Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

稀勢の里、引退

2019年01月16日 23時47分51秒 | 

 大相撲の横綱というのは、不思議な存在かもしれない。
 たいていのスポーツに、選手の強さを測るランキングがある。世界ランクとか賞金ランキングとか、決め方はいろいろだけど、強い時期には上位になるし、不調が続けば下位に下がる。
 大相撲も関脇まではそのパターンと言える。大関昇進は機械的には上がれず推挙が必要だが、昇進後に負け越しが続けば陥落する(そして返り咲きも可能)。
 横綱だけは、推挙されて昇進したら、落ちることはない。そのかわり、実力が落ちたら、辞めるしかない。

 怪我が治りきらないまま出場しては、負けが続いたりまた怪我したりして休場するのを繰り返しているうちに、どんどん本来の力から遠ざかってしまったような。同時に、期待する一方で「やっぱりダメか…」みたいに諦められてしまったような。
 横綱の難しさをあらためて思わされる。

 年寄を襲名して後進の指導にあたるそうな。強い力士を育てていけるといいな

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする