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オンドレイ・ネペラ・トロフィー2013

2013年10月08日 23時09分55秒 | スポーツ

 オンドレイ・ネペラ・メモリアルと呼んでいた時期が長い大会。札幌オリンピックで金メダルを獲得し、チェコスロバキアに初の金メダルをもたらした往年の名選手、オンドレイ・ネペラの功績をたたえてその名を冠している。
 スロバキアのブラスチラヴァで行われるので、当然、スロバキア及びチェコの選手が地元。今大会も活躍 日本からも毎年参加していて、今年は男子に無良崇人と佐々木彰生、女子に今井遥と西野友毬がエントリーしていた。
 男子ショートプログラムジャッジスコア)、無良崇人が82.63でトップに立つ。4回転で多少マイナスされたけどしっかり立って、昨季よりさらに安定感がある。2位に“ほぼ地元”のトマシュ・ベルネル(チェコ)が80.53で続いた。4回転+3回転、お見事!でもスピンの入りで尻もちついて0点(ノーカウント)って、もったいない^^;
 3位にロス・マイナー(米)、4位にペーター・リーベルス(独)、佐々木彰生も64.88で5位と悪くないスタート。トリプルアクセルがダウングレードになってしまったのは口惜しいけど、踊りまくりで印象は抜群
 フリージャッジスコア)では、ベルネルがまた4回転+3回転を決めてぶっちぎり 不調のときはポップ(1回転とか半回転になってしまう)が多いトリプルアクセルを、2本きっちり決めてきた。スピンも今度は失敗なく、161.92。フリー1位で合計242.45の逆転優勝。
 無良もそう悪かったわけではないが、4回転が回転不足、ループが1回転になってしまった。昨季の「Shogun」とはまたタイプが違う曲なので、表現の緩急をもう少し研究したいところ。149.99、合計232.62で2位。
 3位には4回転で転倒した以外はノーミスのリーベルスが、フリー143.37で合計217.58で表彰台。佐々木彰生は転倒2回しつつも踊りまくって122.18、合計187.06の5位。上位4人が200点台なのでちょっと差はついちゃったが、これで顔と名前は売れたかも
 女子ショートプログラム(ジャッジスコア)は、ニコル・ゴスヴィアニ(ロシア)が56.09で1位、今井遥が丁寧にまとめて52.71で2位につけた。地元スロバキアのニコル・ラジコヴァが3位、ソチ五輪出場枠1人を争っていくかな? グランプリシリーズに定着しているクリスティーナ・ガオ(米)は僅差で4位。世界ランキングではベスト10に入るベテランのビクトリア・ヘルゲション(スウェーデン)が49.61の7位と出遅れた。西野友毬はジャンプが決まらず19位
 フリージャッジスコア)、今井遥が110.93で1位となり、合計163.64で優勝 すべてのジャンプを回転不足なく決めて、シーズン初めとしては会心の出来。GP最終戦のロシア大会でもいい演技ができるといいな フリー2位のゴスヴィアニが2位、クリスチーナ・ガオがフリー3位で3位に食い込み、ヘルゲションがフリー4位で総合4位まで順位を上げた。
 西野友毬はフリーは転倒なしの12位だったけど、回転不足がいくつかあるとやっぱり厳しい…。総合で16位だった。
 参加人数は少ないけど、ペアとアイスダンスも行われていて、ペアにはあのトルコの元サッカー選手、イルハン・マンスィズが出場していた ソチ五輪出場枠がかかるネーベルホルン杯で頑張ってたのがつい前週なんだけど、連戦は大変だ~。しかし、SPで技術点20.43を出し、ヨーロッパ選手権出場のミニマムポイントをクリアした フリーのミニマムポイントをクリアするにはまだほど遠いけど、いつか選手権に出てくる日が来るかも
 アイスダンスでは、私のご贔屓のネリー・ジガンシナ/アレクサンデル・ガッシ組がちょっと不調だったのが気にかかる。GPシリーズでは復調してほしい。
 
