マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

ファンタジー2

2008-07-29 16:38:53 | 小林賢太郎・(有)大吟醸
村上春樹の作品は、ミステリアスなファンタジー作品が多い。

羊男・一角獣・ねじまき鳥・ナカタさん・・・



ファンタジー作品は、常に、物事の意味・価値・存在に疑問を持ち、感情に流されず理性と知恵で論理的に考え判断され、更に、悲観的な涙をそそるものである。



そんな作品を、演劇でこなす事への、難しさ。



現在が躍動しながら、時間の進行に伴い、過去と未来とを同時に明かしていく。この二重性が演劇における時間の法則である。

小説は読者が自ら読み直し・読み返しによって時間を自由に行き来出きる。

しかし、演劇の時間は不可逆的である。

現在だけしか、存在しない。

そして、その軸がだぶつきブレると、時間の流れが切断され、役者達の動きも大事な台詞も一瞬にして喪失する。



春樹的な高等ファンタジー作品を望むのは、無理な話だな。

それに、もう一つ・・・。私の場合、単なるミーハー的感覚でチケットを購入したのであって、「信頼」ではないと思う。



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2 コメント

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おなじく (つるひめ)
2008-07-30 08:26:34
ただ単に、賢太郎ちゃんを見たいだけざます。

まあ、すこしは、内容も気にはなるざますけどね。。。

初めて賢太郎ちゃんに会ったのがKKPの「篠田」で、最悪の印象だったからなぁ・・
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ミーハーな会話 (yo-ちん)
2008-07-31 14:59:51
ミーちゃん この信頼じゃなくって興味関心ってとこがどうなんだろう、
自分でもよくわからにゃい。好きだけど、まだ信頼しきれないっていうか・・。

ハーちゃん なるほど、彼のやることがまだ全面的にいいかどうか、ミステリアス、
つまり謎の部分があるってことね?負の謎もね。
それに、ファンタジーってひとことで言っても、いろいろあるわな。
文学と演劇ではひとくくりにできないところがあるしね。

ミーちゃん そうだよ。幅広いよね。

ハーちゃん >感情に流されず理性と知恵で論理的に考え判断され、っていうファンタジーの作品の定義はちょっとむずかしいなぁ。

ミーちゃん でも、春樹さんのファンタジーの世界は奥が深いでしょう。それ読んじゃうとさ~。

ハーちゃん たしかに。彼の作品は言ってみれば、心の迷宮、ファンタジー+イリュージョン+ラビリンスだな。
あと、「ハリーポッター」や「ナルニヤ物語」もファンタジー、
「西の魔女が死んだ」の作者のファンタジーもなかなかいいんだよね。
 
JKちゃん  あのぅ~、ぼくの出演した演劇も基本的にはファンタジーものが多いんだけど。
「ガマ王子」「からっぽの湖」「ゴッド・ドクター」も一応ファンタジーって言えない?

ハーちゃん うーーん、たしかにジャンル的にはそうなるかもしれないけどさ、
その目に見える部分のファンタジーさと、
心の中で、幻想の世界がどんどん広がるファンタジーとは、
根本的に全然違う気がするんだよなぁ。

ミーちゃん ま、ミーハー的にでもいいから、演劇のファンタジー見にいってみようか。

ハーちゃん うん。シルクハットから、バニーや雀、出してみせたり、
トランプの技とアナグラムの技をごっちゃにやっちゃったりして
彼なりのファンタジー、期待したいけど、心の琴線にふれるほど感動する期待と信頼は・・・

ミーちゃん ないでしょう?!

KKちゃん  ・・・あのう、おふたりさん、なんの話をしてるんですかい?

ミーちゃん・ハーちゃん  君が言い出した、ファンタジーの話だよっ!!

KKちゃん そういうそちらさんは、さてはミーハーなおばさん、
ma-ちんと yo-ちんだなっ!?

ma-ちん・yo-ちん バレたかぁーー!! 
だって、あたしたちって常に厳しい現実に対峙してるから、そこから逃れるには、
ファンタジーの世界に行くしかないの。
だから、ファンタジーに関しては、ちょっとうるさいわよ~~

KKちゃん  あ、あのね・・ボクのやろうとしてくこと、そのファンタジーってキーワード、
実は、存在そのものがファンタジーの相方へのラブコールなんだ
ねぇ、Jちゃん、一緒にファンタジー本公演しようよ~~

JKちゃん 
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