今月のBSフジ「フィギュアスケートTV!」、『もう一度じっくり見たい!全日本選手権2018』が12日の放送だったんだけど、完全に忘れてて
それが今夜、再放送してくれるそうで 録画予約しました
フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2019、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ダヴィド・リュートン・ブラン(モナコ) SP:61.07(23) FS:112.54(23) 合計:173.61(24)
「It Had Be You」♪ 臙脂のジャケット。フリップ、ルッツは入らない構成だが、ループが2回転になった以外は予定通りに跳べた。軽快なジャズボーカルで、ステップでは観客から手拍子。見せ方が上手い選手。
イラクリ・マイスラゼ(ジョージア) SP:60.89(24) FS:113.54(22) 合計:174.43(23)
「アンタッチャブル」♪ 黒。4回転予定のトウループがシングルに、3フリップで転倒。でも3アクセル2本、3ルッツ+3トウなど頑張る。オイラーを挟む3連続は3つ目が跳び上がれなかった。
ジュニア5シーズン目、なんか大きくなった
グラハム・ニューベリー(イギリス) SP:61.33(22) FS:127.29(17) 合計:188.62(21)
「グラディエーター」♪ 黒とシルバー。序盤にコンビネーションジャンプ3つを続けて跳んでしまい、後半は2アクセル2つと楽にする構成。3アクセルにつけるトウループが2回転になった以外、回転不足やオーバーターンはあったが予定通りできた模様。
コレオに入る前で曲が盛り上がって、一瞬そこで終わった気になってしまったが ちゃんとコレオとスピンで締めくくる。終わってガッツポーズ。
横顔が少しブライアン・ジュベールに似てる
ルック・マイアーホーファー(オーストリア) SP:63.63(21) FS:125.37(19) 合計:189.00(20)
「What a Wonderful World」♪ 水色に白襟のシャツ。3アクセルも4回転もないが、ゆったりした曲調で、流れのある丁寧なジャンプ。3ルッツ+3トウ、3フリップ+オイラー+2フリップ(片手上げ)。後半はアップテンポに変わって、コレオでは大きなハイドロブレーディングを見せた。
183cmと長身で、まだ体をいっぱいに使えるわけではないので、棒立ちに見えるところも多いが、素直なスケーティングで好感が持てる。
イワン・シュムラトコ(ウクライナ) SP:67.26(19) FS:111.03(24) 合計:178.29(22)
「Luna」♪ ブルー。3アクセル2本とも転倒になってしまったが、3フリップ+3トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウなど少し乱れたが頑張る。「スピンの入りが独創的」と解説・中庭健介さんが絶賛。
全身で心を込めて表現している感じで、会場も応援。
ソンドレ・オドヴォル・ボエ(ノルウェー) SP:66.03(20) FS:125.98(18) 合計:192.01(18)
「レ・ミゼラブル」♪ 白シャツに赤ベスト。「彼を帰して」の曲で、柔らかに滑りながら3フリップ、3ルッツ+3トウと決める。2本目の3フリップには1トウしかつけられなかったが、コンビネーションにして基礎点確保。
後半も3トウ+2トウ+2ループ、3ループからすぐスピンに入るなど、細かい工夫も。流れを止めることなく、美しいプログラムを滑り切った。終わって頭を抱えて喜ぶ
<G2>
マティアス・ベロフラツキー(チェコ) SP:67.40(18) FS:123.82(21) 合計:191.22(19)
「Duelling Banjos」「Down The Road」♪ ブルーに黄色の襟とカフス。“師匠”トマーシュ・ヴェルネルの名プロの曲で始まる。3ルッツ+オイラー+3フリップの予定が、ルッツ+オイラーだけで3つ目を跳ばなかった。「余裕があったのになぜ???」と解説・中庭さんが悩む +オイラーで止めると「間違った着氷」としてGOE減点、コンビネーションと認められないのだそうだ。
しかし後半2アクセル+3トウや3サルコウ+3トウなどでリカバリー。若々しい活き活きした動き。
モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:73.04(15) FS:146.75(7) 合計:219.79(10)
