四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

トラス橋の矢岸歩道橋と桜

2023年03月31日 | 花・鳥・風景


「矢岸歩道橋」・・・小川町腰越地内を流れる槻川に架かるトラス橋。この橋の前身は吊り橋で、
橋の名も「東矢岸橋」でしたが、昭和25年のヘリーン台風で消失したため、同じ町内下里の柳町橋
を移築したものです。言わばお古の橋梁ですが。古いがゆえに「日本の近代土木遺産ー現存する重
要な土木構造物2800選ー」に選定されています。トラス橋に変わった今も、吊り橋時代のものが幾
つか残っています。
この投稿の主題は「矢岸歩道橋」の歴史ではなく、矢岸歩道橋の傍に咲く桜でしたね。今年も綺麗
に咲きましたので何枚かアップしておきましょう。写真を撮りに行ったのは何と4年ぶりでした。






























散策日:令和5年(2023)3月28日(火)

根岸家長屋門の桜

2023年03月30日 | 花・鳥・風景


熊谷市冑山(旧大里町)根岸家長屋門の桜が満開でした。
『根岸家長屋門』は、冑山村の名主であった根岸家が江戸時代に建造した建物で、熊谷市指定有形
文化財(建造物)となっています。・・・が、今回は文化財めぐりではなく桜見物で立ち寄っただ
けですので。








『根岸家長屋門』  熊谷市指定有形文化財(昭和54年〔1979〕5月14日指定)




「根岸友山・武香の功績」説明板 と 「根岸家長屋門」標柱




「根岸家長屋門」説明板

散策日:令和5年(2023)3月27日(月)

嵐山都幾川桜堤の桜

2023年03月29日 | 花・鳥・風景


嵐山町を流れる都幾川の八幡橋と学校橋の間のおよそ2kmのソメイヨシノの桜並木。桜の木の数は
約250本とのこと。
生憎の曇り空でしたが、今年も少しだけ(距離、時間共に)桜見学に・・・
「嵐山さくらまつり・花火大会」は中止になったようですが、のぼり旗は立てられていました。
























散策日:令和5年(2023)3月27日(月)


元荒川の桜並木の桜

2023年03月28日 | 花・鳥・風景


現在は鴻巣市になっている旧吹上町の元荒川の桜並木の桜を観に行ってきました。
写真では知っていましたが初めての散策で、今まで行ったことのある桜並木とは全く趣が異なり、
私的には新たな発見と言ってもよいかもしれません。
元荒川の両岸、全長2.5Kmに500本のソメイヨシノが咲くとのことですが、とても全部は歩けませ
んので「桜橋」と「佐賀橋」の間を見て歩いた程度でしたが十分楽しめました。












































散策日:令和5年(2023)3月27日(月)

山王塚古墳・南比企窯跡 正式に国指定史跡に

2023年03月26日 | 史跡・遺跡・文化財




国の文化審議会は昨年(令和4年)12月16日、埼玉県川越市の『山王塚古墳』、鳩山町の『南比企窯跡』の2件
を含む7件を国の史跡にするよう文部科学大臣に答申しましたが、去る3月20日に答申された7件について文部科
学大臣より国の史跡に指定すると官報に告示されました。このことにより県内の2件とも正式に国指定史跡とな
り、これで埼玉県内の国指定史跡は25件(うち1件は特別史跡)となりました。

◇山王塚古墳
   7世紀後半に造営された日本最大の上円下方墳
◇南比企窯跡
   6世紀前半から10世紀中頃にかけて500基超が稼働した窯跡(指定範囲は鳩山町内の一部)

のんのんびより 下里分校

2023年03月25日 | 花・鳥・風景


TVアニメ『のんのんびより』の主人公たちが通う学校「旭丘分校」のモデルとなった小川町立
小川小学校下里分校(平成15年(2003)4月休校・同23年(2011)3月廃校)を巡礼してきました。
どんよりした天候でしたのでちょっと残念ではありましたが・・・
お花見をしている家族が一組だけありましたし、写真を撮りに来ていた方も2~3人おりました。


















巡礼日:令和5年(2023)3月24日(金)

