昨夜も見たかった

　NHKBS1「コウケンテツと行くマカオ」。義順の生姜牛乳プリン、マーガレットカフェのエッグタルト、定番の紹介もコウケンテツさんの嬉しそうな顔が新鮮な印象。料理人らしく、材料や作り方をあれこれ考えながらのコメント。
　ポルトガルをルーツに、アフリカ、インド、マレーやタイ、そして中国と各地の味が混じりあったマカオ料理。東西の文化を融合させて代々受け継ぐマカニーズの家庭で大切に伝えられてきた。見事なアフリカンチキンやおふくろの味ミンチを作りながら「世界に先駆けたフュージョン料理」と、レストランのオーナーは胸をはる。
　90歳越えて矍鑠たるおばあちゃんのマイペースな料理ぶり、薄い生地の真ん中を棒で押さえて回しながら揚げる風車型のお菓子が可愛らしい。イエス誕生のシーツをかたどったという、カトリックが多いマカニーズのクリスマスに欠かせないものなんだとか。
　家族で伝統を守りながら、バリバリ仕事もしているマカニーズ家庭の女性。「夫の家のメイドさんに料理を習った」という。長年その家で働いているフィリピンメイドさんもその家庭の一部
　コウケンテツさん自身も、お母さん秘伝のたれにアレンジを加えてバーベキューチキンを作る。お誕生日というそこの家の娘さんも嬉しそう。
　「フュージョン」という言葉が、「表面だけを合わせたようで好きじゃなかった」というコウケンテツさん。家族の歴史、旅を味わって、「韓国料理をベースにしたフュージョン料理を作る、とこれからは言える」。

　昨夜は香港だったらしい。見たかった～～～