった。伯母(母の姉)が母に次いで駆けつけてくれて、母と2人で看取ったという。
5月に米寿を迎えた88歳1か月。腰椎圧迫骨折で入院したのだが、誤嚥性肺炎によりすぐに食事が摂れなくなった。死因は肺炎。
私が病院に到着した時はエンゼルケアの最中。「終わりました」と連絡があり、病室に入ると、穏やかな顔をした父が軽く口を開けて、眠っているようにそこにいた。
入院する日まで普通に食事をしていたのだから、あまりにあっけないといえばあっけない幕引きだった。
母は入院後、毎日バスを乗り継いで病院に向かい、一日おきに見舞っていた私から見てももうヨレヨレだった。長期戦になるかもしれないから、少し休まないと(母が)ダウンしたら元も子もないから、と説得した。
そして、初めて「明日は1日休ませてもらうね」と一昨日の帰り際に父に了解を得た。私も「また月曜日も水曜日も来るからね」と言ったところ、手をびっくりするほどしっかり握って「ありがとう、親子だから・・・」と言った。
それが父と交わした最後の言葉となった。
突然のピンピンコロリなど、そうはあり得るものではない。寝たきりで長患いをしたわけでもなく、病院である程度の時間を過ごしたことで、私たち家族に寄り添う時間と覚悟する時間を与えてくれた。そして、最後には母にしっかり1日の休養をさせてくれて、静かに逝った父。娘の私が言うのもなんだけれど、遺していく母や私のことを思いやってくれた天晴な最期だったと思う。
エンゼルケアの最中にすぐに葬儀社に連絡を取り、1時間もしないでお迎えの車が病院に到着した。入院して一番最初にお世話になった看護師さんたちに見送って頂き、父は母と伯母とともに、自宅に戻った。
従姉が実家に先着してくれて布団の用意もしてくれ、本当に有り難かった。夫は少し遅れてお弁当やら飲み物やらを買って、汗だくで実家まで来てくれた。
葬儀の日程は今週末。親族だけのごくごく小さな葬儀となる予定だ。
それにしても、決めなければならないことが目白押し。当たり前だけれど初めてのことばかり。これはとても母一人では対処出来なかっただろうと思う。こうして私が元気に動き回れるタイミングを選んでくれて、本当に感謝だ。
先ほどようやく帰宅したため、選挙に行くことも叶わなかった。
明日はひとまず出勤して、午前中に1週間の段取りをつけてから慶弔休暇に入る予定だ。とにかく週末まで体調管理をしっかりして、母を支えなければと思う。
というわけで暫く更新が途絶えるかもしれませんが、どうぞご理解くださいますようよろしくお願いいたします。
なんにごとにも無意味なことはない。皆を気遣いながら、静かに逝ったお父様の温かい人柄が伝わってきました。
ロッキングチェアさんは本当にいいご両親に恵まれて、そして、ご自分もとても素晴らしい人柄で、多くの人に希望を与えてる。
どうかくれぐれもご自愛ください。
暑い中、体調を崩さないよう、遠くイギリスより願ってます。
心よりお悔やみ申し上げます。
きっと。お父様は、お母様やロッキングチェアさんの身体を案じられて、この時期を選んで逝かれたのかもしれないですよね。
どうか、ロッキングチェアさんもご葬儀が終わるまで体調を崩されませんように。
お悔みのお言葉、どうもありがとうございます。
本当に、あれよあれよという間の旅立ちでした。
おっしゃるとおり、何事にも意味があるのですね。最期の父の気遣いに頭が下がりました。
私の齢まで両親が揃っていたことはとても有り難いことでした。
これからは母が一人暮らしになりますが、出来る限り母を支えながら娘としての役割を果たせていきたいと思っています。
イギリスの気候はいかがでしょうか。向日葵さんもどうぞご自愛のほど。
今年、こちらは数十年ぶりの猛暑のようです。無理せず体調管理に努めながら過ごしてまいります。
お心遣いどうもありがとうございます。感謝いたします。
みかささん、こんばんは。
お悔みのお言葉、どうもありがとうございます。
父は私の前では口には出さなかったのですが、母が言うには、私の身体をずっと案じていたようです。老いた両親を置いて先立つ不孝はなんとか避けたいと思ってまいりましたので、こうして順番通り父を見送ることが出来たので少しほっとしています。
みかささんがおっしゃるとおり、私たち母娘のことを思って、長患いせずに逝ったのだと思います。
さすがにこの暑さの中、葬儀までの1週間は長丁場ですね。実家ではお世話になった方たちが次々に弔問にきてくださり、父は沢山のお花に囲まれています。
色々な方たちに愛して頂いていたのね、と母と有り難くもしみじみ語っているところです。
温かなお気遣いをどうもありがとうございます。
お父様は、最期までお父様らしく生ききり…ロッキングチェアさんも、娘として最期まで見守れたのですね。
天晴れな最期…とロッキングチェアさんがおっしゃる通りの、周りの家族に想われての旅立ちだったんだろうなぁと想像をめぐらせております。
皆さんと繰り返しになってしまいますが、天候の移り変わりも激しく、身体もついていくのが大変な日々ですが、くれぐれも無理をなさらないように…
葬送のお忙しい中、すみません。リコメお気になさらないで下さい。
言葉が見つかりません。
でも苦しむことなく旅立たれたのですね。
夏のご葬儀は大変だけど(私の両親は二人とも真夏に亡くなったので)、ご高齢のお母さま、ロッキングチェア様ともにご無理のないように。
お父様のご冥福を心よりお祈りいたします。
お悔みのお言葉、どうもありがとうございます。
父らしく生ききった・・・そうであってほしいと思います。あっという間の最期でしたが、実に潔かったと思います。私は最終的には間に合わなかったのですが・・・。
本当に日々暑く、蒸し暑さも加わる中、慣れないことをし続けているので、結構身体にも気持ちにも堪えます。
おかげさまで、ようやく今日は湯灌をして頂き、上から下までお洒落をして普段使っていたもの、好きだったものに囲まれて棺に入り、斎場に安置されました。とても綺麗にして頂き、なんだか穏やかに眠っているようでした。
母は「今日から一人になってしまうのね。」と呟いていましたので、明日、明後日も実家に通勤する予定です。
あんさんもどうぞご自愛のほど。
リリーさん、こんばんは。
驚かせてしまいました。まさかあのまま・・・とは思いもよりませんでしたが、それでも長期間苦しむことなく、心臓マッサージ等を施すこともなく、静かに息を引き取りました。
リリーさんのご両親も真夏に旅立たれたのですね。大変なことでした。慣れない色々な出来事に、私自身だんだんよれてきましたが、夫の助けも借りて喪主である母が告別式まできちんと立っていられるようにフォローしなければと思っています。
お悔みのお言葉、どうもありがとうございました。
リリーさんもどうぞご自愛のほど。