四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

特別展「原市場村秘史―受け継がれる記録と記憶―」

2023年11月30日 | 企画展・見学会


飯能市市制施行70周年記念事業 特別展「原市場村秘史―受け継がれる記録と記憶―」
会 期:令和5年10月15日(日)~12月10日(日)
会 場:飯能市立博物館特別展示室・展示ホール(飯能市飯能258-1)

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昭和31(1956)年9月30日、原市場村は吾野村、東吾野村とともに飯能市に合併しました。令和8(2026)年で
合併から70年が経過します。
発掘調査で発見された埋蔵文化財をみると、この地では縄文時代早期後半から生活が営まれていたことが
わかります。また、江戸・東京で数多く使用された材木の生産地であり、その経路でもあった原市場村は
近世以降大きく発展を遂げました。近代以降の歩みについては、旧原市場村役場文書が飯能市立博物館で
所蔵されており、郷土研究会や行政による調査、『文化新聞』の記事に当時の生活の様子などが記録され
ています。
本展では「旧原市場村」に焦点を当て、地域に受け継がれる様々な「記録」と人々の「記憶」から歴史・
文化やその移り変わりについて紹介します。

                《チラシ「特別展 原市場村秘史―受け継がれる記録と記憶―」裏面から転載》
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を閲覧してきました。
原市場村は、明治22年(1889年) 町村制施行により、原市場村、赤沢村、唐竹村、上赤工村、下赤工村、
中藤村上郷、中藤村中郷、中藤村下郷が合併し高麗郡原市場村として成立しました。
展示は、縄文時代から昭和期まで年代順に8章で構成されています。展示品の数も多く紹介しきれません
ので、各章のトップパネルのみ(ほんの一部展示品も)の写真でご勘弁ください。



特別展の展示はここから始まります


第1章 黎明期の原市場
縄文時代から平安時代の出土土器を展示



左:茅山上層式土器(滝ノ下遺跡出土 深鉢破片6点)
右:諸磯a式土器(滝ノ下遺跡出土 深鉢破片6点)



渥美焼壺(秋葉神社境内出土)


第2章 原市場前史
赤沢村宗門人別書上帳、西光寺朱印状等展示


第3章 原市場村合併史
合併関係の書物展示



町村合併関係綴


第4章 明治・大正期の原市場
埼玉県入間郡原市場村役場 会議部会議録 原市場村条例 などの展示



第5章 赤沢の筏師 ~鹿戸富吉の語りを聞く~


第6章 地図で読み解く原市場


左:高麗郡原市場村略図   右:上赤工村絵図


第7章 昭和38年民俗資料緊急調査


第8章 石原の獅子舞
飯能市指定無形民俗文化財  獅子頭、獅子舞囃太鼓などを展示



コラム  原市場館チラシ

閲覧日:令和5年(2023)11月29日(水)

鎌北湖の紅葉

2023年11月29日 | 花・鳥・風景


鎌北湖(入間郡毛呂山町大谷木)へ紅葉を見に行ってきました。「湖」とあるものの農業用貯水池として
昭和10年に完成した人造湖です。
かつては土産物屋さんや食堂が営業していましたが、今はどこも営業していません。
それでも、紅葉見学の方がひっきりなしに訪れていました。
























散策日:令和5年(2023)11月29日(水)

埼玉縄文カード010 新宮遺跡出土土器

2023年11月28日 | エトセトラ

埼玉縄文カードの2枚目は、本庄早稲田の杜ミュージアム(本庄市西富田1011 早稲田リサーチパーク・コ
ミュニケーションセンター1階)で『埼玉縄文カード010 新宮遺跡出土土器』を頂いてきました。


本庄早稲田の杜ミュージアム【B 埴輪の世界』エリアに展示されている新宮遺跡出土土器(深鉢)


頂いてきた『埼玉縄文カード010 新宮遺跡出土土器』

カード入手日:令和5年(2023)11月25日(土)