「モーツァルト・オペラ・ロック」♪ フリルシャツに黒ベスト。4サルコウ、3アクセルと序盤好調。後半に4トウループ1本決めたが、2本目は2回転になったが3トウをつける。
すらっと足が伸びているとカッコいい。ベストには遠くて少し悔しそう。
アレクサンドル・セレフコ(エストニア) SP:69.94(16) FS:125.19(20) 合計:195.13(17)
「Caruso」ルチアーノ・パヴァロッティ♪ グレーと黒。アクセルはダブルにした。コンビネーションで1つ目が2回転になっても、2つ目をきっちりつけることができる。3サルコウの転倒が惜しい。
「後半スピードが落ちて、リンクの使い方が狭くなった」と解説・中庭さん。コレオで体を深く曲げたハイドロで拍手が起こる。ドラマティックなボーカルがフェイドアウトするエンディングで、すーっと滑ってきてぴたりと止めるのが素敵。
シーズンベスト更新に右手を突き上げるキス&クライ
パウル・フェンツ(ドイツ) SP:69.70(17) FS:140.26(12) 合計:209.96(15)
「Game of Thrones」♪ 茶とゴールド。目が覚めるような3アクセルから入り、4トウループに挑んで回転足りなかったが着氷。2本目の3アクセルも+2トウで決める。
今日はしっかり氷を捉えている感じの滑りで安定感があった。雄大なイーグルのコレオで締めくくった。
アダム・シャオ・ヒム・ファ(フランス) SP:76.70(13) FS:141.36(9) 合計:218.06(12)
「Take Me to Church」♪ 黒に赤のストーン。4トウループに挑み、中途半端な下り方になってしまった。しかし3アクセルをしっかり決め、4サルコウにも挑戦して両手をつく。後半に4トウ+2トウ、素晴らしい
コンビネーション予定ができなくても次できっちり取り返せる強さ。エネルギッシュなコレオで観客が手拍子。
ヴラジミール・リトヴィンチェフ(アゼルバイジャン) SP:73.60(14) FS:130.68(15) 合計:204.28(16)
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 白に紫ベスト風。4トウループは斜めになって転倒してしまったが、3アクセル+2トウを決める。2本目の3アクセルはやや危なかったが耐えた。「ジャンプに体の張りがいつもよりなかった」と中庭さん。それでも冒頭以外は大きなミスなく跳びきった。
イナバウアーやイーグル、スパイラルを組み合わせたコレオがバレエらしい。全体に美しく見せられる選手
<G3>
マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:81.41(10) FS:165.67(3) 合計:247.08(3)
クイーン・メドレー♪ 白と黒。4トウループを鮮やかに決めてスタート、彼の4トウループが完璧に決まったのを初めて見た 3アクセル+2トウ、3ルッツ+3トウは少しオーバーターン。2本目の3アクセルで手をついてしまった。しかし3フリップ+オイラー+3サルコウなど、かなり出来がいい。
キャメルスピンで、衣装の袖の縦線がいい効果。アップテンポになった3曲目、ノリノリのステップが見事で観客も熱狂 初披露のプログラム、素晴らしい!
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:78.87(12) FS:140.63(10) 合計:219.50(11)
「ラスト・サムライ」♪ 紺に黒の半纏風。4回転予定のトウループは3回転になってしまった。3アクセルが2本とも両手つきで転倒に 3ルッツ+オイラー+3サルコウなど、きれいに決めたジャンプは美しい。
ただ滑っているだけでも気持ちよく、和太鼓で勢いのあるステップはわくわくさせてくれる。
アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン) SP:79.88(11) FS:145.50(8) 合計:225.38(8)
「Tina」「Saint James Infirmary」「Cuban Pete」♪ グレーに縞々、イエローの挿し色。高さのある4トウループ、決まった 3アクセルはほぼ下りてたのにずるっと滑ってコケた 3ルッツ+3トウ、2アクセル+3トウなど、気合入っている。
途中で黒いタイをゴールドに変えて、ラテンのノリノリコレオ。バレエジャンプの高いこと!観客と一緒に楽しんだ。
ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:83.66(8) FS:150.59(6) 合計:234.25(7)
「I'm a Man」「Thunderstruck」♪ 白Tシャツに黒ベスト。4サルコウ、少し乱れた。3アクセルは+3トウに、フリップ予定を4サルコウと攻め、片手をついたが2トウをつけた 後半アクセルが1回転になったら、ループ予定のところでもう一度3アクセルにチャレンジ 転倒したが、徹底した攻めの姿勢。
疾走感のあるプログラム、彼によく合っている。さいたまで完成形を見たい。
ダニエル・グラッスル(イタリア) SP:81.69(9) FS:155.01(5) 合計:236.70(6)
「Dance Pieces」♪ 黒と赤。冒頭の4ルッツは転倒したが、4ループをきちっと下りる その後の3アクセルから、3ルッツ+3トウなど、きれいに流れるものばかりではないが、しっかり回って下りてくる。
メロディのはっきりした曲ではなく、表現が難しい曲だと思うが、果敢に挑無プログラム。
アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:84.19(7) FS:136.31(13) 合計:220.50(9)
「ドラキュラ」♪ 白フリルシャツに血の痕つき。4トウループは少し乱れたが入れてきた。3アクセル+2トウは決まったが、後半の3アクセルで転倒。ルッツ+オイラー+サルコウは2-1-2になるなど「ジャンプのリズムがつかめませんでした」と解説・中庭さん。
以前より“ちょこまか”した動きが少なくなって、ベテランらしい味で見せられるようになったかな。彼にもさいたまでいい演技をしてほしい。
<G4>
マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:87.70(5) FS:128.48(16) 合計:216.18(14)
ビゼー「カルメン」♪ 黒とゴールド。4トウループは少し乱れて単独に。4サルコウで転倒。3回転が2回転になるなど、少しずつジャンプが崩れてきて、曲に全然入り込めない感じ。
「途中からリンクの中央でしか滑ってない、痛めたか」と中庭さんに心配される。せっかくロシア選手権で優勝したのに、、、復活できるか。
ケヴィン・エイモズ(フランス) SP:88.02(4) FS:158.32(4) 合計:246.34(4)
「In This Shirt」♪ ベージュから黒、髭をのばして。体を横にして片手で支えるポーズから。4トウループは転倒したが、3ルッツ+3トウこらえ、滞空時間の長い3アクセルを決める。「体のバランスなどが難しい、品があって遊び心があるトランジション」と中庭さんが称賛する表現力。
ダニエル・サモヒン(イスラエル) SP:86.48(6) FS:130.69(14) 合計:217.17(13)
「Once Upon a Time in Mexico」♪ 赤紫シャツ。4トウループ、4サルコウと転倒。3ループは入ったが、終盤のアクセルも1回転に。最後に根性で3アクセルを下りたが、コンビネーションは結局1つのみ
ドラマチックで起伏のあるプログラムは彼に合っているんだけど、なかなかクリーンにまとめきれない・・・
アレクサンドル・サマリン(ロシア) SP:91.97(2) FS:177.87(2) 合計:269.84(2)
「The Greatest Showman」♪ 赤ジャケット。4ルッツ、空中で傾いたがうまいこと下りて、オーバーターンでまとめる。4トウループも頑張り、3アクセル+2トウ+2ループも入れてきた。ところどころ、エッジが氷にめり込みそうな、力でこらえたジャンプもあったが、大きなミスはなし。
ジャンプ以外の表現はまだまだ、、、と思うが、基礎点の高さはさすが。メダルを確定させて喜び溢れる。
ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:91.84(3) FS:179.75(1) 合計:271.59(1)
「ラ・マンチャの男」♪ クリーム色のシャツ。みんなが待っていたハビ。軽やかな4トウ+3トウ、すっと跳び上がって下りて微動だにしない4サルコウ。これが、羽生結弦が憧れた4回転だ。3アクセルも心奪われる美しさ。
フリップが抜けたがあきらめずにオイラー+3サルコウをつなげる。終盤のステップでは、みんなに別れの挨拶をするように。涙が出そうな、記憶に残るプログラム
ミハル・コリヤダ(ロシア) SP:100.49(1) FS:140.38(11) 合計:240.87(5)
