ma-ちんばばちゃんから電話あり。
夜中に息苦しそうな音で目が覚める。
喘息もちの自分の息か・・・?
悪い夢の続きであろうか・・?
真っ暗な闇の中、耳をすまして音のする方に神経を集中させてみる。
あっ!!インコのふうちゃんの声だあ。
飛び起きて、そっとおやすみ布を取り外してみる。
月明かりの中、ふうちゃんが、息も絶え絶えで苦しんでいる。
辛そうなふうちゃんをきちんと直視する勇気がなく、明かりをつける事も出ない。
その場に座りこみ、「ふうちゃん・・」と声をかけるのがやっとだ。
彼女の中で、得意の後悔と言い訳が、回転寿司の如く、ぐるぐる回ってくる。
あーーー、私が毎日あげている、どんぐりがいけなかったのかしら?
それとも、ビーズを喉に詰まらせたのかしら?
だって、ふうちゃんは、どんぐりやビーズをお水入れに落す遊びが大好きなんだもん。
それとも、まつぼっくりかしら?
新聞紙かしら?
藁であんだ巣もどきからし?
だって、ふうちゃんは、それらを食いちぎる遊びが大好きなんだもん。
エサがわるかったのかしら?
寒かったのかしら?
やっぱり私には、鳥を飼うなんて無理だったのよ。
朝になったら、絶対死んでいるだろうなぁ・・。
いやいや、先ずは、朝一番で、鳥病院を検索しなきゃ。
ma-ちんにも連絡しなきゃ。
あの子が、母の日に買ってくれたふうちゃんなのだから。
色々相談しなきゃ。
死んだら、どこに埋めてあげようかしら。
ばばちゃんの大体の後悔と言い訳のお皿が一回りした処で、
ふうちゃんが何かを落とした。
そして、ふうちゃんの荒い息が一時落ち着いてきた。
ばばちゃんも、何だか、ぐったりしてしまい、そのまま寝床へ入って朝を迎える。
辛い気持ちを抑えて、ふうちゃんの鳥かごへ行く。
そして、昨夜、ふうちゃんが落とした何かを目にして、ばばちゃん、唖然!!
卵だぁぁぁぁ!!
ふうちゃんは、一晩、産みの苦しみを体験していたのだ。
それをばばちゃんは、全く別の思いで、付き添っていた訳で。
なんとも、お粗末な秋の夜長の話である。
ばばちゃん「今度、その卵、あなたに持っていくね、じゃあね」
夜中に息苦しそうな音で目が覚める。
喘息もちの自分の息か・・・?
悪い夢の続きであろうか・・?
真っ暗な闇の中、耳をすまして音のする方に神経を集中させてみる。
あっ!!インコのふうちゃんの声だあ。
飛び起きて、そっとおやすみ布を取り外してみる。
月明かりの中、ふうちゃんが、息も絶え絶えで苦しんでいる。
辛そうなふうちゃんをきちんと直視する勇気がなく、明かりをつける事も出ない。
その場に座りこみ、「ふうちゃん・・」と声をかけるのがやっとだ。
彼女の中で、得意の後悔と言い訳が、回転寿司の如く、ぐるぐる回ってくる。
あーーー、私が毎日あげている、どんぐりがいけなかったのかしら?
それとも、ビーズを喉に詰まらせたのかしら?
だって、ふうちゃんは、どんぐりやビーズをお水入れに落す遊びが大好きなんだもん。
それとも、まつぼっくりかしら?
新聞紙かしら?
藁であんだ巣もどきからし?
だって、ふうちゃんは、それらを食いちぎる遊びが大好きなんだもん。
エサがわるかったのかしら?
寒かったのかしら?
やっぱり私には、鳥を飼うなんて無理だったのよ。
朝になったら、絶対死んでいるだろうなぁ・・。
いやいや、先ずは、朝一番で、鳥病院を検索しなきゃ。
ma-ちんにも連絡しなきゃ。
あの子が、母の日に買ってくれたふうちゃんなのだから。
色々相談しなきゃ。
死んだら、どこに埋めてあげようかしら。
ばばちゃんの大体の後悔と言い訳のお皿が一回りした処で、
ふうちゃんが何かを落とした。
そして、ふうちゃんの荒い息が一時落ち着いてきた。
ばばちゃんも、何だか、ぐったりしてしまい、そのまま寝床へ入って朝を迎える。
辛い気持ちを抑えて、ふうちゃんの鳥かごへ行く。
そして、昨夜、ふうちゃんが落とした何かを目にして、ばばちゃん、唖然!!
卵だぁぁぁぁ!!
ふうちゃんは、一晩、産みの苦しみを体験していたのだ。
それをばばちゃんは、全く別の思いで、付き添っていた訳で。
なんとも、お粗末な秋の夜長の話である。
ばばちゃん「今度、その卵、あなたに持っていくね、じゃあね」