大正時代から昭和初期の頃は
不況も厳しく、庶民は貧しい時代を過ごしていました。
その中でもお金持ちのお坊ちゃまで
高い教育を受けることができながらも
学校を出てからも働きもせず
家でゴロゴロしている人達は高等遊民と呼ばれていました。
現在でいうところのニートですね。
生活力はありませんが、親の援助で食べて行けるからですね。
日本は世界一物質的に豊かな国なので
ニートや引きこもりが増えるのも致し方ないことかも知れませんね。
ある意味、ニートや引きこもりが増えるのも
平和だからかも知れません。
昭和初期はその後、不況脱出のために戦争に活路を見出しました。
その時代は政治や経済や戦争はセットでした。
果たしてこれだけ武器の発達した現在
先進国同士の戦争は起こるのでしょうか?
それでも小さい武力闘争は起こるかも知れません。
戦争よりもまだ高等遊民が多い方が、良い国の状態なのかも知れませんが
養ってくれる親御さんも、いくら高齢化社会と言いながらも
いつまでも元気な訳には行きません。
生活保護制度も見直しに入って来ています。
やはり高等遊民よりも働く方が、精神衛生上よいかも知れませんね。
運も良くなります。