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Teiより前の“元祖・がらがら声”といえばこの人。なんて言ったらファンに殴られそうだが、この声が何とも魅力あるのだ。音楽的にはR&Bで、黒人っぽいと言われているようだ。
このアルバムは1st。すでに3rdまで出ているが、私にはこのアルバムの印象が一番強い。「Like A Movie」のタイトルどおり、全部の曲にモチーフとなった映画のタイトルが添えられている。大ヒットになった「アンデナヨ(ダメですか、という意味らしい)」は、「花様年華」がモチーフ。映画をイメージしながら聴くと、歌詞の意味はわからなくても、なんだか情景が浮かんでくるような気がする。他に使われている映画は「ブエノスアイレス」「春の日は過ぎ行く」「25歳のキス」など。発声はちょっと演歌っぽいくらいソウル系。力が入ると“うなり”も入る。英語の歌も表現力ある。
韓国のMVは短編映画かと思うくらい凝って作る事があるが、「アンデナヨ」も映画みたいだった。仲良し女子高生二人が住む下宿に、新任の教師(若い男)が越してくる。密かに憧れる内気な女の子。もう一人の活発な子は、無邪気に教師への好意を表す。それを自分への愛と勘違いした教師は本気で活発な子を好きになるが、ふられてしまう。自棄酒をあおる彼を見て、自分の気持ちに気づいてもらえない悲しみのあまり、内気な子は入水自殺を図る。助かったけれど心を病んでしまった彼女と、ようやく彼女の気持ちに気づいて後悔する教師・・・。このMVをテレビで見たとき、ストーリーに夢中になってしまい、曲も歌手の名前も全然記憶に残らなかった。それって、MVとしては本末転倒なんじゃないだろうか、、、
Wheesungが売れてから作られたもう一つのバージョンは、パブで歌うWheesungをじっと見つめる女性。このほうが普通、だよね。ちなみに、Wheesungには漢字で輝星とあてるらしい。スターらしくてカッコいいぞ。
このアルバムを知り合いに紹介したら、すごく気に入ってくれた。それはいいのだが、メールで「アンデナヨ」がなんとか、と書かれて、その頃韓国語がわからないのはもちろん、ハングルも全く読めなかった私は、「アンデナヨって何?」と質問してしまった。紹介した本人が曲のタイトルも知らないなんて・・・と、その人には思いっきり呆れられてしまった。今でもタイトル、歌詞と全然わからないままに聴いている。わかるようになったら感じ方がどう変わるか、ちょっと楽しみかも。
フィソン1集-Like A Movie @YesAsia.com
Wheesungが現れていなかったら、
きっとTeiのデビューはもっと、遅れていたでしょうね。
韓国ポップスにあまり、詳しくないわたしにも衝撃だったです
「あんでなよ」に別バージョンのMVがあったのは知らなかった
2集がすごく売れて、一躍トップになったけど、
密かに1集もわたしの友達の間では人気が高いようですよ
このあいだ出した3集は、本人には気に入らない出来だったようで
そのあたりの、妥協を許さないプロ根性も、いいのでしょうね~