四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

寄居北條まつり2019

2019年05月19日 | まつり・イベント


今から遡ること429年前の天正18年(1590)、豊臣秀吉の指示によって小田原攻めが始まった。本城である
小田原城は10数万余の兵に囲まれ、支城は次々と落とされていった。
北條氏邦の鉢形城も同年5月13日、豊臣方の前田利家・上杉景勝ら北国勢35000(その後、加勢を得て5
0000)に包囲され、鉢形勢は城兵3500をもって籠城したが、1か月後の同年6月14日、城兵・領民の
助命を条件に開城し、氏邦は前田利家の預かりの身となり、金沢の地で没した。
そんな豊臣軍と鉢形勢の攻防戦を再現した戦国絵巻「第58回寄居北條まつり」が開催されましたので見学に行
ってきました。




鉢形城笹曲輪跡に建つ「寄居北條まつり」の看板と幟




武者隊パレードの先陣を切るのは本祭りの主役である北条安房守氏邦隊(寄居町議員団隊)
氏邦役は寄居町議会の議長が務めるのが恒例になっています。昨年の議長は隣でプラカードを持っている女性で
したが、氏邦役は副議長であった方が務めました。
そして、代役を務めたその副議長が今年は議長になったようで、今回は代役ではなく正規の氏邦役。パレードが
始まった際には馬に乗りましたが・・・




井上三河守隊(郵便局隊)




用土城隊 小被隊(おぶすまたい)




小被隊(おぶすまたい)  
「おぶすま」というと普通は「男衾」と書きますが、「小被」とも書くとは初めて知りました。




小田原北條手作り甲冑隊




八王子城北条氏照隊

他にも豊臣連合軍をはじめいくつもの隊がありましたが、全部は撮り切れませんでしたので北条三兄弟が中心に
なってしまいました。




パレードを終え、合戦の場となる玉淀河原のステージで勝鬨をあげる北条安房守氏邦隊




パレードを終え続々と軍団が玉淀河原に集結してきます  これは小田原北條手作り甲冑隊




八王子城北条氏照隊 




北条軍が勢揃いしました  残念ながら豊臣軍は私の場所からはよく見えませんでした




陣取った場所が悪くて、来賓の方々の挨拶・紹介や三献の儀等の写真を撮れませんでしたので、順不同ですが合
戦の模様に入って行きます。
こちらは北条軍(諏訪部遠江守・剣道連盟一番隊)




豊臣軍(前田利家隊・剣道連盟二番隊)
合戦に駆り出されたのは、この剣道連盟の若者たちがほとんどで、あとの隊は後方支援(見学ともいう)




一応合戦の場面も




一騎打ち




こちらも一騎打ち  ただし・・・




お約束の川への転落も




以前に比べて攻防戦の内容が何となく簡略化されているように感じました。一騎打ち・合戦の数も少なく思えま
したし、和議の場面もありませんでしたし。




武者隊パレード、攻防戦が始まる前に、市街地に設けられた『北条食の陣』に行きました。
北条氏にゆかりのある地元寄居町以下18市町村からの出店やイベント参加。
中には、私の知識ではどうしても北条氏との繋がりが見つからない市町もいくつかありましたが、寄居町との地
理的繋がりや観光等を通してのつながりを含めてのようです。




まずは、今年はまだ食していなかった東松山市の『みそだれやきとり』 鳥にあらず豚ですが




嵐山町の『嵐山辛モツ焼きそば』
この辛モツ焼きそばを考案した方の出店です。店舗を構えておらず、こうしたイベントに出店した時しか食べら
れません。今年も出店ということでしたので、これを目的にまつりに行った理由が半分くらいありました。




小田原市のブースに寄ったら、過日行われた「早雲公五百年忌記念シンポジウム『小田原北条氏とその城郭』」
の資料を頒布しておりましたので購入してきました。
このシンポジウムに行きたかったのですが、諸々の事情から行けなかっただけに嬉しい資料です。

見学日:令和元年(2019)5月19日(日)