Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

(2016年)第85回全日本フィギュアスケート選手権男子SP

2016年12月23日 21時38分02秒 | スポーツ

 第85回全日本フィギュアスケート選手権(2016)、男子ショートプログラム。スポーツナビテキスト実況はこちら
 フジテレビで生中継開始前に放送されたのは2人。

友野一希 SP:67.63(6)
 ベートーベン「運命」「The Fifth」♪ 黒と紫。3回転フリップの着氷でつまったのでトウループは2回転でおさめる。3回転ループはややこらえた。ダイナミックな動きのステップは彼らしさが出ている。

山田耕新 SP:51.16(25)
 「真夏のカルメン」♪ 紫の金糸飾り付きジャケット。会社員として働きながら競技を続ける選手。ラテンらしい曲調にのって、トウ・トウ3-3を下り、、3回転ルッツとダブルアクセルは膝を深く曲げてこらえた。スピンの回転がやや安定せず、回転速度もあまり速くない。このあたりは、練習時間で練習に専念できるスケーターたちと差がついてしまうところ。
 それでも達成感の顔でフィニッシュ。

 第3グループから生中継。
<第3>
須本光希 SP:60.97(12)
 「雨に唄えば」♪ ブルーグレーのベストとタイ。なめらかで端正なスケーティング。ダブルアクセル、ルッツ・トウ3-3、3回転フリップと下りる。動き全体に品があって、素敵なスケーターになりそう。

三宅星南  SP:61.96(11)
 「Caravan」♪ 鮮やかな黄色のジャケット。前に見たときからまた背が伸びたかな? トリプルアクセルは転倒したが、ルッツ・トウ3-3、3回転ループは大丈夫。元気よく動いていた。

島田高志郎 SP:62.66(10)
 「アート・オン・アイス」♪ ブルーに白のジャケット。身長ばかりが伸びる時期で、細い体を大きく動かす。3回転フリップでステップアウト、3回転ループに2回転トウループをつけてリカバリー。スケーティングの伸びやかさがいい。

鎌田英嗣 SP:54.53(20)
 「禿山の一夜」♪ 赤と黒。今年だけで2回の骨折があったが、乗り越えてきた。ダブルアクセル、トウ・トウ3-3、ルッツが2回転に。懸命にステップを踏む。

鎌田詩音 SP:39.81(29)
 「ルパン3世」♪ 緑のジャケット。ルパンのセリフから軽快に滑り出す。3回転フリップ転倒、ルッツが2回転に。途中でジャッジに花をあげる仕草、ノリノリのステップで魅了した。

本田宏樹 SP:49.23(27)
 「ブエノスアイレス」♪ 赤に黒の模様シャツ。サルコウ・トウ3-2、後半ダブルアクセルと頑張る。丁寧なステップ。

<第4>
川原星 SP:60.47(13)
 「タンゴ・デ・ロス・エクシラドス」♪ 黒に赤を重ねて。軸の細いトリプルアクセルを決めたが、次のループが2回転に。その後落ち着いてルッツ・トウ3-2を決める。タンゴらしい動きのステップは悪くない。

鈴木潤 SP:66.17(8)
 「ディメンティア」♪ エナメル風の黒。体の動きをとても効果的に使って、音楽の世界観を表現しながら始める。トリプルアクセルは片手をつき、フリップ・トウ3-3はこらえた。きれいな姿勢のスピン、テンポが速くなった終盤のステップも音によくのっていた。

宇野昌磨 SP:88.05(2)
 「バイオリンと管弦楽のためのファンタジア」♪ 紫の濃淡。エッジをしっかりと見せる動きから、4回転フリップはステップアウト、4回転トウループ転倒。シットスピンに難しい回転から入ったり、工夫も。イーグルからのトリプルアクセルは美しい流れでクリムキンイーグルにつなげた。
 ステップは、いつもながら見事。得点を見てほっとした笑顔。