 ところで、無良選手や佐々木選手の演技中に、やたらヒューヒューいう応援の声がして気になった。日本から応援に駆けつけた人たちが盛り上げてたのかもしれないが、ショーじゃなくて試合なんだから、控えめにしたほうがいいと思うんだけど
 

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フィンランディア杯2013

2013年10月08日 01時46分13秒 | スポーツ

 ちょっと遅くなっちゃったけど^^;
 フィギュアスケートのグランプリシリーズが始まる前に行われる国際大会の一つ、フィンランディア杯。毎年誰かしら日本勢が参加して、それなりにいい成績を残している。
 今年は男子に羽生結弦、中村健人、女子に鈴木明子、庄司理紗がエントリー。羽生選手は昨年優勝しているから、連覇がかかっていたが・・・
 見事、優勝
 ショートプログラムジャッジスコア)で84.66で1位。トリプルアクセルをポップ(回転が1回転とか半回転で終わってしまう)、シニア男子のショートプログラムでは「ダブルまたはトリプルアクセル」が必須のため、GOEでマイナス3。それでこの点数だから、「パリの散歩道」はやはり鉄板プログラムだ。
 中村健人は67.83で5位。2位にセルゲイ・ボロノフ(ロシア)、3位にダグラス・ラザノ(米)。
 フリージャッジスコア)では、最終滑走の羽生が自己ベストを更新する180.93で大差をつけた。ISU主催大会ではないので、いわゆるISUパーソナルベストにはならないけど 冒頭に4回転サルコウと4回転トウループを決め、トリプルアクセルで片手をついたが、後半のトリプルアクセルはコンビネーションで。さらに3回転ルッツ+1回転ループ+3回転サルコウまで跳んて、技術点は93.91
 振付の細かいところは、もう少し“熟成”させていくんだろう。曲はニーノ・ロータ作曲の映画「ロミオとジュリエット」より。これから最高の形になっていくのが楽しみ。
 2位はフリーも2位のボロノフフリー3位のアルトゥール・ガチンスキー(ロシア)が順位を上げて3位に入った。昨季はいまいちだったガチンスキーだけど、今季はいいスタートが切れた感じ。ちなみに今季SPの振付はジェフリー・バトル。
 中村健人はフリー124.70の8位で、総合8位と順位を落としてしまったのは残念 冒頭のアクセルが1回転、4回転に挑戦したがダウングレードで転倒と、点を稼げなかったか。でも曲に乗ったコレオシークエンスでは手拍子をもらっていた。
 女子はユリア・リプニツカヤ(ロシア)が優勝、鈴木明子が2位に入った。
 ショートプログラムジャッジスコア)で、リプニツカヤが非公式自己ベストの65.49でトップに立つ。僅差の64.57で鈴木明子が2位につけた。「愛の賛歌」はこれぞ大人の女性!のめっちゃ魅力的なプログラム 3位はヴァネッサ・ラム(米)、長洲未来が4位。庄司理紗は8位、演技自体はうまくまとめ、「黒い瞳」の曲によく合った振付で手拍子ももらっていたが、ジャンプの回転不足で点が伸びなかった
 フリージャッジスコア)でも、リプニツカヤが非公式自己ベスト更新の125.82で1位、10点近い差をつけて優勝。鈴木明子は115.97のフリー3位で総合2位。2回転になったフリップと1回転になったループジャンプ、もったいなかった。SP6位とやや出遅れてたエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)が121.32のフリー2位で、総合3位まで追い上げた。
 長洲未来のフリーはほぼノーミスに見えたが、回転不足の嵐が 庄司理紗も、SP同様に回転不足が響いてフリー8位、総合8位。今季からコーチが変わったようで、キス&クライではアメリカ人らしき男性(おそらく振付師)と英語で話していた。環境の変化がいい方向になるといいな
 アイスダンス優勝のテッサ・ヴァーチュー&スコット・モイヤーが男子フリーを観戦していたり、男子&女子の表彰式準備を待つ間に選手たちが談笑してたり、そんな場面も見られて楽しかった。翌々週からはグランプリシリーズが始まる

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