ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.7.4 スーパークールビズを考える

2011-07-04 20:47:34 | 日記
 6月の梅雨のうちから真夏日、猛暑日が続き、もしや、このまま梅雨明けしてしまうのでは・・・と思うほど今年は早くから暑い日が続いている。
 だが、我が職場は当然厳しい節電が続いている。7月1日からは28度の設定で空調を入れているというが、実際には部屋の中は30度を超えている。実際のところ、冷気が入ってきているのかどうかも不明である。金曜日は、午前中はまだしも、午後からパッタリと冷房が止まってしまい、仕方なく窓を開けて凌いでいた。今日も正午の段階で目標電力使用量を超え、冷房はストップ。風があるので窓を開ければ少しは涼しくなるが、書類がバサバサと飛んでしまう。

 いつもはマイボトルに暖かい紅茶を入れて飲んでいるのだが、先週末は気持ちが悪かったことに加えて、お昼にとにかくしょっぱいものが無性に食べたくなった。これはまずいぞ、水分だけでなくちゃんと塩分やミネラル分を取らなければ・・・と、今日から粉末のアイソトニック飲料をミネラルウェーターに溶かしたものを持参してみた。500mlはあっという間に飲んでしまった。それでもそのおかげか、体の乾きが先週末とは違う感じだ。とにかく自己防衛しないことには体調を崩しそうな暑さである。

 恥ずかしながら、これまでなし崩し的に手近な夏物を出して着ていたが、断捨離スタートのついでに遅ればせながらようやく本格的に衣替え。いつもの年は、この時期こんなに薄着で職場には行かないし、冷房の効き過ぎに備えて羽織る物も必要だったが、今年はそうも言っていられない。いきなり真夏の格好である。これで梅雨が明けたら何を着て行けばよいものか・・・。街中でも、心なしかやけにハーフパンツの男性やらショートパンツ、ミニスカートの女性たちが目立つ。

 職場でもぱったりネクタイ姿を見なくなった。夫もしかり。ネクタイを締めていると、体感温度が2度は高くなるというのだから、本当に気の毒なことだ。去年、鎌倉を旅した時に、江ノ電の駅員さんたちがアロハシャツとチノパンを制服とし、打ち水をされていたのがとても涼しげでいいな・・と思った記憶があるが、今思えば、実に先見の明のある前倒しスーパークールビズだったわけだ。

 そんな中、新し物好きな夫は、小さい扇風機の下に霧吹きがついているグッズを買ってきて、ご機嫌で涼を取っている。まるで子供の水遊びのようだが、結構涼しいようである。「庭仕事等外で仕事をする方にはとても良いかもしれない。限られた売り場面積のコンビニに置いているのだから、それほど需要があるのだ。」、と自信を持って言う。ついでに、私にはノートパソコンにクリップで留められる小さな扇風機を分けてくれた。音がうるさい割に涼しさはイマイチなのだが、有難く受け取って職場で使っている。

 さて、息子の高校では、夏の制服は校章入りの半袖ワイシャツと長ズボンなのであるが、今年の夏からは、校章入りの白ポロシャツを導入する予定だったという。ところが、東日本大震災の影響で、お願いしていた工場が被災して、校章入り白ポロシャツの生産が間に合わなくなったという。けれど、今年の夏は特に節電が求められるということで、今年に限り、無地もしくはワンポイントのものであればポロシャツを着てきて良い、という連絡が先日の保護者会であった。

 早速土曜日から白ポロシャツで出かけた息子。帰ってきて開口一番、「ポロシャツの下にアンダーシャツを着ていたのはクラスで僕一人だった。アンダーシャツを着なくて済むからポロシャツが涼しいんだから、月曜日からは一枚でいい!」とのこと。そして、ワイシャツだとズボンの下に入れないといけないけれど、ポロシャツは外出しが許されているから涼しいのだ、と。確かにワイシャツだと肌が透けるから下着を着ていたのだけれど、私などは、あれほど汗っかきの息子が、汗を吸い取ってくれる下着がなくて1枚しか身に着けていないポロシャツがぐっしょり濡れたらどうするんだろう・・、と思ってしまう。

 そして、案の定、ポロシャツを外に出していたために中に蚊が入りこみ、背中に虫さされの跡を作ってきた息子である。
 まあ、たとえシャツを着ていようがいまいが、自分の命がかかっている蚊はどこかの隙間から上手に入りこんで若い血を吸うのかもしれないけれど。

 暑い最中、今日はとても嬉しいメールがあった。プチ虹のサロンのSさんからだ。昨年の6月、もらい火でお家を焼け出されたということはこのブログでも書いた。1年かかって無事、建て替えをされ、お引っ越しが完了されたとのこと。ご両親ともども精神的に一体どれだけ大変な1年だったのだろう、と胸が痛む。お家のことも仕事も、そして何より治療にも果敢に頑張っておられるのだから、どうか今年はこの後、いいことが沢山ありますように、と心から願っている。
コメント (2)
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