誰にする？

「ミスってるさん、何悩んでいるの？」

「むーーーん。誰を今度の大会で推薦しようかなあ・・って」

「大会？推薦？その手の催し、我が社に敵なし連勝中だからね。大食い選手権ならテプン、古今東西蘊蓄権ならボムス、豆腐一ヶ月生活なら・・」

「全然違います。今回はこれよ‘スパイ・殺し屋限定、いい男大会’」

「うしゃぁぁぁぁぁぁ。凄い！！」

「凄いでしょう。情報によると、Ｍｒ，スミスのブラピーと、ミッションのトム、
そして新星007のダニエルがもう申し込んでいるのだ」

「俺立候補！」

「イナはダメ。肝心な時に、心臓‘うっ’だから」

「じゃあ、僕立候補する。ちょっとバイトでしたことあるし」

「ギョンビン、髪型変だからダメ。それに君、めちゃくちゃ弱いし。誰かいないかなあ・・」

「こぽん」

「どうしたの、ミンチョル風邪ひいたか？」

「いや、そうではなくて、その大会の日だが、どうしてもと言うなら、仕事を調整してもいいが・・」

「別に、自分の仕事して下さい。ちなみにあなたは、太っているのでダメです。それに、人殺した事ないし、自律神経壊れているし」

「じゃあ、ソヌはどう？」

「ソヌはいい線いってるけど、女知らないからダメ。ここ外せない絶対条件だから。応募資格規定に片手でブラフォック外しあるもん。」

「私は得意だ」

「だからミンチョル君に聞いてないってば」

「じゃあ、ソヌヌは？」

「分別ごみ捨ててる様な、所帯臭いのはダメ。スヒョンは人間じゃないからダメだし、ウシクは品にかけるし、スヒョクは自虐的だし・・。残りの奴らは幼いし、困ったなあ・・・。鼻の穴しか情報ないけど、やっぱり、あいつに頼むしかないかなあ・・・」

談話室にて

「社長、カンヌ入りしないの？」
「彼は器用じゃないからね。今の自分で一杯一杯だよ」
「だから影武者の僕たちがいるんじゃないか」
「ふ～～ん」
「それにしても東スポの見出し凄いね」
「ーキム・タク、ビョンに蹴られるー」
「おーーー。得意の回し蹴りで、竹箒茶髪の頭蹴り倒したかぁ」
「違う、違う、カンヌの、8番主催‘映画買ってよお祭り’の出席を蹴ったの」
「ただの客寄せパンダになるのイヤだものね」
「はい！あっち、こっち、そっちのカメラに、右向いて、左向いて、口開けて、握手して、笑って、仲良らしくして、キムより老けたツラして・・」
「・・・・。そんなのは、無いだろうけど」
「いやいや、近いものあると思うよ」
「あの映画、社長はほんの数カットのみだしね」
「８番の戦略みえみえ」
「でもミスってるさん、９月にこの映画のツアー組んでるよ」
「げげっ！おばちゃん、しっかりしてくれよ。雑種食いだな」
「社長の臭いかぐだけでいいんだって」
「ふーーーーーーん」


他の会社の商品
「ＬＯＳＴ　ＰＬＡＮＥＴ・もうひとつの物語」
　　ビョンホン出演のゲームが出来るまで

オファー

米・仏合作作品のオファー

「私は雨と共に行く」

香港暗黒街ボス役のオファーを受けているが、今現在撮影中で、悪い駄々をこねくり返している為、この映画の７月クランクインまでには、間に合わない。

「ヒーロー」の様に、ちょっとだけの出演になるか、主役級の出番があるのか、定かでないが、出来そうで出来ないこんなオファーは、日常茶飯事らしい。


何を基準に社長が作品を選択しているのか・・、まあ、感性を大切にしているらしいが、肉まん兄位、年間上映回数が多いと、ストレス溜まらず見続けていけるのにね。

我儘でしょうか？


ｂｙ　ｔｈｅ　ｗａｙ

「動」と「静」の映画を紹介

「カオス」：ジェイソン・ステイサム、ライアン・フィリップ
いち警察官の２４時間を追いかけた、サスペンスタッチの映画。混沌の中にも秩序はあると言う「カオス理論」に基づいた謎解き有。

