四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

道の駅めぬまのバラ園と荻野吟子

2019年05月16日 | 花・鳥・風景


好天と花の便りに誘われて、今季もまた埼玉県熊谷市弥藤吾(旧大里郡妻沼町)の『道の駅めぬま』のバラ園に
バラの香りを楽しみに行ってきました。




非常に沢山の方が訪れており、駐車場所を確保するまでにだいぶ時間を費やしました。




『道の駅めぬま』の大きな石碑
道の駅めぬまの文字の左側に【公許女医第一号吟子桜の苑】とあります
荻野吟子は旧妻沼町(元俵瀬村 → 現在・熊谷市大字俵瀬)の出身です




定番になってしまいましたがこのアーチからバラ園に




一番の見ごろだったようです


















バラ園(めぬまアグリパーク)の南東部に建つ『荻野吟子像』
桜の季節は過ぎましたが「吟子桜の苑」は像の背後にあります




荻野吟子女史は「埼玉ゆかりの3偉人」のひとり
他の二人は、「渋沢栄一」と「塙保己一」ですが、ここにきて渋沢栄一が一気に話題の人となっています。






渡辺淳一著『花埋み』
1970年(昭和45年)8月30日発行の初版本の単行本
荻野吟子の一生が描かれた作品です
発売直後に購入して読みました 既に48年強の歳月が経ちました
この本により初めて荻野吟子という人物を知りました。いわゆる免許を得た最初の女医であることも知りました。

つい数年前までは他の書物と共に本棚に並んでいたのですが、断捨離で本棚を整理し、本はすべてダンボール箱
に詰めてしまっていましたので、この『花埋み』の写真を撮るだけのために、段ボール箱を片っ端から開ける羽
目になりました。

それまで日本最初の西洋医学の女姓産婦人科医と言えば「オランダおいね」(楠本いね)という認識でした。
それは丘みつ子さんが「おいね」を演じた連続ドラマを観ていたためです。
しかし、おいねは「医業開業試験」を断念したことから、正規な(免許のある)女医の1号とはなりませんでした。




バラの香りを楽しんだ後は、同じ市内の俵瀬(元幡羅郡俵瀬村 → 旧妻沼町)にある
「荻野吟子生誕之地」(熊谷市指定文化財記念物(史跡))へ行って来ました。






『荻野吟子女史像』と顕彰碑『荻野吟子女史之碑』




『荻野吟子記念館』
私以外にも何名かの方が訪れていました
三田佳子さんが舞台で荻野吟子を演じたときの衣装などが展示されていました。像の衣装と同じものです。




利根川の堤から荻野吟子生誕の地跡を

散策日:令和元年(2019)5月15日(水)