四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

かささぎの籠飾り

2022年07月08日 | 歳時記


日高市の高麗神社(こまじんじゃ)の参道にこんな飾りつけがありました。
境内の七夕飾り<鵲(かささぎ)の籠飾り>とのことです。










参詣日:令和4年(2022)7月8日(金)

半夏生

2020年07月03日 | 歳時記


【半夏生】は「雑節」のひとつ。

夏至の日から数えて11日目にあたる日、もしくはその日から5日間をいうと言います。
今年は7月1日が【半夏生】でした。そして、その日(期間)は7月6日までということになり
ますので、まだその期間です。

植物で【半夏生】と呼ばれるのは、和名で「片白草(かたしろくさ)」と言われる毒草です。
ちょうど7月初旬から花を咲かせ、葉の数枚の一部、しかも表側だけが白くなります。それが、
半分化粧をしているように見えることから、付いた名前が「半化粧」。
それが転じて【半夏生】となったと言われます。

昨日、テレビのニュースで奈良県宇陀郡御杖村の半夏生園が流れました。それで何度か行ったお
寺の庭園の半夏生のことを思い出し、今年はどうだろうかと行ってみたところ、ちゃんと化粧を
していました。








撮影日:令和2年(2020)7月2日(木)

茅の輪くぐり

2020年06月29日 | 歳時記






「夏越の祓(なごしのはらえ)」に行われる神事「茅の輪くぐり」は6月30日に催行されます。
この写真は、4年前(2016年)の「茅の輪くぐり」の一コマです。

この埼玉県比企郡小川町大塚に鎮座する八幡神社は、元弘3年(1333)に、鎌倉幕府9代(最後の)
将軍守邦親王が、鎌倉幕府滅亡に際し、亡命し、この梅香岡に仮寓。鎮守神明社の境内に勧請した
のが、八幡神社のはじまりであると言い伝えられています。




玉垣に沿って「夏越大祓式 六月三十日催行 大塚八幡神社」と染め抜かれた幟が立ち並んでいます
但し、この写真も4年前のものです




新型コロナウィルスのことも含めてこの半年の穢れや厄を祓い清め、この先半年の健康を願い1日
早く大塚八幡神社を訪ねてみました。
例年ですと10日程前から茅の輪が準備されています。密を避けるために当日ではなく1日前にし
たわけですが写真のとおり茅の輪はありませんでした。
夏越大祓式の幟もありませんでした。掲示板には中止の旨の張り紙等はありませんでしたが「中止」
で間違いないようです。

他の神社ではどうなのだろうと、ここ数年の間に参拝したことのある神社で茅の輪くぐりを行って
いる次の4社について調べてみました(写真は茅の輪くぐり当日のものではありません)
このうち1社は中止、他については催行するも、神職の祭事のみで一般参拝者はご遠慮下さいと言っ
たような内容でした。



江戸の総鎮守 正式名称は「神田神社」 平将門も祀られています




長元3年(1030)源頼信により創建




古墳の上に鎮座する神社




埼玉県最古の天神社

小正月ー繭玉飾り・削り花ー

2020年01月15日 | 歳時記


今日1月15日は小正月。昔は成人の日でもありましたが、今は1月の第2月曜日があてられているので、
今年は13日が成人の日にあたりましたが、前日12日の日曜日に式典を行ったところが多いようです。

埼玉県唯一の村・東秩父村の和紙の里には、今年も繭玉と削り花が飾られました。




繭玉飾りは、米の粉または餅を繭のように丸めて、木の枝に付けて飾り、五穀豊穣や蚕の成長を祈願する
もの。削り花は、ニワトコの木を削って花や穂に見立てたもので、やはり、その年の五穀豊穣を願ってお
供えされるもの。

昔は、農家や養蚕家のほとんどで繭玉や削り花を飾ったようですが、今は見ることが出来るのは限られた
所しかありません。

撮影日:令和2年(2020)1月12日(日)

半夏生

2017年07月01日 | 歳時記


明日7月2日は雑節(二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる日の総称)のひとつ「半夏生」(はんげしょう)の暦日。
従前は、夏至から数えて11目としたが、現在では天球上の黄経100度の点を通過する日となり、毎年、大体が7月2日ころになるようです。
丁度この時期、半夏(烏柄杓・カラスビジャク)という薬草が生えることから「半夏生」と付いたとも言われるのがひとつの説。

この写真の植物が「半夏生」(和名:片白草)と言われるもので、雑節「半夏生」の語源となったとされる上記「半夏」とは別の植物です。
写真のように葉の一部の枚数、しかも、表面だけが白くなり、半分化粧をしているように見えることから「半化粧」。
転じて「半夏生」と呼ばれるようになったようで、この半夏生の葉が白くなり花を咲かせる時期からというのも別のひとつの説とも。

ということで、これらの写真は某お寺さんの庭に咲くものを撮ってきましたが、雨あがりだけあって生き生きしていました。








ところで、土用の丑の日はウナギを食べる風習ががありますが、半夏生では蛸(タコ)を食べるという風習があるようです。
なぜタコを食べるかについても諸説あるようです。そんなわけでちょっと早いのですが、タコには変わりないからと「タコ焼き」を食べてきました。

写真撮影日:2017年(平成29年)7月1日(土)