日本では7人に1人の子供が
貧困水準にあるとのことです。
海外ではハッキリと
富裕層・中間層・貧困層と
居住エリアが分かれていて
貧困層の暮らしは大変なのですが
同じぐらいの生活水準の地域なので
子供たちは劣等感や
自己否定感を感じることが少ないようです。
一方、日本の公立学校では
各層が混在しているため
貧困層にある子供が
富裕層や中間層の子供と比べたり
いじめられたりして
劣等感や自己否定感を感じていることがあるそうです。
加えて
日本では良くも悪くも
生活保護制度があり
貧困化しても何とか生活はできるとしても
地域社会と遮断してしまい
孤立化してしまうケースもあるようです。
若い頃は貧しくとも
大人になって経済的に豊かになれる
可能性はあると思いますが
40・50代以降と中年になるほど
難しくなるかも知れませんね。
ただお金では測れないのが
精神的な貧しさや豊かさです。
お金持ちでもゴミ屋敷の中で
孤独死してしまう老人もいます。
稼ぎが多くても
仕事やプライベートで
ストレスを溜め過ぎて
酷いと死に至る人もいます。
日本では戦後の貧しさから30年後の
1970年代の後半に
一億総中流を達成しました。
そのぐらいから
少しずつ個人主義・自由主義が進行して
30年後の2000年代半ばに
小泉改革によって
新自由主義が導入されました。
そのぐらいから加速して
地域コミュニティが分解し始めました。
2010年代の
第二次安倍政権では完全に
欧米型の格差や分断が進行したようです。
2020年代の日本の貧困問題は
ますます精神的な貧困と
地域コミュニティ崩壊による
孤立化が浮き彫りになるのかも知れません。
どうやって貧しくとも
心が折れないように
自立と相互扶助の調和した
健全な生活を送ることが出来るのか?
超高齢化が進行する日本で
今後考えさせられる問題ですね。
まだ余裕のある間に
お金持ちになるというよりも
経済的に困らないように心掛けて
自立力と相互扶助力を
高めて行きたいものですね。
運も良くなります。