生きる苦しみ

２５００前に王子様として生まれた

若き日のお釈迦さまは悩んでいました。

 

何不住ない立場でありながら

生きる苦しみに悩んでいました。

 

出家し紆余曲折を経て

悟りに至りました。

 

人はなぜ苦しむのか？

 

この世は「諸行無常」だからだと気づいたのでした。

 

ゆえに

本来、無常である何かに

心（我欲）が執着すると

苦しみに囚われるのです。

 

お釈迦さんは苦しみの源である

心（我欲）を「無」にすることを説きました。

 

無心・無我の境地に入ると

穏やかな涅槃（ねはん）のという

天国の世界に行けると言われます。

 

ここで問題は

苦しみから逃れるために

身体を滅すれば

心を無にすることが出来ると

錯覚してしまう人がいることです。

 

結論から言うと

それはできません。

 

心身はひとつですが

霊魂（命）という本質の存在があり

自殺してしまうと

低いレベルで残ってしまう（地縛霊）と言われています。

 

この世に生まれてくるということは

因果応報で心身に魂が宿り

この今生は

魂を磨くために役割があるようです。

 

「楽は苦の種・苦は楽の種」

「苦難は幸福の門」

「禍福は糾える縄の如し」・・・と言われますが

 

心の執着に気づき手放すと

苦しみから逃れられ

苦しみに感謝できるようになると

苦楽が一体化して魂が向上します。

 

ちょっと難しいかも知れませんが

神道や仏教は

その辺のところを解説してくれています。

 

生きる苦しみを超越できると

幸福になり運が良くなります。