埼玉縄文カード011 平遺跡出土土器

2023年11月27日 | エトセトラ

令和5年11月14日(火・県民の日)から令和6年1月14日(日)まで、埼玉県内の博物館・資料館等8館で
『埼玉縄文カード』を配布をしています。(他に歴史カードを配布している展示館が1館あります)
これは、埼玉県立歴史と民族の博物館の特別展「縄文コードをひもとく」(開催期間:縄文カード配布期
間と同じ)の関連事業のようです。詳細は省きますが、歴史と民族の博物館で配布の縄文カードを含む3
枚のカードを集めると特典カードがもらえるというものです。
全館の縄文カードを集めるつもりも、特典カードをゲットしようという気もありませんが、何枚かは手に
入りそうでしたので、まず第1弾として、「埼玉縄文カード 010」を配布している神川町多目的交流施設
内の神川町文化財展示室(神川町大字下阿久原1088)に行ってきました。神川町と合併する前の旧神泉村
地内にあるこの神川町多目的交流施設は廃校になった神泉中学校を改装した施設です。

  詳しくはこちらで 「埼玉縄文カード」を集めて、埼玉縄文博士になろう!


2014年に閉校した神泉中学校を改装して2018年4月1日にオープンした神川町多目的交流施設
学校の外観はそのまま残してありあります



展示室2 旧教室を改装して遺跡からの出土品等を展示しています
縄文カードはこの展示室2でいただけます



今回の訪問の目的は埼玉縄文カードを頂くことでしたし、時間もありませんでしたので展示の状況を見る
程度で終えてしまいました


 
展示を見ている途中もう一人の入館者がありました。草加市から来たようですが、草加といえば埼玉県の
東の端の方で、ここ神川町は西の端ですからかなりの距離があります(自身も草加市まで通った経験があ
りますので遠~いことはよく知ってます)そんな遠いところからと感心してしまいました。





縄文カードになった平遺跡出土の注口土器も縄文カードとともに展示されています


施設敷地内の冬桜が咲いていました。ここは冬桜の名所である城峰公園、桜山公園(藤岡市・旧鬼石町)
の近くですから、この辺りでも咲くのでしょう。



頂いてきた『埼玉縄文カード011 平遺跡』

カード入手日:令和5年(2023)11月25日(土)

ミニ企画展 本庄市の古墳2 旭・小島古墳群

2023年11月26日 | 企画展・見学会


本庄早稲田の杜ミュージアムミニ企画展 本庄市の古墳2
  旭・小島古墳群
会 期:2023年10月7日(土)~12月24日(日)
会 場:本庄早稲田の杜ミュージアム 交流広場(本庄市西富田1011)
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 旭・小島古墳群は、群としての価値が高く、地域的に特色のある遺跡として、昭和44年に埼玉県選定の重要遺
跡となっていますが、近代以前に消滅した古墳も多く、古墳の分布範囲や古墳群としての構成などは最近まで明
らかになっていませんでした。しかし、昭和50年代以降、区画整理などの開発に伴う発掘調査によって数多くの
古墳跡が発見され、徐々にではありますが、古墳群全体の姿が明らかになっています。新たに出土した遺物も多
く、当館で常設展示している遺物のいくつかも同古墳群の出土資料です。
 今回の展示では公開してこなかった出土資料を紹介するとともに、これまでに判っている旭・小島古墳群の全
体像を解説します。
          《『ミニ企画展 本庄市の古墳2 旭・小島古墳群』パンフレットから転載》
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を観覧してきました。


本庄早稲田の杜ミュージアム入口


ミニ企画展会場の本庄早稲田の杜ミュージアム交流広場


本庄早稲田の杜ミュージアムミニ企画展 本庄市の古墳2 旭・小島古墳群
はじめに   ※パンフレットと同じ文章です



№  資料名称  点数   出土古墳   所在地    年代
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1 土師器小型鉢  1  林6号墳    万年寺  古墳時代前期/4世紀
2 土師器坩    1  林6号墳    万年寺  古墳時代前期/4世紀
3 土師器坩    1  林13号墳    万年寺  古墳時代前期/4世紀
4 土師器直口壺  1  林14号墳    万年寺  古墳時代前期/4世紀
5 土師器坩    1  林19号墳    万年寺  古墳時代前期/4世紀
6 土師器直口壺  1  林21号墳    万年寺  古墳時代前期/4世紀
7 土師器壺    1  林21号墳    万年寺  古墳時代前期/4世紀