企画展「児玉・深谷地域の 古墳と副葬品」

2023年03月24日 | 企画展・見学会


本庄早稲田の杜ミュージアム企画展
第3回本庄早稲田の杜地域連携展覧会
  児玉・深谷地域の
     古墳と副葬品
会 期:2023年1月14日(土)~3月26日(日)
会 場:早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター(早稲田大学93号館)2階情報資料室
共 催:本庄市教育委員会・美里町教育委員会・神川町教育委員会
    上里町教育委員会・深谷市教育委員会・早稲田大学
を観覧してきました。
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 児玉・深谷地域は、埼玉県内でも有数の古墳密集地帯として知られています。これまでに行われてきた分布調
査や発掘調査で確認された古墳の数はおよそ1800基に及びます。古墳の内部や墳丘周辺で検出される埋葬施
設からは、銅や鉄でつくられた武器・武具や馬具、鉄製の農耕具、石製・ガラス製の装飾品などさまざまな副葬
品が発見されています。
 今回の展示では、児玉・深谷地域の代表的な古墳出土遺物を集成し、副葬品によって表象される古墳被葬者た
ちの社会的な地位や役割について考えてみたいと思います。     《チラシ裏面より》

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会場への案内表示




「児玉・深谷地域の古墳と副葬品」展の開催にあたって
文面は省略します

展示品は多数のため全部の紹介は無理ですので一部のみの紹介となります。



展示室の状況①  一番奥のケースが1号ケース(番号は振られてはいませんが)




展示室の状況②



【鉄製横矧i板鋲留短甲 (前胴)・(後胴)】・・・左:後胴  右:前胴
  四十塚遺古墳       深谷市岡    古墳時代中期/5世紀




【水晶製勾玉】 【碧玉製勾玉】
  神明ケ谷古墳/中心埋蔵施設 美里町中里   古墳時代前期/4世紀




【銅製五鈴楕円形鏡板付轡】
  四十塚遺古墳       深谷市岡    古墳時代中期/5世紀




【鉄剣】
  万年寺八幡山古墳     本庄市万年寺  古墳時代中期/5世紀




【鉄製小刀】
【鉄製直刀鎌】
【鉄鏃】
  西五十子古墳       本庄市北堀   古墳時代中期/5世紀
【碧玉製管玉】
  東五十24号墳       本庄市東五十子 古墳時代中期/5世紀
 



【鉄製環状鏡板付轡】  【鉄製環状鏡板付轡】
【鉄製環状鏡板付轡】  【木芯鉄板製三角錐形壺鐙(鐙靼)
  黒田1号墳         深谷市黒田   古墳時代後期/6世紀




【鉄製刀子】
  見目1号墳         深谷市田中   古墳時代後期/6世紀




【銅製八稜鈴】
  見目1号墳         深谷市田中   古墳時代後期/6世紀




【須恵器小型短頚壺】 【須恵器𤭯(はそう)】 【須恵器高坏】
  黒田6号墳・3号墳・1号墳   深谷市黒田   古墳時代後期/6世紀




【鉄製方頭大刀装具】
  宮内1号墳        本庄市児玉町飯倉   古墳時代終末期/7世紀




【帯刀古墳群の副葬品】
  帯刀古墳群       上里町五明      古墳時代後・終末期/6・7世紀




【須恵器平瓶】  【須恵器提瓶】
  旭・小島古墳群 浅間山古墳  上里町神保原町 古墳時代後・終末期/6・7世紀




【鉄製大刀】
【鉄製刀装具】
  帯刀古墳群       上里町五明      古墳時代後・終末期/6・7世紀




【鉄製大刀】
【鉄製刀装具】
  地神塚古墳       上里町五明      古墳時代終末期/7世紀




【鉄製銀象嵌装円頭大刀柄頭】
  南塚原72号墳      神川町二ノ宮     古墳時代終末期/7世紀




【鉄製小札甲】
  南塚原72号墳      神川町二ノ宮     奈良時代/8世紀中葉




【鉄製大刀】
  南塚原10号墳      神川町新里      古墳時代後期/6世紀




【鉄鏃】
  南塚原10号墳      神川町新里      古墳時代後期/6世紀




【鉄製銀象嵌装大刀】
  南塚原10号墳      神川町新里      古墳時代後期/6世紀




【金銅製頭椎大刀装具】   
  伝 諏訪林古墳     美里町中里       古墳時代後期/6世紀




【土器棺】
  旭・小島古墳群 林地区1号   本庄市万年寺  古墳時代中期/5世紀




【円筒埴輪棺】
  長沖196号墳      本庄市児玉町長沖     古墳時代後期/6世紀




企画展リーフレット   展示品目録 
           ※展示品の数量は320点強 (一式になっているものも1として数え)

観覧日:令和5年(2023)3月15日(水)

企画展「會津八一と瓦の蒐集」

2023年03月23日 | 企画展・見学会


企画展「會津八一と瓦の蒐集」

会 期:2023年3月4日(土)~6月4日(日)
会 場:本庄早稲田の杜ミュージアム 早稲田大学展示室(本庄市西富田1011)
主 催:早稲田大学文化企画課考古学資料館
    早稲田大学會津八一記念博物館