ビゼー「カルメン組曲」♪ 赤に黒刺繍。4サルコウ転倒したが、4トウループがきれいに入った。3アクセルでべたっとなってしまう転倒、さらに3ループで転倒。もう4回転はやめて3トウループに、2本目のアクセルは抜けてしまった。
転倒から起き上がったとき手を振って痛そう 痛くてジャンプでうまく締められないのだ。つらい演技になってしまった・・・
結果、フェルナンデスが7連覇を達成キャリアの最後を最高の形で飾った。2位にサマリン、3位にSP10位から巻き返したリッツォ、昨季の世界ジュニアでSPフリー共に6位ながら総合3位になったのを思い出させる。
4位エイモズ、5位コリャダ、5位グラッスル、ブレジナ7位、マヨロフ8位、ビチェンコ9位、クヴィテラシヴィリ10位。若手期待のヴァシリエフス11位、シャオ・ヒム・ファ12位だった。
来季枠は、スペイン2、ロシア3、イタリア3、フランス2、チェコ2、スウェーデン2、イスラエル2、ジョージア2となった。
最後の競技大会を自分で選べて、そこで素晴らしい演技をして競技生活を締めくくることができる。なんと幸せなことだろうか
フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2019、女子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
アントニナ・ドゥビニナ(セルビア) SP:47.20(23) FS:73.05(24) 合計:120.25(24) 「ツゥームレイダー2」より「Survivor」♪ グレーから黒のグラデーションつなぎ。転倒やシングルになったサルコウなどがあった他、「回転不足が多い」と解説・岡崎真さん。後半はちょっと疲れが見えた。脚を高く上げるアップライトスピンの姿勢はきれいだった。
ペルニル・ソレンセン(デンマーク) SP:50.59(20) FS:81.19(23) 合計:131.78(23)
「プリティ・ウーマン」「It Must Have Been Love」♪ 赤に白長手袋。冒頭の3ルッツ転倒、着氷したジャンプもGOEマイナスが多かった。終盤3トウ+2トウ、単独3トウは頑張ったが、2アクセルの転倒は惜しい。スピンであまりレベルが取れないのは、体が硬いのかな。
ナタリー・ヴァインツィアール(ドイツ) SP:46.09(24) FS:88.49(21) 合計:134.58(21)
ヴィヴァルディ「四季」♪ 紺とピンク系、右は夜の嵐で左は春の花。3ルッツで転倒したが、次に予定を変えて3ルッツ+2トウを跳んできた。後半3トウも転倒。「後半まで体はよく動いている」と岡崎さん。
ナターシャ・マッケイ(イギリス) SP:48.20(22) FS:91.88(19) 合計:140.08(20)
サン=サーンス「ロンド・カプリチオーソ」♪ 白にグレーのテープ。ループ、サルコウ、トウ、2アクセル、2ルッツとジャンプの種類が少ない。冒頭のループが2回転になり、3サルコウ+2トウ+2ループや2ルッツ+2ループを予定通り跳んだので、最後の2ループは3回目で無効に。
ステップ途中で定番曲のメロディに手拍子。コレオで大きなスパイラル、細かい音で激しく動いて表現。
ニコル・ショット(ドイツ) SP:50.68(19) FS:98.58(16) 合計:149.26(16)
「Pas sans toi」ララ・ファビアン🎵 黒に赤のストーン。3フリップ+2トウ、3トウ+2トウと頑張る。序盤で2トウ2回を跳んでしまったので、3連続は3サルコウ+1トウ+2ループ(片手上げ)と、あえて1回転を混ぜてきた。
転倒もあったが、フランス語歌詞のバラードの雰囲気は出ていたかな
アナスタシア・ガルスティアン(アルメニア) SP:48.38(21) FS:84.25(22) 合計:132.63(22)
「Experience」「Fly」♪ グレー。冒頭は3トウ+3トウ予定、ファーストが2トウになったが3トウを頑張ってつける。3ルッツで床に伸びるような転倒 しかし影響を感じさせず、3フリップ+2トウ+2ループなど懸命に跳んできた。
終盤のステップでもスピードが落ちず、大きな拍手をもらっていた。ただ回転不足はいくつか。
<G2>
ルクレツィア・ジェンナロ(イタリア) SP:52.91(16) FS:90.19(20) 合計:143.10(19)
「ドラキュラ」♪ 黒系、裾が赤。前半に3ループ+2トウ、3ループと入れてきて、ループが得意らしい。しかし2アクセルを2ループ+2ループの3連続にする予定が続けられなかったので、3サルコウにオイラー+2サルコウと機転をきかせた。