№ 資料名称   点数     出土古墳    所在地    年代
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8 土師器坩    1  万年寺つつじ山古墳 万年寺  古墳時代前期/4世紀
9 土師器坩    1  万年寺八幡山古墳  万年寺  古墳時代中期/4~5世紀
10 土師器坩    2  林8号墳      万年寺  古墳時代中期/4~5世紀
11 土師器坏    1  北浦1号墳     万年寺  古墳時代中期/5世紀
12 土師器壺    1  北浦1号墳     万年寺  古墳時代中期/5世紀



№  資料名称   点数   出土古墳     所在地    年代
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13 土師器坏    2  三杢山2号墳    万年寺  古墳時代中期/5世紀
14 円筒埴輪片   7  万年寺八幡山古墳  万年寺  古墳時代中期5世紀
15 円筒埴輪    1  上前原5号墳    小島   古墳時代前期/4~5世紀



№  資料名称   点数   出土古墳     所在地    年代
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16 武装人物埴輪片 9  三杢山8号墳    万年寺  古墳時代中期/5世紀



№  資料名称    点数   出土古墳     所在地    年代
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17 盛装男子人物埴輪 1  三杢山8号墳    万年寺  古墳時代中期/5世紀
18 盾持人物埴輪   1  三杢山8号墳    万年寺  古墳時代中期/5世紀
19 盛装男子人物埴輪 1  石上境墳      万年寺  古墳時代後期/6世紀



№  資料名称    点数    出土古墳   所在地    年代
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20 笑う男子人物埴輪  1  山の神古墳    小島  古墳時代後期/6世紀
21 双脚人物埴輪(台部)1  三杢山9号墳   小島  古墳時代後期/6世紀
22 円筒埴輪      1  前の山古墳    小島  古墳時代後期/6世紀



№  資料名称      点数    出土古墳   所在地    年代
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23 須恵器提瓶       1  旭・小島古墳群  ー   古墳時代後期/6世紀
24 須恵器平瓶       1  堂場7号墳    小島  古墳時代末期/7世紀
25 須恵器フラスコ型長頸壺 1  堂場2号墳    小島  古墳時代末期/7世紀
26 須恵器坏        2  開拓1号墳    下野堂 古墳時代末期/7世紀


№  資料名称      点数    出土古墳      所在地    年代
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27 石室石材(角閃石安岩) 1  小島御手長山古墳群  小島   古墳時代後期/6世紀



本庄市内の古墳は、旭・小島古墳群の古墳を含め何度か散策しておりますが、これは 
  20 笑う男子人物埴輪 が出土した山の神古墳で、すぐ隣には蚕影山古墳があります


9の 土師器坩  が出土した万年寺八幡山古墳ですぐ隣に万年寺つつじ山古墳があります


今回の「ミニ企画展 本庄市の古墳2 旭・小島古墳群』パンフレット
写真の古墳は、山の神古墳ですね

観覧日:令和5年(2023)11月25日(土)

講演会「群馬県地域における埴輪の受容と展開」

2023年11月25日 | 講演会・講座


「群馬県地域における埴輪の受容と展開」
 日 時:令和5年11月25日(土) 午後1時30分~午後4時
 会 場:早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター3階レクチャールーム1(本庄市西富田)
 講 師:加 部 二 生 氏(桐生市史編集委員会原始古代部会長)
 内 容:1. はじめに
     2. 特殊器台(型土製品・埴輪)研究の現状
     3. 芝根7号墳の史的位置づけ
     4. 中期首長墳埴輪におけるパラダイムの成立
     5. 人物埴輪の出現と形象埴輪の多様化
     6. 6世紀における埴輪生産流通体制の再編
     7. 群馬県地域における埴輪の終焉

を聴講してきました。



初めて聞く用語(言葉)も多数あり、知識に乏しい自身にとっては難しい内容でした。
2週間前の5月11日(土)には、この講演会の①に当たる「埼玉県における埴輪の受容と展開」が別の講師
によって開催されましたが都合で参加できませんでした。
なお、講演会前に「ミニ企画展本庄市の古墳2 旭・小島古墳群」を見学しましたので追って投稿したい
と思います。


聴講日:令和5年(2023)11月25日(土)

