マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

ファンタジー1

2008-07-28 15:55:59 | 小林賢太郎・(有)大吟醸
「ファンタジーだって?」

「そう」

「おいおい、お前、学生時代、・・テクニックは非常に優れているが、技法にこだわり過ぎてファンタジーに欠ける・・って、教授から言われなかった?」

「うん」

「それなのに、あえてこの夏ファンタジーに挑むのか」

「はい」

「妬け起こしてない?」

「えっ?」

「むんんん。そのーー。オレに対してだとか?」

「いいや」

「なら、いいんだけれど」

「まあね」

「でもよくよく考えると、お前、ねずみランドの世界大好きだもんなあ。自分もそんな空想世界作ってみたいって、言っていたよな」

「うふふ」

「イリュージョンとファンタジー」

「どう?」

「なんだか、すげーー分かりやすいんだけど、錯覚と幻想だろう」

「まあね」

「なんか、こう、素のお前を街角で見た人達って、こんなだろうなあ。いい意味でも悪い意味でも」

「・・・・」
コメント (1)
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