資本主義の解釈のひとつとして
個人の利益を追求することとすると
物質やお金を資本として
所有することと解釈することがこれまでの時代でした。
もちろんこれからまだまだ旧来の資本主義の考え方も続きます。
ところが面白いことには
有り余るほどの富を所有しながら
幸せでない人たちが増加しているのです。
もちろん貧困で幸せでない人たちもいます。
この20年で欧米では「幸せとは何か?」という問題に取り組む
心理学者も増えてきました。
「幸せかどうか」は精神(心)の領域ですね。
もちろん大昔から、精神の研究はされていました。
哲学や宗教などがそうですね。
それに伴い科学やテクノロジーも発達して来ました。
「お金」という便利な制度も人間は構築して来ました。
便利なものや、お金を多く所有することが
「幸せなこと」と考えるようになって来ました。
家族や身体の健康も、物やお金を所有する感覚で解釈する傾向もあります。
人が便利になるために作り上げた、物や制度に
心を奪われて行くようになりました。
そしてなぜか、多くを所有する勝ち組と
貧乏な負け組とのプロパガンダにより
幸せを感じる感性が鈍くなって来ました。
幸せはなるものではなく、気づくものだからです。