雀宮公園の紅葉

2023年11月23日 | 花・鳥・風景


  七代目松本幸四郎別邸跡地雀宮公園
歌舞伎の名優・七代目松本幸四郎の別邸跡地である雀宮公園。荒川沿いに位置し、多くの町民の憩いの場
として親しまれています。別邸「武州寄居町雀亭」を模した東屋や、もみじ橋のある園内は、四季をとお
して美しく、秋になると紅葉で真っ赤に染め上がります。100年の時を越えて、日中は紅葉と木もれびが
織りなすコントラスト、夜は幻想的にライトアップされる雀宮公園をお楽しみください。

                             《チラシ『雀宮の秋』裏面より》
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ということで今年も雀宮公園に紅葉を見に行ってきました。
雀宮公園は荒川に架かる正喜橋のすぐ下流左岸にあり、きれいに整備されています。
所在地は、埼玉県大里郡寄居町大字寄居643番地1です。
紅葉ライトアップは、11月23日(木・祝)~26日(日)の午後4時から8時まで 





























散策日:令和5年(2023)11月23日(木・祝)

歴史手帳と紫式部

2023年11月22日 | エトセトラ

吉川弘文館発行の『歴史手帳 2024』(1200円+税)を購入してきました。
手帳ではありますがスケジュール・日記帳として使うことはなく付録である【資料編】【図録編】が大変
役立つので購入しているわけです。ただし、内容は毎年ほぼ同じで、国宝・史跡一覧に新たに指定された
ものの追加がある程度ですから毎年購入というわけではありません。
この2024年版の表紙にかけられている帯の写真は『紫式部図(部分) 伝谷文晁筆』とあります。
紫式部といえば・・・来年2024年の 大河ドラマ『光る君へ』の主人公ですね。



それで気になったものですから過去6年の歴史手帳の帯を調べてみました。
帯に写真が入るようになったのは2020年版からのようで、2019年版以前は、「日記と歴史百科が一冊で
便利!」といった文字だけです。(2019年版、2023年版は購入していませんのでネットの写真を使わせ
ていただきました)

◆ 2020年版の帯の写真は、
   名物 ニッカリ青江脇差 (丸亀市立資料館蔵)
◆ 2021年版の帯の写真は、
   重文 太刀 薄緑(膝丸)(旧嵯峨御所 大本山大覚寺所蔵)
◆ 2022年版の帯の写真は、
   赤糸威鎧
◆ 2023年版の帯の写真は、
   金陀美具足
となっています。
2022年の「赤糸威鎧」は国宝で、畠山重忠が武蔵御嶽神社に奉納したと伝えられるものです。
 畠山重忠・・・昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に主役ではありませんが登場しています。
2023年の「金陀美具足」は今年の大河ドラマ『どうする家康』の主人公徳川家康が若かりしころ着けて
いた甲冑のようです。鎌倉殿の13人は全部視聴しましたが、この番組は見ていません。

と、今こうしてみるとここ3年は大河ドラマ関係の写真が使われていることに気付きました。
この調子でいくと2025年は「浮世絵」になりそうですね。

鬼太鼓座 和紙フェス2023 in 東秩父村

2023年11月19日 | まつり・イベント


埼玉県唯一の村・東秩父村の『道の駅 和紙の里ひがしちちぶ』を会場にして、11月18日(土)・19日
(日)の両日、「和紙フェス2023 in 東秩父村」が開催されましたが、2日目の本日行ってきました。
その主たる目的は20日(日)のみ出演の
  『鬼太鼓座』(おんでこざ)
の和太鼓演奏の見学でした。
鬼太鼓座は、1971年に結成されたプロ創作和太鼓集団で、合宿所がこの東秩父村にあることからこうした
村のイベントにも参加していますが、全国各地や世界各国で公演を行っています。
令和元年11月9日(土)に皇居前広場で行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」の第2部祝賀式
典でオープニング振れ太鼓をこの鬼太鼓座が行いました。



久しぶりに展望台まで登ってみましたが、そこらじゅうガタが来ていますのできつかった・・・
この写真に写っている鉄製の階段はだいぶ前から使えない状態になっていますし、山道の階段も点
検中(地震の影響か?)ということで立ち入り禁止ですので、普通の山道を登って