を観覧してきました。
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會津八一(1881~1956)は書家、歌人、東洋美術史学者であり、早稲田大学の歴史考古学の基礎を築いた
人物です。八一は早稲田大学で東洋美術史の講義を受け持った際、実物資料を重要視する「実学」を主張
し、学生の教育・研究用に実物資料を蒐集しました。本展では、八一が生涯を通して重視した「実学」を、
八一が蒐集した各時期の日本・朝鮮・中国瓦塼(がせん)の展示を通してご紹介します。

                      《本庄早稲田の杜ミュージアム ホームページより》
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本企画展は4章からなり、120点の瓦・鬼瓦・塼(せん)の展示がありました。うち何点かを紹介させ
ていただきます。                      




企画展「會津八一と瓦の蒐集」会場の【早稲田大学展示室】




序章  會津八一について




《會津八一博士略年》《會津八一コレクション》《會津八一と実学論》《瓦塼の蒐集について》
のパネル展示




一章  はじまりの地、中国  ー瓦の誕生ー




№7 「衛」銘瓦当     時代:漢  地域:中国  場所:不明  形態:瓦
№9 「長生無極」銘瓦当  時代:漢  地域:中国  場所:不明  形態:瓦
         



№16 「千秋萬歳」銘瓦当  時代:漢  地域:中国  場所:不明  形態:瓦
№18 緑釉男瓦       時代:漢  地域:中国  場所:不明  形態:瓦




ニ章  個性の爆発、漢半島  ー壮麗なる文様群ー




№24 蓮蕾文鐙瓦  時代:高句麗  地域:朝鮮  場所:平城酒岩山  形態:瓦
№25 蓮蕾文鐙瓦  時代:高句麗  地域:朝鮮  場所:平城平川里  形態:瓦
№24 蓮蕾文鐙瓦  時代:高句麗  地域:朝鮮  場所:平城東大院  形態:瓦




№31 単弁蓮華文鐙瓦  時代:古新羅  地域:朝鮮  場所:慶州  形態:瓦
№32 単弁蓮華文鐙瓦  時代:古新羅  地域:朝鮮  場所:不明  形態:瓦
№33 単弁蓮華文鐙瓦  時代:古新羅  地域:朝鮮  場所:慶州川北面 形態:瓦
№34 単弁蓮華文鐙瓦  時代:古新羅  地域:朝鮮  場所:慶州  形態:瓦




三章  仏教とともに、日本  ー奈良から東国までー




《法隆寺》《法起寺》《法輪寺》《薬師寺》《興福寺》《東大寺》《西大寺》などのパネル




《瓦の蒐集と弟子たち》《龍角寺の発掘》《日本の瓦②》などのパネル




№87 単弁蓮華文鐙瓦  時代:奈良時代中期  地域:群馬 場所:上植木廃寺 形態:瓦




№98  巴文鐙瓦   時代:鎌倉時代前期  地域:奈良  場所:海龍王寺?形態:瓦
№99  巴文鐙瓦   時代:鎌倉時代後期  地域:日本  場所:不明   形態:瓦
№100 巴文鐙瓦   時代:鎌倉時代    地域:奈良  場所:東大寺  形態:瓦
№101 巴文鐙瓦   時代:鎌倉時代    地域:日本  場所:不明   形態:瓦




「唐招提寺」のパネル




№106 「唐招提寺」銘鐙瓦  時代:江戸時代  地域:奈良 場所:唐招提寺 形態:瓦




№107 「唐招提律寺」銘字瓦 時代:江戸時代  地域:日本 場所:唐招提寺 形態:瓦




四章  色彩美がひかる ー鬼瓦もありー




№108 鬼瓦(模造)  時代:奈良時代中期  地域:奈良  場所:東大寺  形態:鬼瓦
№109 鬼瓦      時代:奈良時代中期  地域:奈良  場所:大安寺  形態:鬼瓦
№110 鬼瓦(模造)  時代:奈良時代中期  地域:奈良  場所:新薬師寺 形態:鬼瓦
№111 鬼瓦      時代;室町時代前期  地域:京都  場所:伝甕原離宮
                             (山城国分尼寺) 形態:鬼瓦




№117 蓮華文塼  時代:百済  地域:朝鮮  場所:羅州錦城山 形態:塼
№118 仏像文塼  時代:渤海  地域:朝鮮  場所:不明    形態:塼
№119 仏像文塼  時代:渤海  地域:朝鮮  場所:不明    形態:塼

観覧日:令和5年(2023)3月15日(水)