「回転不足が」と次々岡崎さんに指摘され エンディングで口紅を手で顔にこすりつける印象的な演出。
ダシャ・グルム(スロベニア) SP:53.50(15) FS:93.79(17) 合計:147.29(17)
「Pretty Hurts」「Only the Winds」「I Was Here」♪ グレーとピンク。今大会女子で最年長。きれいに下りたように見えたジャンプで「両足着氷のような」と指摘されてしまい 2アクセルで転倒は残念。
ベテランらしい豊かな表現は魅力。
イヴェット・トート(ハンガリー) SP:54.90(13) FS:105.93(10) 合計:160.83(13)
「Tom(Redux)」「Resolve」♪ 茶系。SPで失敗した2アクセル、1本目は抜けたが後半+2トウで決めることができた 単独3サルコウや3トウ+オイラー+3サルコウなど頑張る。
最後まで精力的に動いて、やりきった涙。
ヤスミン・キミコ・ヤマダ(スイス) SP:51.21(18) FS:99.91(14) 合計:151.12(15)
「Chess」♪ シルバーと白。序盤3ルッツ転倒、2アクセルも変な下り方になってしまったが、3フリップ+オイラー+2サルコウでなんとか立て直し、後半3サルコウ+2トウなどまとめた。
コレオからステップでうまく盛り上げて、いい印象で終われた。
アニタ・オストルンド(スウェーデン) SP:52.76(17) FS:91.90(18) 合計:144.66(18)
「The Prayer」セリーヌ・ディオン&アンドレア・ボチェッリ♪ ミントグリーン。最初のルッツが2回転になったが、予定を変えて3トウをつけた。前半のジャンプはきれいに流れていたが、後半締めきれない感じで乱れたのがいくつか。最後は疲れているのがありありで
ユリア・ザウター(ルーマニア) SP:54.29(14) FS:98.86(15) 合計:153.15(14)
「Jumpin' Jack」「Circles」「Body Swing」♪ ピンクとワインカラー。元ドイツの選手。アップテンポの曲で元気よく跳んでいく。2曲目はがらっと雰囲気を変えてステップ、薄手のハイウェストのスカートが、ターンのたびにふわっとしてきれい 後半サルコウが抜けてしまった。
3曲目のコレオはキュートに踊りまくって会場をのせていった。シーズンベストにコーチと喜ぶ
<G3>
エンミ・ペルトネン SP:58.06(10) FS:111.97(8) 合計:170.03(8)
「サユリ」♪ 紫。3トウ+3トウ頑張ったが、抜けてしまったジャンプが3つほど。2アクセル+オイラー+3サルコウ、3ループ+2トウは決める。ステップは伸びやかで、コレオの長いイナバウアーとイーグルが素敵。
コーチはステファン・ランビエール、リンクサイドの表情が会場に流れて苦笑い
スタニスラワ・コンスタンティノワ SP:56.76(11) FS:132.96(2) 合計:189.72(4)
「アンナ・カレーニナ」♪ 紫。3ルッツ(片手上げ)+3トウ(両手上げ)から入り、2アクセル+オイラー+3サルコウと立て続け。SPの失敗が嘘のように跳びまくる。後半ルッツが2回転になったが、よく体が動いている。
昨季から持ち越しでおなじみのプログラムなので、観客も手拍子しながら楽しんで見ていた。
エリスカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:55.85(12) FS:110.92(9) 合計:166.77(10)
「トゥームレイダー」より「Survivor」♪ 黒系。最初に3ルッツ+2トウ(両手上げ)を決めて波に乗り、両足着氷などの小さいミスはあったが、転倒など大きいミスはなし。
終わって両手を突き上げて喜ぶ。シーズンベスト更新。
エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン) SP:59.95(7) FS:103.22(13) 合計:163.17(12)
「Admiral」「Aurora」♪ ワインカラー。今大会最年少の15歳。最初のルッツが2回転になって単独に。2アクセルも2つコンビネーション予定が1つ単独になったが、3フリップに2トウをつけるなど頑張る。
スパイラル、イナバウアー、イーグルと盛りだくさんのコレオ。
マエ=ベレニス・メイテ(フランス) SP:58.95(8) FS:118.15(5) 合計:177.10(7)