多分こいつが犯人だろうと思いながら自信無くずずずーーと見続け、うっ！やっぱりそうか！で終わる。
「24」のジャックほど過激ではないが、ほどほどにスピード感があり面白い。
主役は「トランスポーター」の禿おやじ。その彼に絡む若造の兄ちゃんは、「父親たちの星条旗」に出演していた若手。


「真昼ノ星空」：鈴木京香・ワンリーホン
男、一仕事終えた殺し屋は、沖縄にて身を潜めている。
女、過去に心のキズを受け、無気力の中に生活をしている。
そんな二人が、出会う。美しく柔らかくゆったりした景色の中で時だけが、静かに流れていく。

台詞が極端に少ない。ワン君の中国語によるナレーションがとても居心地よく素敵に響いている。
庶民的な弁当屋のおかず、殺し屋の作る美しい中華料理の数々。対比の対象が絵画の様に映像化されている。

もっとチェリーをお食べ

ＭＭＴ社の社員食堂には、沢山の食材が季節を問わず常備してある。

これは、食う事が脳の大半を占めている、ミスってるの指示による処が多いにある・・らしい。

そして、そこには、それぞれ暗黙の条約が決められている。

ある食べ物は、みんなで仲良く。

ある食べ物は、誰か一人の独占権が許可されている。

（権利を持っていない人間は、その食品に固執する程、執着が無いとも言えるが）

まあ例えれば、ジャム入りドーナツの権利は100％テプンが所持しているという具合に。

そして、ミスってるの100％権利取得食品は、「アメリカンチェリー」である。

本日、１.２キログラムのチェリーを購入。

最高に幸せでございます。

ちなみに、冷蔵庫の隣にあった、チョコケーキはソヌ、木綿豆腐はホンピョ、緑黄色野菜ジュースはジホが、それぞれの独占権を所持している。

ストイック

自堕落な生活をしている。

もうすぐ、最低の梅雨を迎えなきゃならないのに、禁欲的な生活なんて、出来るかよ！

沢山心もお腹も豊かにして、もんもん湿度に備えなきゃ、夏を迎える事が出来ない。

と、自分の意見を正当化する理由をこじつけて。

・・・・とは言っても限度がある。

毎晩、大好きなＤＶＤや辞書サイズの厚さのミステリー本と、お菓子の数々。

深夜12時半までのぎりぎりの時間まで、食っちゃあ見いの連ちゃん。

当然、朝の5時半起きは辛く、会社業務も支障が出てくる。

それでも止められない、止まらない、かっぱ海老煎の私。

目の下は真っ黒くろ黒すけなのに、下腹と腰廻りは、脂肪産ウエストポーチ。

あともう少し、来週あたりから、「ストイック・ストイック」と念仏を唱えながら、
社長の後に続こうかなあ・・。と一応考えてみる。

禁！

「禁」ですぞ！！

この二等辺三角形、いったい誰が替わりを勤めいてるの？

それとも、キム・タクと競演していた普通のほっぺのエリート検察官が、誰かなの？

ミスってるもダイエット趣味の一部としてますが、４日で２キロが限度だなあ。

その２キロは、所謂、大腸辺りの水分だしなあ。

社長のほっぺに水分４キロもついてないしなあ・・。

謎だ。

レクター博士に食われたのかなあ・・・。頬肉一番美味い処だそうだから。

買いたい病

買いたい病

たまに、「買いたい病」にかかる。

現在、発病中。

普段なら絶対買わないファッション雑誌を二冊も購入。

45過ぎのおばさんが着るには、とっても無理がある、ぶりぶり系のワンピース購入。

作るか作らないか、多分作らないと思う、ホビーラホビーレバックキットを購入。

後、通勤用の靴と、バックが買いたい。

トイレの便座カバーも夏用が買いたい。

3層以上のステンレス製鍋が買いたい。

白い13センチ位の取皿が買いたい。

白い長袖Ｔシャツ、スカート、夏用スーツ、ガーゼハンカチ、冷房予防用首巻き、婚約指輪の買い替え、固焼きホテトチップ、アメリカンチェリー・・・あーーなんでもいいや、買いたい！

病気だな。

本日買って帰れるものは、ポテチとチェリー。（やっぱ食い物かよ！）

ニーチェ

「ルーサロメ・ノーカット版」

ドイツの哲学者フレードリッヒ・ニーチェを悩ませたロシア生まれの女流哲学者ルー・サロメの話。
主役がドミニク・サンダー。胸も唇も薄い色気のない女優。でも結構私は好き。
とても古い映画なのだが、この度、ノーカット版が出たので、見る。（おけけもぞーさんも丸見え）



