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GP・NHK杯アイスダンス・フリー

2018年11月11日 13時25分57秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2018第4戦NHK杯アイスダンス・フリージャッジスコア)。

<G1>
小松原美里/ティm・コレト SD:59.40(9) FD:94.87(8) 合計:154.27(8)
 「Une histoire d'amour(ある愛の詩)」♪ 紫、黒。フランス語の女性ボーカルにのって、表情豊かに滑る。ツイズルを上手く合わせ、スピンやリフトも安定。ワンフットステップもスピードがあったし、曲調が明るくなるところでのステップでは自然と手拍子が起こった。ミスらしいミスはなく、いい演技

アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキーチン(ウクライナ) SD:60.20(8) FD:93.02(9) 合計:153.22(9)
 チャップリン・メドレー♪ 黒、白シャツにサスペンダー。ワルツに乗って軽やかに、ツイズルの間に軽くリフトしたり、スピンを組み替えるとき女性が観客にアピールしたり。クリムキンイーグルの姿勢でリフトなど、難しいこともさりげなく。

アナスタシア・スコプツォワ/キリル・アリョーシン(ロシア) SD:64.53(6) FD:95.43(7) 合計:159.96(7)
 マイケル・ジャクソン・メドレー♪ ギターと女性ボーカルで。お腹を見せる紺、鋲付の黒ジャケ。女性の髪形が高いところからの編みこみお下げ、動くとぶんぶん。ワンフットステップの一歩がよく伸びる。「男性が片足の状態で持ち上げるリフトが難しい」と解説・宮本賢二さん。

ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス) SD:63.91(7) FD:113.29(2) 合計:177.20(4)
 「Bad Girls」「On the Radio」♪ ブルー。70年代ディスコサウンド(ドナ・サマーとかアース・ウィンド・アンド・ファイヤーとか)で、ジャッジ前でアピールするコレオステップから。スピードにのったワンフットステップ、ローテ―ショナルリフトの回転が速い。カーブリフトは女性が足を男性の肩に引っ掛けて逆立ち姿勢。コレオスライディングで最高潮
 高得点に大喜び

<G2>
カロラーヌ・スシース/シェーン・フィラス(カナダ) SD:66.01(5) FD:103.83(5) 合計:169.84(5)
 「Earned It」「Dirty Diana」♪ 紺、黒ジャケ。ロック系の曲でシャープな動き。四大陸のころとかなり印象が違う?!

王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) SD:66.27(4) FD:101.69(6) 合計:167.96(6)
 「Meant」♪ 黒、深緑。長身の男性の膝に乗ると高々と上がる感じで、男性も片足で「難しい」と宮本さん。ツイズルがきれいに合った。女性を少し振り回してから肩に乗せたり、全体に迫力がある。

レイチェル・パーソンズ/マイケル・パーソンズ(アメリカ) SD:69.07(3) FD:109.57(3) 合計:178.64(3)
 「To Build A Home」♪ グレーがかったブルー。女性はBioに身長160cmとあるが、もう少し大きいような 男性が172cmなのであまり差がないように見えるが、リフトに苦労している感じはない。シット姿勢など低い姿勢で巧み。ペアスピンのポジションがきれい。コレオステップはジャッジに近づいてくるカップルが多い中で、先にジャッジ前に行ってから離れていく形。

ティファニー・ザゴルスキー/ジョナサン・ゲレイロ(ロシア) SD:75.49(1) FD:107.56(4) 合計:183.05(2)
 「Blues for Klook」♪ 黒。高橋大輔の名プロに使われたこの曲で、日本で滑る。カーブリフトからステーショナリーリフトに続けたところで男性が片足。「スピンを人を持ち上げてするようなもの」と宮本さん、よくわかる! ツイズルで男性が一瞬ふらついたが上手くまとめる。女性を男性の体から離すようにホールドするローテ―ショナルリフトは「体を離していると速く回転できないので難しい」と宮本さん。

ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) SD:70.71(2) FD:113.92(1) 合計:184.64(1)
 「Trampoline Theme」♪ 黒白グレー。丁寧なツイズルがぴったり合って、イーグルに乗せるカーブリフトがきれい。「このカップルはイーグルとイナバウアーが得意」と宮本さんが言う通り、二人が重なってイーグルを見せるつなぎがカッコいい ペアスピンに入るところで、離れかける男性を女性がつかまえるようにする振付など、全体に情感豊かで素敵。
 と思ったら、フリー1位で逆転

 結果、ハワイエク/ベイカーがGPシリーズ初優勝 2位ザゴルスキー/ゲレイロ、3位パーソンズ兄妹。RD7位のフィアー/ギブソンがフリー2位で総合4位まで順位を上げた。小松原/コレトも一つ順位を上げて8位だった。
 個人的にハワイエク/ベイカー贔屓なので、優勝してくれて嬉しい RDで5点差があったのに逆転できたのは、技術要素で確実にレベルを取った上に大きなGOE加点をもらったから。一方ザゴルスキー/ゲレイロは、ツイズルでわずかながらGOEマイナスだったり、リフトの時間オーバー減点があったりと、細かいところが詰めきれなかった。
 パパダキス/シゼロンが欠場して、グランプリファイナルは接戦になりそう。ザゴルスキー/ゲレイロはまだ進出決定ではないのかな? ハワイエク/ベイカーにチャンスが出てきたので期待

 このあとはレジェンドオンアイス


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