最寄の駅からバスに乗って10分。
バス停留場の真向かいに、その倉庫はあった。
ねずみ色の大きな長方形の建物は、トタンで出来ていて見渡す所、窓らしきものは見当たらない。
フォークリフト用の出入り口から入り、凄まじいニオイにまずやられる。
今日の作業は、ペットフードの仕訳作業。
わずか10秒位の説明で、一気に仕事開始。
この現場が初めての人間は、オレだけなんだろう。
最初に指示された仕事は、10キロのペットフードが入ったダンボールを種類ごと棚に上げる事。
肥満用・結石用・年齢別犬用・年齢別猫用・カルカン・・・。
フォークリフトでガンガン持ってくるダンボールが、うず高くオレの廻りに積まれていく。
水を飲む暇もなく、ただ、ただ、10キロのダンボールを右から左、下から上へと持ち上げる事2時間。
腰が砕けそうだ。
午前の仕事終了、40分の昼休憩後、新たな仕事場へ移動。
今度は、ダンボールを組み立てる作業。横では1キロのペットフードの袋を詰める人間が待機している。
オレの作業如何では、流れ作業が停滞する訳だ。
ダンボールを広げで、折の部分を立ち上げて整えてガムテープで貼る。
手馴れない為、少々時間がかかる。
でも、隣の人間に溜息なんか付かれたくないから、無我夢中で作業に集中。
そして2時間後、10分休憩。
疲れた。
ガムテープをちぎった指が、赤く腫れている。
それから、オレだけまた別の作業場へ移動させられる。
今度は、先ほどの1キロ入りペットフードの入ったビニール袋に2個のシールを貼る作業。
これは座って出きる為、ラクかな・・と思いきや、とんでもない。
ベルトコンベアーから、じゃかすか流れてくる袋に一度に2枚のシールを付ける事はなかなか難しい。
シールが台紙から上手に剥がれないのだ。
手を添えてシールを剥がしていると、あれまっ!!あっと云う間にブツが行ってしまう。
あわてて、立ち上がり貼りに行く。
集中だっ!!
気合だっ!!
2~3度、ベルトコンベアーの調子が悪く、又は、他に人間が何かの作業に失敗して止る。
止るとほっとする。
そして、止れ、止ってくれと念じながら3時間。
やっと本日の作業から開放される。
この仕事は、もう、二度とごめんだ。
体中に付いたペットフードのニオイ、吐き気がする。
ma「はあああ、色々な仕事があるよ。そんな単純作業だって私の歳では、お呼びがかからないと思うよ」
マナミ「働いている人は異国の方々ばかりだったよ」
ma「水泳バイトは天国だろう」
マナミ「おうっ!!ありがたく思うよ。でも今日の仕事は、それなりにいい経験だった。バイト代云々じゃなく」
スイミングスクール月末集中清掃の為、4日間お休み。
そんな処に、バイト登録会社から今回の仕事依頼のメールが入る。
どんな仕事もお金を頂くという事は、大変な訳で。
使うのはあっという間なんだけど・・・ね。
マナミ「はは(母)ん、アイス代とミルク代下さい」
ma「はぁ~~~?」
バス停留場の真向かいに、その倉庫はあった。
ねずみ色の大きな長方形の建物は、トタンで出来ていて見渡す所、窓らしきものは見当たらない。
フォークリフト用の出入り口から入り、凄まじいニオイにまずやられる。
今日の作業は、ペットフードの仕訳作業。
わずか10秒位の説明で、一気に仕事開始。
この現場が初めての人間は、オレだけなんだろう。
最初に指示された仕事は、10キロのペットフードが入ったダンボールを種類ごと棚に上げる事。
肥満用・結石用・年齢別犬用・年齢別猫用・カルカン・・・。
フォークリフトでガンガン持ってくるダンボールが、うず高くオレの廻りに積まれていく。
水を飲む暇もなく、ただ、ただ、10キロのダンボールを右から左、下から上へと持ち上げる事2時間。
腰が砕けそうだ。
午前の仕事終了、40分の昼休憩後、新たな仕事場へ移動。
今度は、ダンボールを組み立てる作業。横では1キロのペットフードの袋を詰める人間が待機している。
オレの作業如何では、流れ作業が停滞する訳だ。
ダンボールを広げで、折の部分を立ち上げて整えてガムテープで貼る。
手馴れない為、少々時間がかかる。
でも、隣の人間に溜息なんか付かれたくないから、無我夢中で作業に集中。
そして2時間後、10分休憩。
疲れた。
ガムテープをちぎった指が、赤く腫れている。
それから、オレだけまた別の作業場へ移動させられる。
今度は、先ほどの1キロ入りペットフードの入ったビニール袋に2個のシールを貼る作業。
これは座って出きる為、ラクかな・・と思いきや、とんでもない。
ベルトコンベアーから、じゃかすか流れてくる袋に一度に2枚のシールを付ける事はなかなか難しい。
シールが台紙から上手に剥がれないのだ。
手を添えてシールを剥がしていると、あれまっ!!あっと云う間にブツが行ってしまう。
あわてて、立ち上がり貼りに行く。
集中だっ!!
気合だっ!!
2~3度、ベルトコンベアーの調子が悪く、又は、他に人間が何かの作業に失敗して止る。
止るとほっとする。
そして、止れ、止ってくれと念じながら3時間。
やっと本日の作業から開放される。
この仕事は、もう、二度とごめんだ。
体中に付いたペットフードのニオイ、吐き気がする。
ma「はあああ、色々な仕事があるよ。そんな単純作業だって私の歳では、お呼びがかからないと思うよ」
マナミ「働いている人は異国の方々ばかりだったよ」
ma「水泳バイトは天国だろう」
マナミ「おうっ!!ありがたく思うよ。でも今日の仕事は、それなりにいい経験だった。バイト代云々じゃなく」
スイミングスクール月末集中清掃の為、4日間お休み。
そんな処に、バイト登録会社から今回の仕事依頼のメールが入る。
どんな仕事もお金を頂くという事は、大変な訳で。
使うのはあっという間なんだけど・・・ね。
マナミ「はは(母)ん、アイス代とミルク代下さい」
ma「はぁ~~~?」