ニーチェって歴史に残る名言を沢山残してます。
まあ、有名なのは「神は死んだ」。キリスト大嫌いなんだよね。
そして、まどろっこしくだらだら言ったりするの、ものすごく得意。誰かに似てるじょ。

質問者「ＭＭＴ社の仕事は好きですか？」

社長「それは私に与えられた使命である。ある名誉を手にするなら、他の欲望は捨てる覚悟がいる。真実の山は登って無駄に終わる事は決してない。苦しみを共にするのではなく、喜びを共にする友達を作る。隣人を愛するのではなく、遠き者に愛を注げ」

質問者「・・・・・」

質問者「今度の映画の共演者の方々は、どうですか？」

社長「怪物と戦うには、自分が怪物にならない様に気を付けなければならない。深淵を覗く時は、深淵もこちらを覗いているのだ。高く登ろうとするなら自分の足を使え。高い処は他人によて運ばれてはならない。人の背中や頭に乗ってはならない」

質問者「・・・・・」

質問者「そうそう日本の映画にも、出演されましたね。キム・タクさんの印象はどうですか？」

社長「どちらも相手を通して、自分個人の目標を何か到達しようとする関係はうまくいく。我々の仲間の、もっとも勇気のあるものでさえ、自分が本当に知っている事に対する勇気を持つのは、稀な事だ。
芸術こそ、至上である。それは生きる事を可能にする偉大なもの。生きへの偉大な誘惑者。生きの大きな刺激である」

質問者「おまえ、社長じゃなくて、ボムスだな」

ボムス「てへっ。ばれた」

質問者「社長のまどろっこしさと、方向が全然ちゃうじゃん！」

共感覚

「ギミーヘブン」2005年邦画

江口洋介・宮崎あおい

他人は僕が見ている様な世界が見えているのだろうか。
それは誰にも理解できない絶対孤独「共感覚」の恐怖。
連続殺人、残された暗号、共感覚者同士の運命的な出会い、しかしそれぞれの人生はゆっくりと悲劇に向かって転がり始める。


［共感覚］
五感のうち一つの感覚に付随して別の感覚が引き起こされる事、視覚と聴覚、視覚と触覚、臭覚と聴覚を連動して動かしてしまう事を示す。

例えば、1という数字は赤色、海を見ると特定の音楽が聞こえる、大粒の雨はガーベラの花、美味しいチキンはとんがった形・・等等。
共感覚の持ち主同士が、同じ感覚を共有できる相手を見つける事は不可能に近い。



う～～ん。ここまでひどくないが、ミスってるの感覚も第三者からすれば、相当狂って映っているだろうなあ・・。

でも私は運良く、面白いとか楽しいとか幸せになる感覚を共有して、理解してくれる仲間に出会えた。

ほぼ一年前には、想像すら出来なかったけれど、この出会いの確率って、凄いよね。

ジウン監督語る

ジウン監督語る。

監督である前に一人の映画ファーンとして、「オーシャンズ11」の様なスターの集まった韓国娯楽大作が見たかった。

でも、自身を一つの宇宙と信じて疑わないスターさんの普段の様子から考えると、彼らの宇宙をまとめ上げるには、容易ではない。

「肉まん」について
皆様周知の通り、わが国のグエムル（怪物）です。

「セロリ」について
監督志望の若手です。

「ビターチョコ」について
わが国で一番、根ほり葉ほり聞く人物。例えば4月1日に役柄について納得させたとするでしょ？それなのに3日に電話がかかってくる。「納得出来ない」と。また、説明して納得させるでしょ。すると5日に「まだ、この部分が納得出来ない」と電話が鳴る。


監督相当ムッとしているご様子です。「何故何故俳優は、それほど自身の演技に執着しているからね」と付け加えたけれど、私に言わせりゃ「お前、バカが。もう考えるな、俺の映画なんだから、俺の言う通り動きゃあいいんだよ！」と言いたいのを我慢してる感じミエミエ。


「プロなんだから一発で決める」　「プロなんだから何度も撮ってベストな物を使う」

この両者の違いが皆様のむかつきの原因になりません様に。


いい駄々こいてる社長、ミスってる的には笑いのツボです。