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佐藤信夫氏のフィギュア人生

2014年04月20日 22時32分09秒 | 

 フジテレビ「ワンダフルライフ」に出演した、フィギュアスケートコーチの佐藤信夫氏。お宝映像と感動秘話満載
 現役選手時代の映像は、マジで初公開では? インスブルック五輪の映像を現地テレビ局から入手したそうで、、、スーツに蝶ネクタイ、ダブルジャンプやダブルアクセルをけっこうたくさん跳んでいた。ジャッジたちがリンク内に座っていて、得点表示は各ジャッジが得点札を掲げる。もちろん6点満点時代。日本代表初めての8位入賞だった。
 遠征費も自己負担だった時代、大学卒業と同時に引退するつもりだったが、入社した国土計画社長の堤氏の意向で「籍を置いて現役続行」となる。専門家の助けを借りて心拍数などのコンディションを測定、当時としては画期的な取り組みで世界に追い付こうと頑張る。オリンピック翌年、世界選手権4位入賞を果たす。
 コーチとなってからは、佐野稔や松村充など多くの選手を育てる。大会前の練習中に転倒した松村充が怪我をおして出場を望んだ時、「なんとか痛みを取ってやってくれ」と頼む佐藤氏に医師が「そんなことしたらこの子は歩けなくなる。一生面倒見られるのか?」それに対して「見るに決まってるじゃないか」と言った。
 そして松村充の演技前に、「倒れたら止められてでも助けに行く」と言った。ソチ五輪で浅田真央のフリーの前に言った言葉は、このときのエピソードが元だったわけだ。
 トップクラスの選手も、初心者も、同じように1対1で教える。できるまで待つ。その姿勢はずっとぶれない。教え子たちの感謝の言葉に涙を浮かべていた。
 その佐藤信夫を育てたコーチが、今も現役でコーチをしているのが凄い。「練習で何度でも同じことを繰り返しできる子、体も心も強かった」。
 彼の下から、これからどんな選手が羽ばたいていくのかな

コメント
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