春夏秋冬と季節が巡るように
世の中も社会も巡りますね。
思えば平成元年は西暦1989年のスタートで
バブル経済絶頂期の頃ですね。
戦後から15年を経て始まった高度経済成長から29年目で
翌年の1990年から株式市場からバブル崩壊が始まります。
いわゆる就職氷河期と言われる現象は1993年からなので
それまではバブルの余韻が残っていました。
ジュリアナ東京なんて言うのも流行っていましたね(笑)
社会心理は約15年で季節が巡ります。
戦後から15年間の復興を春とすれば
高度経済成長からその15年後の1975年は、二度のオイルショックに挟まれていますが
物質的には豊かになり、一億総中流になりました。
これは夏に当たりますね。
その15年後の1990年に向かって秋を過ごしました。
80年代後半からのバブル経済の興隆は
戦後の総決算で最後の収穫の時期だったようですね。
そして2005年ぐらいまでの15年間、冬の時期を迎えました。
振り返ればバブル経済絶頂期から始まった
平成という時代の前半は
戦後の復興から築き上げてきたものが
満開の花を咲かせ熱狂し
ハラハラと散る中で酔っ払い、踊り狂い
退廃・滅亡して行く時代でした。
阪神大震災・地下鉄サリン事件・女子高生ギャルブーム・山一証券の金融機関の経営破綻
音楽プロデューサーブーム・大手小売業の経営破綻・ITバブル・ミレニアム・小泉改革の始まり・・・など
様々なことがありました。
そして本格的なパラダイムシフトに向かって
平成時代の後半戦が始まったのでした。