ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.12.22 映画はやっぱりこうでなくっちゃ!~REDリターンズ~

2013-12-22 21:09:29 | 映画
 2年前に「若造は引っ込んでな!」と熟年パワーを引っ提げて颯爽と現れた、CIAが最も恐れた超一流の元スパイチーム=コードネームRED(Retired(引退した)Extremely(超)Dangerous(危険人物))シリーズ第2作。
 前作が面白かったので(2011.2.7の記事)、予告編を待つまでもなくこれはまた見なくてはなるまい、と(前作は私が一人で先に観てしまったら夫がご機嫌を損ねたので)、夫を誘って2人で出かけてきた。

 今回、さらに新しいメンバーも加わり(ちょっと平均年齢が下がって)、舞台はロンドン、パリ、モスクワとワールドワイドに駆け巡り、これまた前作以上に派手なお話であることに違いない。
 私は韓流ドラマには一切興味がない(食わず嫌い?)ので、今回初めてイ・ビョンホンを見たのだけれど、好きな人にはたまらない面白い役柄だったのかも。

 相変わらずドンパチバキューンとカーチェイスだけではなく、肉弾戦もふんだんにあるから、観ているとあちこち「痛い!」と身を捩る感じなのだけれど、“ダイ・ハード”の異名をとるブルース・ウイリスが主人公フランク役で、いくつになろうと相変わらず不死身だ。
 不思議なくらいスカッとして、鑑賞後はすっきり爽やか(清涼飲料水のコマーシャルではないのですが)、ストレス解消間違いなし、である。
 紅一点だったヘレン・ミレル演ずる、イギリス諜報機関MI6の元女スパイ・ヴィクトリア。前作同様、キュートに体中で楽しんでスナイパーを演じ、さらには十八番、クイーンエリザベスよろしく気のふれた女王の演技までサービス。
 そして、前作では早期退職し、静かな独身年金生活を送るフランクの年金相談員で、冒険を夢見るごく普通のOLだった筈のサラ。全くの素人さんだったのに、いつの間にやら、立派なパートナー兼メンバーの一員になっており、びっくりすることこの上ない。フランクの、恋人に対するハラハラドキドキ感が伝わってくるのもご愛敬。うんと年下の彼女が可愛いのだろうなあ、と思わずにやりとする。
 「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士を彷彿とさせる、アンソニー・ホプキンスが演じるひと癖もふた癖もある天才物理学者ベイリーも、いかにも、である。
 かつて、フランクとロマンスがあったという美しいロシアの女スパイ・カーチャが、あっけなく殺されてしまったのはちょっと残念だったけれど、こういう映画はやっぱりこうでなくっちゃ、という明るさだった。
 もちろん、数え切れないくらい沢山の人が命を落としていることを思えば、そんなことを言っている場合ではないのだけれど・・・。

 歳を重ねることは悪くない。まあ、こんな元気な引退した人たちはそうはいないだろうけれど、文句なく元気になれる一本、であると思う。
 もし、日ごろの疲れが出て落ち込んでいるとしたら、気分がアップすることお約束します。Real Enjoyable Drama―RED!是非どうぞ。

 今日は冬至。明日から少しずつ日が長くなっていく、と思うだけで嬉しい。ここのところ本当に冷え込んでいるし、日が短いとどうしても顔が下を向きがちだ。
 今日はリンパプラスヨガのクラスに参加。体の芯まで温まりたっぷり汗をかいた。夕食には夫特製のかぼちゃの煮物が。食後はゆず湯で温まろう。もう今年は風邪をひかないでいるために。
コメント (4)
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