無良崇人 SP:90.34(1)
 「ファルーカ」♪ 白に黒でフリンジ。フラメンコのリズムにすっと乗っていく。4回転トウループ、トリプルアクセル、鮮やか スピンの姿勢もきちっと取れている。ルッツ・トウ3-3をびしっと決めると、パーカッションにのせたステップは踊りを見るよう。足がよく動いていて、ほれぼれする。この人がステップで惹きつけるスケーターになるとは
 自己ベスト更新

佐藤洸彬 SP:72.01(5)
 「シルク・ド・ソレイユ」より「トーテム」♪ 緑と紫で孔雀の模様。トリプルアクセル、3-3と決まって波にのる。前よりスケーティングや身のこなしがきれいになって、ステップも表現の面白さだけでなく、足元の動きでも見せられるようになった。
 シーズンベスト

吉野晃平 SP:55.23(19)
 「A Thousand Years」♪ ブルーのシャツ。3回転ルッツは転倒したが、フリップ・トウ3-2、イーグルとターンからのダブルアクセルを決める。丁寧なステップとスピンで、柔らかな曲の余韻をかみしめるようにフィニッシュ。

<G5>
日野龍樹 SP:78.65(4)
 「アルメニアン・ラプソディ」♪ 黒、シルバーの飾り。高さのあるルッツ・トウ3-3、トリプルアクセルの入り方はとても自然で余裕があった。スピンの姿勢も安定していて回転速度もいい。時折笑顔を浮かべながら、3回転ループを決めるとガッツポーズ。
 全体に流れがよく、滑り込んできたのがわかる。終わって喜びの雄たけび。

佐上凌 SP:53.27(23)
 「シルク・ド・ソレイユ」♪ ワインカラーと黒。ルッツ・トウ3-3はしっかり決まったが、3回転フリップで転倒。基本に忠実なスケーティングで、スピンもわりときれい。

本田太一 SP:63.87(9)
 「コットン・アイ・ジョー」ほか♪ 白シャツに黒系ベスト、ワインカラーのパンツ。襟元をちょいとつまむポーズから、3回転フリップ、トウ・トウ3-3ときれいに決めていく。以前JGPで見たときよりもスケートがよく伸びるようになって、安心感がある。後半のダブルアクセル、西部劇風の振付でステップでも会場を沸かせた。

田中刑事 SP:85.68(3)
 「ブエノスアイレスの春」♪ 黒と赤でVネック。しなやかな動きで滑り出し、4回転サルコウに挑んでステップアウト。しかしトリプルアクセルをきれいに下りてすぐ振付に移り、終盤のフリップ・トウ3-3も鮮やか。
 ステップでは激しい動き、緩急をつけた動き、エッジにしっかり乗ることによって見せる動き。色気を感じさせるカッコよさ。

中野耀司 SP:60.25(14)
 「ティコティコ」♪ ピンクのフリル。トリプルアクセルは転倒したが、トウ・トウ3-3、3回転サルコウはきれいに下りた。ラテン系の曲でたくさん手拍子をもらいながら、元気よくステップ。全体に愛嬌がある感じ。シーズンベストに喜ぶ。

中村優 SP:66.96(7)
 「Feeling Good」♪ グレーに白の模様シャツ。ゆったりした動きから、トリプルアクセルを一瞬曲がりかけたが上手く下りる。フリップ・トウ3-3はセカンドがちょっとぎりぎりになってやや乱れ、3回転ループもステップアウト。
 フライングシットスピンに入るジャンプが高い! キャメルスピンはややふらついてしまった。細かいターンがうまく音と合うステップ、最後は少し色気のある振付でフィニッシュ。

 結果、トップに立ったのは無良、優勝候補筆頭の宇野がまさかの2位スタートとなったが差は大きくない。3位に田中、4位日野、5位佐藤、6位友野。ここまでがフリー最終グループ。
 7位中村優、8位鈴木潤、9位本田太一。島田、三宅、須本のジュニア勢も10~12位に入ってきた。
 フリーはどんな戦いになるのか 明日が待ち遠しい


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 30人は多い? | トップ | (2016年)第85回全日本フィ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