下古寺の桃源郷

2023年03月22日 | 花・鳥・風景


俗界を離れて別世界へと小川町下古寺の『桃源郷』へ今年も行ってきました。
桃源郷とは、現実には存在しない理想郷という意味合いから、今までは敢えてこの桃源郷のある場
所には触れませんでした。しかし、皆さんに知れ渡っていますし、地図にも載っていますので伏せ
たところで意味がないことなので今回は地名を入れてみました。
好天に恵まれた日曜日とあって多くの方が訪れていました。車は無論のことロードバイクの多いこ
と。狭い林道なのに・・・ここは別世界ですから言わずにおきましょう。

「シモコデラ」と言っている方がおりました。町外から来られた方なのでしょうね。
「下古寺」・・・「シモフルテラ」と読みます。地名の読み方って難しいですから。


































散策日:令和5年(2023)3月19日(日)

青いだるまの勝ち運神社「日本神社」を訪ねて

2023年03月21日 | 神社仏閣


国内で唯一日本の名を冠した神社である『日本神社』を参詣してきました。
日本と付くことから大きな由緒ある神社かと思いそうですが、旧社格が無格社であった小さな神社です。
しかし、小さな神社であるものの神社名と共に「青いだるま」で有名な神社
です。
「青いだるま」の起こりはは、本庄市がサッカー日本代表チームを応援する神社としてサムライブ
ルーの「青いだるま」を作り贈ったのが始まりと言われ、なでしこジャパンは見事優勝しそのお礼
として、贈られた青いだるまに監督・選手のサインが入れられて帰ってきたとのことです。
この話の前後にも色々な経緯があるようですが、そこまで触れると長くなってしまいますので簡単
な説明にしました。
そして今ではサッカー選手に限らずスポーツ関係者が必勝祈願で日本神社を訪れているそうです。
これはあくまで私的見解ですが 、 日本神社 ⇌ 日本 ⇌ 日本代表 といったこんな関係が
成り立つのではないでしょうか。

社 号:日本神社( にほんじんじゃ)
旧 称:桓武神社・合社様
御祭神:神武天皇
(じんむてんのう)
御神徳:武運、国土守護、災難除け ※武運・・・勝ち運
創 建:伝・延暦10年(791年)
社 格:旧無格社 
例 祭:10月17日  例大祭
指 定:なし
鎮座地:埼玉県本庄市児玉町小平1578(旧児玉郡児玉町)





「日本神社」参道はこの新井商店の脇から始まります
新井商店さんは【商店】とあるものの、現在はお店としては営業しておらず、日本神社の青だるまを展示
しているほか、ミニだるま・お守り・絵馬・御朱印などが置かれて販売されているようです。但し、土日
などの休日のみ開けられるようで、この日は平日ののため閉まっていました。




新井商店の角(参道入口)にある「日本神社 入口」の標柱と写真の看板




参道  【奉納 日本神社】と染め抜かれた神社幟が並んでいます




車がとまっている辺りに神社の社殿があるのかと思っていましたらさに非ず




ここから更に山道の石段を登っていきます




石段が続きます 体力のある人にはこの程度の石段(坂道)苦ではないのかもしれませんが・・・




やっと鳥居が見えました




「鳥居「と「社殿」




【日本神社 御由緒】
神社の歴史を読むと中々興味あることが記されています。
「無格社」というのはある意味では屈辱ですよね。
社名の改称に当り、例えば黒岩神社や稲荷神社とかにせず「日本神社」(明治14年〔1881)改称)としたこ
とには驚きです。
失礼な言い方も知れませんが、神社としては一番格下の無格社が”大きな神社が欲しい”という思いから、
大きな建物(社殿)ではなく最も大きな名である「日本」を名乗ったのですから驚きでもあります・・・
まあ、そのお陰で知名度は上がったようですが。
(現在、社格制度は廃止されています)




「社殿」
拝殿の左右の建物(覆屋)に境内末社が鎮座しています




ちょっとアップで




「狛犬」



「拝殿」
拝殿の幔幕には社紋である「左三つ巴」が入っています




日本神社と揮毫された「扁額」




拝殿に向って左側の建物(覆屋)には
右から 石上神社 駒形神社 天神社 白山神社 山上神社  の五社が鎮座




覆い屋に掲げられた日本神社の説明板




拝殿に向って右側の建物(覆屋)には
左から 琴平神社 黒岩神社 稲荷神社 稲荷神社 稲荷神社 櫻木神社 の六社が鎮座




沢山の「青いだるま」が奉納されています




右側の建物(覆屋)の外に鎮座する 八坂神社
なぜこの一社だけ外なのでしょうか ほかの神社より後から合祀されたのでしょうか?




拝殿を斜めから




「神楽殿」




「絵馬」は勿論「青いだるま」




「社務所」




拝殿前から鳥居方向を




登ってきた石段の坂道を見下ろして




石段を下り切った所から参道を

参詣日:令和5年(2023)3月15日(水)