英米では1989年の
ベルリンの壁が崩壊した頃に
情報化社会に転換したと言われるようです。
信じられないかも知れませんが
当時の日本はバブル景気の絶頂期で
英米以上にテクノロジーが進んでいました。
1991年にソ連が崩壊して
1993年から日本もバブル景気が
本格的に弾けました。
就職氷河期と言われ始めたのも
その頃でした。
米ソ連戦を勝利したアメリカは
1980年代から始まった
レーガンの改革に加えて
1990年代は
新自由主義を推し進めました。
民営化・グローバル化・規制緩和などです。
この波に情報化社会が連動して
アメリカ国内の株価は急上昇しました。
やがて1990年代後半のアメリカは
ITバブルが席巻しました。
もちろんイギリスや日本をはじめ
世界中に影響を与えました。
アメリカ(イギリスも)では
ITバブルに浮かれながら
情報産業や金融業は盛況でしたが
旧国内産業(主に製造業)の仕事は
グローバル化や規制緩和によって
海外に流失しました。
この現象によって
米国内の製造業などに携わる人達が仕事を失い
シリコンバレーやウォール街の人達との間に
格差と分断が広がりました。
2000年代になっても
新自由主義の波は衰えず
格差と分断の社会を押し広げて行きました。