韓国ドラマ応答せよシリーズである。
1997年→1994年→1988年と放映。
どのシリーズも、交通事故も記憶喪失も財閥も出てこない。
まあ、ご愛敬で、医者・弁護士・裁判官・検事・政治家・プロ野球選手・囲碁士等々・・勝ち組の職業には着いているけど。
主人公達の初恋がテーマで、現在の彼らとその年代(1997年・1994年・1988年)の彼らが交差する。
そして主役の女性の結婚相手が、幼馴染の誰なのか最後まで分からない設定になっていて、とても上手なシナリオである。
今回、1988年をyo-ちんから借りて観ている。
年代に合わせての役作りだと思うけど、古風な顔付きで、目が一重でつり上がっていたり、団子鼻だったりするどう見ても見た目がアウトな俳優陣だらけだが、それが、功を奏しリアルさを出している。
今回は親目線で見ている為か、涙が流れてしまうシーンが多い。
貧しさは決して不幸ではない。
弱っている時には、金銭的にも物理的にも精神的にも、心から肩を抱いて背中をさすってくれる隣人達がいる。
ある意味、良い時代だったのかも知れない。
この作品を観て、愚息とその幼馴染の凌君を思い出していた。
幼い時、二人共、決して利発な子供達ではなく、言葉も遅く、はっきり自己主張できず、ぼーーーとしている感じの子供達であった。
その二人が、将来、消防士と警察官になるとは、夢にも思わなんだ。
二人の就職が決まった時の、父親達の会話が、
凌パパ「あいつに火が消せるとは、思えないよ」
マナミ父「これで日本の未来は終わったな、恐ろしい時代へ突入だぞ」
そんな事を言いながら、お酒を交わす父親達は始終上機嫌だった。
全ての家族に、年代毎の物語がある訳で、その中のちょっとた幸せな出来事を、ふと思い出した昨夜でした。