「Niah」♪ 黒にゴールド。コンビネーション予定が単独になっても、2アクセルに3トウをつけてリカバリー。3ルッツ+2トウなども入る。
大柄な彼女がリンクいっぱいに滑っていくコレオ、スプリットジャンプは迫力。
アレクサンドラ・フェイギン(ブルガリア) SP:58.80(9) FS:105.40(11) 合計:164.20(11)
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ ワインカラーのグラデーション。「金平糖の踊り」で2アクセル+3トウから、ルッツが傾いてしまった。3ループ+2トウ+2ループはまとめる。
回転不足もあったが、一つ一つ懸命にやっている。素直な感じはよい
<G4>
ロリンヌ・ルカヴァリエ(フランス) SP:63.29(6) FS:116.76(6) 合計:180.05(5)
「I'll Take Care of You」♪ 黒のスリップドレス。バラードボーカルで、雰囲気を出しながら滑る。2アクセル+3トウ、3トウ+オイラー+2サルコウなど。単独2アクセルは下りてすぐカッコいい振付につなげる。ステップはレベル4がとれた。
細かいミスがあったので、終わった瞬間は少し首をかしげて苦笑いだったが、得点には笑顔。キス&クライではブライアン・ジュベールが寄り添った。
ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:64.08(5) FS:104.95(12) 合計:169.03(9)
「ドクトル・ジバゴ」♪ 水色。フルタイムで働く社会人。ルッツで着氷が乱れ、得意の3ループ+2ループ、回転不足か。3トウ+2トウ+2ループ頑張ったが、終盤の2アクセルがクリーンに入らず
8か月休んでからの復帰ということで、まだ完璧な状態ではなかったかな。
ヴィヴェカ・リンドフォース(フィンランド) SP:65.61(4) FS:128.79(3) 合計:194.40(3)
「レ・ミゼラブル」♪ 赤。力強く滑り出し、3ルッツ+3トウをびしっと決める。ループやサルコウで少し乱れたが、3フリップや3ルッツ+2トウ、2アクセル+2トウ+2ループなど、うまくまとめてきた。
エッジにしっかり乗れている感じで、安定感がある。ステップもレベル4獲得して、終わって感極まった表情。
アリーナ・ザギトワ(ロシア) SP:75.00(1) FS:123.34(4) 合計:198.34(2)
「カルメン組曲」♪ 黒レースに赤のスカート。流れの美しい2アクセルから入ったが、3ルッツ(両手上げ)+3トウで転倒。3フリップも変な下り方になったが、2本目を根性で3連続に。(
ステップの迫力は相変わらずだが、思い通りに跳べないストレスが滲み出ている
ソフィア・サモドゥロワ(ロシア) SP:72.88(2) FS:140.96(1) 合計:213.84(1)
「バーレスク」♪ 藤色。3フリップ+3トウから3ルッツ、3ループ、3フリップ、ほとんど全部のジャンプを片手上げで次々決めていく。高さはそれほどないが、解説・岡崎真さんが「いいですね」「よくコントロールされています」と言うジャンプ、回転不足がないのは大きい。
エネルギーに溢れている動きが最後まで止まらず、観客を煽りながらのコレオで踊りまくり、会場が一つに。終わった瞬間跳び上がって喜ぶ
パーソナルベスト更新でトップに立って嬉し涙、コーチのミーシン氏も大喜び
アレクシア・パガニーニ(スイス) SP:65.64(3) FS:114.26(7) 合計:179.90(6)
「ラ・ラ・ランド」♪ ブルー。スカートにスリットが入っていて、なびき方がきれい。清朝に3ルッツ、なんとか。3トウ+オイラー+2サルコウ、2アクセル、3トウ+2トウなどが入った。
終盤アップテンポで小気味いい動きのステップ、仕草が可愛い フライングで入る足換えレイバックスピンは珍しい
思ったより点が出なかったのは、回転不足だったか。
結果、優勝はサモドゥロワ、2位ザギトワ、3位リンドフォース。ザギトワ優勝でロシア勢が表彰台独占と予想されていたが、びっくりの結果になった。フィンランド選手のメダルは、2012年キーラ・コルピの銀メダル以来。
4位にSP11位から巻き返したコンスタンティノワ、5位ルカヴァリエ、6位パガニーニ。7位メイテ、8位ペルトネン、9位ライチョヴァ、10位ブレジノヴァ。
来季枠は、ロシア3、フィンランド3、フランス3、スイス2、スロバキア2、チェコ2。今回2枠だったドイツとイタリアは1枠に減った。
この大会でなければあまり見る機会がない選手が、懸命に頑張る姿、毎年のことだけど心に響く。
夕方からは男子フリー