マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

ノルウェイの森

2008-07-31 15:53:38 | Weblog
フランス人監督、トラン・アン・ユンにより、映画化決定。


我々の生きている空間という縛りの中で、「性」と「死」について、描かれた純文学恋愛小説。

間違っても、羊男も、おしゃべり猫も、あっち側の世界の入り口も、出てこない。

しかし、我が愛するキャラクター達は、春樹作品の中に常に存在する。

東大生の永沢君。

主人公と同室の地理学専攻の突撃隊君。

緑のお父さんの食したキュウリ。

皆様ご指摘の通り、私の感性は、変である。
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韓国映画

2008-07-30 11:24:56 | Weblog
韓国映画上映作品の9割は赤字である。

つまり、あの大騒ぎしていた韓国ブームは、泡と消えたわけだ。

と、なると、ビョンホンの映画は日本で観賞が難しいという事になる。

見たい、見たい、のおばさんが、代々木体育館一杯だけでは、配給業者は動いてくれない。

「3人の奴ら」に関しても、渋ってる。

あの映画は、ガンホ兄やビョンホンやウソン坊やの三人を、作品を通して認知している人達が見たら、最高に面白く楽しい作品な訳で、彼ら三人を初体験する日本人が好んで韓国版ウエスタンを見るとは到底思えない。

