ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.7.3 “電話機”は死語?

2011-07-03 23:07:01 | 日記
 最近、家の電話が通話中に切れたり、かけようと思うとツーという音が出ないし、かからないし、ということが続いていた。面倒くさい、と携帯からかけたりしていたのだが、「大事な電話の最中に切れたりしたらまずいよね・・・」と、夫と一緒に、最近駅前に出来た家電量販店に出かけた。

 家電量販店の店員さんといえば、(特に、ターミナル駅にあるよくお世話になっているカメラ店等ではそれが顕著なのだが)、こちらが声をかけずともスススと寄ってきて、それは懇切丁寧に痒い所に手が届くというか、一を聞くと十以上の商品説明をしてくれる存在。気が付けばあまり必要のないものまで買ってしまっているという具合だ。とにかく商品知識が豊富、というのは絶対条件だったように思う。
 だが、昨日初めて行った広い売り場で、ウロウロ探して疲れるよりも、店員さんにお目当ての売り場を教えてもらおうよ、と一人の女性店員さんに声をかけた。
 「電話機ありますか。ファックス付いているもの。」と。
すると、彼女は無言で、ツツツーとちょっと離れたところにいた男性店員に声をかけ、その男性店員も黙ったままどこかへ行ってしまった。
 その間、私たちはすっかり待ちぼうけというかなんというか、そこで放っておかれた形。彼女からは「ちょっとお待ちください、今確認してまいります。」といった類の言葉は一切なし。
 結構時間が経ってもそのまま。さすがにもう何のリアクションもないのかも、と不安になったところで、先ほどの男性店員が戻ってきた。「おいていないのですかね。」と聞くと、「いえ、ありますので、あちらで。」と。その間、彼女はそのまま突っ立っていた。アルバイトというわけでもなさそうで、従業員証をしっかりつけている。
 短気な夫は、自分で探したほうが早い、と既に自分で動き出していた。私がその男性店員とファックス付電話の売り場に到着したときは、奇しくも夫と同時だった。

 とりあえず必要な物は買ってきたけれど、はて、こんな接客をしていてこの店は果たして大丈夫なのだろうか、と夫と顔を見合わせた。
 夫曰く「いや、彼女は電話機がわからなかったんじゃないの?ちょうど彼女は携帯電話の前に立っていて、その前で“電話どこですか?”と聞かれて、“電話機ならここで売っているのに、この人は何を言ってるの?”と思ったんじゃないか。彼女の世代だと電話=携帯電話なのかもしれないよ。」とのこと。
 そうか、今や若い人は携帯オンリーで、家に固定電話等ない方が普通なのかもしれない。
 それにしても・・・と驚くというか、この家電量販店の社員教育は今後いかにあるべきか、夫に熱く語ってしまった。
 
 さて、この土日は電車に乗ってどこかに行く、という予定が全くない珍しい週末だった。昨夜はピラティスのおかげで早く寝つけて、途中目覚めることもなくぐっすり。今朝も遅めに起床した。日ごろの寝不足も解消し、すっかり体調も戻った。
 午前中に洗濯や最低限の買い物を済ませ、午後からはリンパプラスヨガにも参加した。たっぷり汗をかき、爽快感でいっぱい。

 そして、ずっと気になっていた“断捨離”第一弾にようやく着手した。まずは息子のもの等であふれ返り殆ど物置と化している和室。出てくる出てくる、保育園時代に使っていた小さなお前掛けやらエプロンやら、こんなのをしていたのだな、と小さかった息子を思い出し、ちょっぴりためらいつつもゴミ袋に放り込んでいった。月末には義母がこの部屋に泊まりにくるので、どうしても片付けなければならなかった。
 昨日、今日と夫は家中の障子も貼り直してくれた。すっきり片付いた。ちょっと頑張りすぎて疲れたけれど、いい日だった。
 さらには欲張って、自分の衣類にも着手。まだまだ・・・ではあるけれど、ようやく断捨離へのとっかかりが出来た。来週末に再開したいと張り切っている。
コメント (2)
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