令和6年度年度第1回企画展
鏃のうつりかわり in かみかわ
会 期:令和6年8月8日(木)~10月31日(木)
会 場:神川町多目的交流施設 文化財展示室2(児玉郡神川町大字下阿久原1088 神泉総合支所敷地内)
主 催:神川町教育委員会 生涯学習課
を観覧して来ました。
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はじめに
神川町には、国指定重要文化財の金鑚神社多宝塔をはじめとして数多くの文化財が残されています。また、町
内に所在する遺跡の数は、県内屈指です。これらの文化財は私たちの先祖が営んできた生活の証であり、後世へ
と受け継いでいかなければならないものです。
本企画展では、矢の先端に付けられた鏃に焦点を当て、鏃が使用されるようになった縄文時代から古代までの
町内から出土した鏃を展示いたします。鏃の材質や矢の標的となった対象の変化について展示を通して知ってい
ただければと思います。
令和6年8月
《展示室に掲示の「はじめに」から》
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観覧者名簿に住所氏名を記入して入室です
「展示室内撮影可能です! SNS等で拡散してね!!」 とありますので拡散するのが使命と思い!
展示室 壺や甕などは常時展示されているようです
鏃(やじり)などはショーケースに納められ展示されています
壁面には沢山の解説・説明文が・・・
鏃とは?
鏃とは、矢の先端に付けられいて、対象物に突き刺さる部分のことです。いしで造られた石鏃、
動物の骨で作られた骨鏃や金属で作られたものを銅鏃や鉄鏃と呼び、様々な材質の鏃が作られまし
た。
石鏃(せきぞく)と石鏃の形説明文
石鏃の形は基部の形で分類され、平らなものを平基鏃(へいきぞく)、抉りのあるものを凹基鏃
(おうきぞく)、基部が突起するものを凸基鏃(とつきぞく)
石鏃 池田遺跡出土 縄文時代
有孔磨製石鏃 南塚原53号墳出土 弥生時代
鉄鏃(てつぞく)展示ケース
右:鉄鏃 海老ケ久保遺跡出土 古墳時代前期
左:鉄鏃 南塚原40号墳出土 古墳時代後期
右:鉄鏃 南塚原10号墳出土 古墳時代後期
左:両頭金具 南塚原10号墳出土 古墳時代後期
鉄鏃の出土状況 (南塚原10号墳)
靫形埴輪(ゆきがたはにわ) と 靫形埴輪片
靫形埴輪 諏訪ノ木古墳出土 古墳時代後期
※靫・・・矢を携行する時に用いる矢入れ
靫形埴輪片 左: 南塚原26号墳出土 古墳時代後期 右:北塚原9号墳出土 古墳時代後期
皀樹原遺跡(さいかちはら)遺跡 と 古代の鏃 解説文
皀樹原遺跡の写真
古代の鏃 (ケース上段) ※古代・・・奈良・平安時代
鉄鏃 左:愛染遺跡出土 古代 中:観音院南遺跡出土 古代 右:中道遺跡出土 古代
企画展「鏃のうつりかわり in かみかわ」 展示解説パンフレット
観覧日:令和6年(2024)8月23日(金)