展望台の建物へは立ち入り禁止となっています。建物の横から『道の駅 和紙の里ひがしちちぶ』を
撮ってきました。


ランタン ランタンナイトは昨日18日(土)だけでした


定刻の午後2時から鬼太鼓座の演奏が始まりましたが、前半はお客さんに太鼓を開放して、叩き方
などを教えてくれました


後半は座員による演奏です
すごい迫力とテクニックはさすがとしか言いようがありません  あとは写真のみで



















見学日:令和5年(2023)11月19日(日)

シンポジウム「6世紀の東国史と埼玉二子山古墳 ー最新成果から描く継体朝前後の東日本ー」

2023年11月18日 | 講演会・講座


特別史跡埼玉古墳群シンポジウム
6世紀の東国史と埼玉二子山古墳
 ー最新成果から描く継体朝前後の東日本ー

日時:令和5年11月18日(土) 10:00~17:00(開場9:00)
場所:行田市文化センター「みらい」 文化ホール (埼玉県行田市佐間3丁目24-7)
主催:埼玉県立さきたま史跡の博物館・行田市教育委員会・埼玉考古学会
開催趣旨:
 埼玉古墳群二子山古墳の発掘調査成果を広く公開するとともに、埼玉二子山古墳と同時期に造られた
今城塚古墳(大阪府高槻市)や断夫山古墳(愛知県名古屋市)の最新の発掘調査結果を紹介します。ま
た、文献史料の研究成果も取り入れ、広い視野から埼玉二子山古墳が築かれた時代について考えます。
                      
                              《チラシ裏面の開催趣旨を転載》
内容:
  開会挨拶 栗岡 眞理子 氏(埼玉県立さきたま史跡の博物館長)
  開催趣旨 若狭 徹 氏(明治大学文学部教授)
  講演①  「埼玉古墳群の中の二子山古墳-最新の調査成果から-」
         ナワビ 矢麻 氏(埼玉県教育局文化資源課主任)
  講演② 「大王墓 今城塚古墳の実像-最新の整理成果をもとに-」
         今西 康宏 氏(高槻市立埋蔵文化財センター学芸員)
  講演③ 「断夫山古墳、尾張連氏とその周辺」
        早野 浩二氏(愛知県埋蔵文化財センター調査研究専門員)
  講演④ 「埼玉二子山古墳の墳丘とその意義」
         城倉 正祥 氏(早稲田大学文学学術院教授)
  講演⑤ 「6世紀前半の倭王権と東国豪族」
        河内 春人 氏(関東学院大学経済学部准教授)
  講演⑥ 「古墳からみた継体朝期の東国像」
        若狭 徹 氏(明治大学文学部教授)
  総合討議「6世紀の東国史と埼玉二子山古墳」
        コーディネータ:若狭 徹 氏
        パネリスト:講演者全員、藤野 一之 氏(埼玉考古学会・駒澤大学文学部講師)
  閉会挨拶 (行田市教育委員会)
に参加してきました。
途中2回の休憩を挟んでではありましたが、40分の講演が6本、総合討議は90分という長丁場でした。
古墳はよく訪ね歩いていますが、ただ単に「これは大きな前方後円墳だ!」、「石室が開口しているぞ」
といった程度の知識しか持ち合わせていませんので、正直、難しい内容のお話ばかりでした。さらに継体
朝との関係もあり、いかに知識不足かを痛感した次第です。



シンポジウム会場の看板


今回のテーマでもある二子山古墳 墳丘長132.2mとされる埼玉二子山古墳は、古墳時代後期の東国では
七輿山古墳(群馬県藤岡市)に次ぐ前方後円墳で、埼玉県では最大の規模を誇ります。
既に何度か訪ねており写真もあるのですが、シンポジウム開始前にあらためて訪ねて撮ってきた写真です。


今回のシンポジウムに登場する東国最大の七輿山古墳(国指定史跡・墳丘長145m) 近くではで全体の
写真が撮れませんので少し離れたところから撮ってみましたがやはり全体は入りませんでした。



シンポジウム資料(¥500) 購入は任意ですがほとんどの方が購入していました。
壇上での講演はありませんでしたが、藤野一之氏(埼玉考古学会・駒澤大学文学部講師)の「二子山古墳
出土土器からみる6世紀の葬送儀礼」が紙上報告されています。


聴講日:令和5年(2023)11月18日(土)