フィギュアスケート・ジュニアグランプリシリーズ2023、第2戦オーストリア大会。男子には日本から垣内珀琉、西野太翔が出場して、垣内は7位、西野は9位となった。
SPではジャンプにミスが続いて49.65点16位だった西野くん、フリーではほぼノーミスで126.25、順位を大きく上げた。qがついたけど3アクセルを下りたのは自信になったかな。
SP4位につけた垣内くん、フリーは4トウが2回転になり、2本目は下りたが付けた2トウで乱れる。3アクセルは元々予定にないようで、後半3連続コンビネーションの2トウが3回目として無効に。3ルッツ+3トウ頑張ったがこらえきれず転倒 しかし躍動的に踊る振付は拍手をもらっていた。
世界ジュニア2023で2位のナオキ・ロッシ(スイス)、お母さんは日本人なので黒髪なのだが、軽く金髪にしてイメチェン SPはミスがあって9位と不本意だったが、フリーは気合のこもった迫力の演技。3アクセル2本や3ルッツ+2アクセル+2アクセルなど頑張る。qがたくさんついたのと、終盤のスピンでふらついて無効になったのが惜しい。
最終グループが大熱戦で 田桐赫(Tonghe TIAN)(中国)は3アクセルも4回転もないが、きれいに流れるジャンプにミスがなく、柔らかな体の動きで魅了、200.98と200点台に乗せた。
ベック・ストロマー(アメリカ)も3アクセルや4回転なしだが、技術的な安定感と表現力がぴったりはまって210.92とする。
キム・ヒョンギョム(韓国)、SPは2位73.45点。4トウこらえ、3アクセル2本も立つ。qが多く付いたがフリーの自己ベストを更新、211.76と僅差でトップに立つ。
最終滑走、SPトップのアダム・ハガラ(スロバキア)。既にシニアのヨーロッパ選手権や世界選手権の経験がある。開催地リンツ(オーストリア)の隣国代表ということで、拍手も大きい。プレッシャーもあるか?
3アクセル2本を鮮やかに決めると、ゆったりと大きな3回転ジャンプを続ける。リンクをハイスピードで駆け抜け、ハイドロブレーディングで盛り上げるコレオ。ほぼ完璧な演技で大会を締めくくった。
得点を見て顔を覆い、隣のコーチ(お姉さん)と抱き合う。220.33、堂々たる優勝
スロバキア代表のジュニアグランプリシリーズ優勝は、もしかしたら初めてなんじゃないだろうか? 第1戦バンコク大会で銅メダルのヤンハオ・リ(ニュージーランド)といい、いろいろな国からいい選手が出てきている。面白い ファイナルの顔ぶれがどうなるか、今から楽しみ
来週は第3戦トルコ大会。第1戦で優勝した中田璃士、中井亜美が早くも2大会目に出場する。ファイナル進出を決めるか? まずはコンディション整えて頑張って