「スキヤキウエスタン・ジャンゴ」より、ジウン監督がいい分、ましだとは思うが。


でもねっと、

頭の先からつめの先まで正真正銘の悪に染まった社長を見たい。

無差別殺人を犯す非情な自信過剰さと、救われぬ程の悲哀を帯びた瞳のチャインに、逢えるのはいつだろうか。





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ファンタジー2

2008-07-29 16:38:53 | 小林賢太郎・(有)大吟醸
村上春樹の作品は、ミステリアスなファンタジー作品が多い。

羊男・一角獣・ねじまき鳥・ナカタさん・・・



ファンタジー作品は、常に、物事の意味・価値・存在に疑問を持ち、感情に流されず理性と知恵で論理的に考え判断され、更に、悲観的な涙をそそるものである。



そんな作品を、演劇でこなす事への、難しさ。



現在が躍動しながら、時間の進行に伴い、過去と未来とを同時に明かしていく。この二重性が演劇における時間の法則である。

小説は読者が自ら読み直し・読み返しによって時間を自由に行き来出きる。

しかし、演劇の時間は不可逆的である。

現在だけしか、存在しない。

そして、その軸がだぶつきブレると、時間の流れが切断され、役者達の動きも大事な台詞も一瞬にして喪失する。



春樹的な高等ファンタジー作品を望むのは、無理な話だな。

それに、もう一つ・・・。私の場合、単なるミーハー的感覚でチケットを購入したのであって、「信頼」ではないと思う。


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ファンタジー1

2008-07-28 15:55:59 | 小林賢太郎・(有)大吟醸
「ファンタジーだって?」

「そう」

「おいおい、お前、学生時代、・・テクニックは非常に優れているが、技法にこだわり過ぎてファンタジーに欠ける・・って、教授から言われなかった?」

「うん」

「それなのに、あえてこの夏ファンタジーに挑むのか」

「はい」

「妬け起こしてない?」

「えっ?」

「むんんん。そのーー。オレに対してだとか?」

「いいや」

「なら、いいんだけれど」

「まあね」

「でもよくよく考えると、お前、ねずみランドの世界大好きだもんなあ。自分もそんな空想世界作ってみたいって、言っていたよな」

「うふふ」

「イリュージョンとファンタジー」

「どう?」

「なんだか、すげーー分かりやすいんだけど、錯覚と幻想だろう」

「まあね」

「なんか、こう、素のお前を街角で見た人達って、こんなだろうなあ。いい意味でも悪い意味でも」

「・・・・」
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感化

2008-07-22 12:03:28 | Weblog
感化


常に、何か熱中できる事を探し求め、それらに即感化される。

つい先週まで、刑事・鳴沢了にならって、ちょっとだけストイックな生活を真似していたのだが・・・。

その規則正しい食生活は、週末から見だした「ザ・クローザー」によって、跡形もなく、打ち砕かれる。

クローザーの主人公が、ストレス解決法として、甘いものを食べるのだ。

そう、この甘い物を食する行為に、感化されてしまった。

深夜にだ。

絶対脂肪として、蓄積されると分かっているのにだ。

1キロ減らすのに7000キロカロリー消費しなきゃいけないのにだ。

朝起きて、胃がめちゃくちゃ重く、電車酔いするのにだ。

スカートのホックが止まらず、下腹がぽっこりしてしまうのにだ。

あーーーー、困った。

でも、色鮮やかなヌガーや、マーブルチョコ、銀紙に包まれたチョコクリームたっぷりの西洋菓子は、目をとろけさせて、上記の思考を停止させる。


「おい!!何も食べずに寝る気かよ。まじで?後悔するぞ」

悪魔が私に叫んでいる。

こんな時は、絶対、天使は出で来ない。寝てるらしい。

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やさしさに包まれたなら

2008-07-17 11:46:25 | ラーメンズ

はじめた頃は、魔法使いがいて

どんな夢も 叶うと信じてた

君が一緒なら 不安な気持ちも

必ず笑いに 変換できたよ


ライトが照らされた 二人だけの空間で

ご褒美の拍手に包まれながら きっと

永遠に続くと信じてた 君のぬくもり



はじめた頃は 手品師がいて

人見知りボクに 勇気をくれた

君の助けで 過ごした日々は

だんだん自信に 姿を変えていく


手探りの未来に 一人で立つ大地では

新鮮な風にいたぶられ でもきっと

二度と振り返らないだろう 君を追って







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炭水化物の夕食

2008-07-14 16:24:13 | Weblog
我が家の定番、「若者のアイドル」

壁の穴というスパゲッティー専門店で、20年前に出していたメニューのパクリ。

試合前日は、必ず、スパゲティー。

でも勝てない。

何でだろうなあ。

あっ!!そうか、選手はみんな、炭水化物中心の夕飯を食しているんだもんね。

あははは・・。
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スイカ

2008-07-13 22:23:06 | Weblog
スイカの解体


スイカは、購入したら、一口大に切って、タッパーにい入れ冷蔵庫へ保存。



京都育ちの方には、ガラスの器に二つほど。

果物があまり好きではないけど、結石持ちの人には、フルーツ器に5つほど。

育ち盛りのスポーツ選手には、シリアルボールに8つほど。

スイカが大好きでたまらない人には、タッパーごと。


はい、召し上がれ。



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彼女の靴

2008-07-12 12:18:07 | Weblog


こんなモノを買っている場合じゃないのに。




何か途方もないモノに、恋焦がれてると、一瞬現実に引き戻され、とても無意味に感じる時がある。

幼少時から続いてた、世帯主中心の原理原則主義にのっとった暮らし、つまり我が家の常識という余波が、押し寄せてくるのである。

それまで、他に世界を知らないのだから、何の不満も感じる事がなかったのだが、私に限って起こる事のない、芸能人にうつつを抜かすという、行為に走った頃から、崩れ始めた。

行為に走った理由は、世帯主の柱が病気の為、揺らいだのが原因。

40過ぎのおばさんが、弾けたらもう止まらない。

大人買いは出来るし、それまで培養されてきた経験で、夫に嘘は付き放題。

私が機嫌よく生活していられるのだから、たいした事ないじゃないと正当化するのは、おてのもの。


しかし、何故、世帯主に嘘をつかなければならないのか・・・?

それは、やはり、自分の中で何か疚しいと思う事、若しくは妻・母・嫁という立場上非常識な行為として、今まで蔑んできた事をしているせいなのであろうか。


数年前、初めてイ・ビョンホンに会えるチケットが、サマンサタバサのネックレス付きで10万円くらいだったかなあ。

スペースマウンテン48時間乗りっぱなし位、心が揺らいだ。

しかし、最終的に、ウン十年の培ってきた金銭感覚を天秤に掛け、そのチケットは、購入せず替わりにバーバーリーのダッフルコートを即買いした。



今回のこのバリーの靴の反対側の天秤皿には、一体、何が乗っているのであろうか。


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審判員は来なかった

2008-07-12 00:47:27 | Weblog
とっても良く見えるD席にて観賞。


片桐仁さんは、ラーメンズの片桐仁で、ご出演されておりました。

演出家の倉持さんも、本日のお話の中で、ラーメンズの片桐仁を希望とおっしゃっておられました。

なので、今回の仁ちゃん、余裕の「よ」の字が、方々からほとばしっておいででした。

彼のセリフの一言二言三言・・・、でも、この言葉に対応しているのは、賢太郎君では、ありません。

アフタートークでは、中心になって話を進める役も、きちんと演じておられました。



片桐仁は、もう、小林賢太郎の後ろで、好き勝手に脳を宇宙に飛ばしてる彼では、ありません。

一端の役者として、その存在を我々に印象付け、自分の力で自己主張が出来るまで、成長していたのです。



これは、喜ぶべき事なのでしょうが、今夜の私には、少々寂しい複雑な気持ちで一杯です。
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