前記事に続いて、今日もまたアゲハチョウの話題です。
昨日は朝から雨でした・・・
お部屋の掃除などをしているうちに雨が上がったので、
庭を一回りしてみると、花で黒いアゲハが吸蜜してました。
《オイランソウに、ミヤマカラスアゲハの♂》
遠目ではクロアゲハのように見えたけれど、
近付いてみると、翅のブルーがチラチラ見える!
翅がかなり欠けて、ボロボロのミヤマカラスアゲハでした。
(カラスアゲハにそっくりだけど、ミヤマの証拠も撮れた…)
ブルーのV字ラインを見せてる、ミヤマカラスアゲハ♪
追記です・・・(8月25日朝)
「V字ラインがよく分からない」とのコメントを頂戴しました。
そうですよね、わたしが勝手にそう呼んでいるのですから・・・
そこで、上の写真に赤い色で「V字」を描いて1枚追加します。
無理矢理のV字だけど、これでわかるでしょうか・・・
もう1枚、V字ラインをご確認ください♪
左後翅が大きく欠けて、右前翅も欠けているけれど、
ブルーのV字ラインが、前翅の先端まで 同じ太さ なので、
これはミヤマカラスアゲハだと思います。
(カラスアゲハは、前翅の先端へ行くほどラインが太い…)
ミヤマカラスアゲハだという証拠がもう1ヶ所、
後翅裏でそれがわかります。
後翅裏にうっすらと 黄色い帯 がほんの少し見えている♪
(ピンボケ写真ですが、ミヤマの証拠写真として採用…)
この黄色い帯(上写真の赤矢印)は、カラスアゲハにはないので、
この蝶はミヤマカラスアゲハだと同定できるってわけね。
…と、自信満々に言ってますが、違っていたらソーリーです。
♂♀の違いもわかります。
前翅表にある黒くて大きな傷のようなものは 性標 で、これが♂の証拠♪
最後にもう一枚、
左後翅の欠けによって、翅表のブルーよく見える写真です。
翅のブルーがきれいでしょう♪
ミヤマカラスアゲハの美しい翅を見ていただきたかったのですが、
かなり翅が傷んだ個体なので、それもできず・・・
でも、久し振りのミヤマカラスアゲハの訪問が嬉しかったので、
写真をたくさん載せてしまいました。
《ヒャクニチソウに、クロアゲハの♂》
中庭のヒャクニチソウのところへ、大きな黒い蝶が飛んで行きました。
わたしも急いで後を追ったら、そこには大きな黒いアゲハ。
ピッカピカのクロアゲハです♪
後翅の裏側にだけ赤い紋があるから、♂ですね♪
画像を拡大して、翅の様子などをよ〜くチェックしてみれば、
先日のクロアゲハとは違う個体のようでした。
《アナベルの葉に、ジャコウアゲハの♂》
アナベルの周辺を黒いアゲハが飛び回っていました。
クロアゲハよりは一回り小さい、ジャコウアゲハです。
出窓下のアナベルの葉に止まった、ジャコウアゲハの♂♪
この(↑)ジャコウアゲハの♂は、三化の羽化第1号のようです。
春に一化が発生してきて、初夏に二化が舞って、
そして今、三化が発生してきました。
ジャコウアゲハは、年に3回世代交代をして庭を飛び回ります。
ここでタイトルの「花と蝶」から脱線して、
ジャコウアゲハの幼虫や蛹のことを少し・・・
二化の♀が産卵した卵が孵化して、
その幼虫たちは食草のウマノスズクサを食べながら、
ちびっ子の1齢幼虫から脱皮を繰り返して、
大きな5齢幼虫(終齢幼虫と呼ぶ)になります。
終齢幼虫になってたっぷりと食べてから、
蛹になる場所を探す旅に出るのです。
蛹化場所探しに出かけた、2頭の終齢幼虫たち♪
娘宅の壁をよじ登って、なぜかUターンしてる♪
こちらは、我が家の排水用カバー(?)で蛹になった♪
(後ろの黒い物体は、蛹になる時に脱皮した抜け殻です…)
こちらは旅に出ることなく、食草の葉裏で蛹になってる♪
こっちでは終齢幼虫が、蛹のぶら下がっている葉を食べてる♪
(うっかり枝に触れちゃったら、幼虫がツノを出して怒った…)
さてさてこの結末は、一体どうなるのでしょう!
もしこのまま幼虫が葉を食いちぎれば、蛹は地面に落ちてしまうかもね。
お話戻しまして・・・
今日もまた、オイランソウに黒いアゲハが来てました。
家の中から見た様子では、クロアゲハかと思ったのですが、
残念! ジャコウアゲハの♂でした・・・
《オイランソウに、ジャコウアゲハの♂》
羽化して間もないピッカピカのジャコウアゲハが、
このように花で吸蜜してる姿は、かなり珍しいことなのです。
いつも♀を探して低空飛行しながら飛び回って、
婚活に大忙しのはずなのに・・・
まだ三化の♀が羽化してないと分かったのでしょうか。
それで、のんきに花で吸蜜してるのでしょうね。
まずは、逃げられないうちに遠くからパシャ♪
今度はそっと近付いて、マクロでパシャ♪
(クロアゲハとそっくりだけど、お腹の色を見れば赤と黒で尻尾も長い…)
昨日のジャコウアゲハとは別個体のようで、三化の第2号君なのでしょうね。
今日は2頭の♂が庭を飛び回っていました。
そのうちに、♀も舞い始めるでしょう・・・
追記です・・・(8月25日午後)
ジャコウアゲハの♀が羽化したらしく、今日ピカピカさんが庭を舞っていました。
《ブッドレアに、ジャコウアゲハの♀》
三化の♀、羽化第1号さんなのだと思います。
ブッドレアで吸蜜中、ジャコウアゲハの♀♪
翅に付いた赤い花粉は、ユリの花粉かなぁ♪
ジャコウアゲハの♂は翅が真っ黒だけど、
♀の翅は優しそうな色合いのベージュです。美しい蝶ですねぇ~
(以上、追記でした…)
嬉しいことに、先日から我が家の庭はアゲハ祭りです。
説明と受けてもV字ラインがよく分からないんですが、詳しいですね。
いつも教えていただいてありがとうございます。
雨が続いているようですが被害はありませんか。
こちらは長雨の後は猛暑、そして数日晴れが続いた日に突然の豪雨いやいやそのすごさと言ったら半端なかったです。
市の中心部も冠水したが所があったようで怖いですね。
雨は1時間ほどで止みましたが、短時間の豪雨は恐怖です。
蝶博士です。
いろんな蝶々さんの生態にも詳しく脱帽です。
私などあっ綺麗な蝶々くらいしか解らずです。
何処にでもいるお馴染みの蝶くらいですね、知っているのは。
家にやってくるのはアゲハの種類、セセリ、シジミチョウくらいです。
たまにアオスジアゲハも来るのですが今年はまだです。
畑をやっている時にはツマグロヒョウモンも来ましたがもう来ないです。
ジャコウアゲハはまだ1度しか見た事がなく撮ってみたいです。
今日は多くのお勉強させて頂きました、有難うございました。
やって来てくれましたね。
黒いアゲハ蝶のオンパレードでした。
オイランソウが元気ですね。
こちらの土手のオイランソウは、終わりかけています。
高砂百合も、終わりですし、後は、百日草が、蝶を呼んでくれています。
おはようございます。
今日からブログ再開しました。
またよろしくお願いします。
さすがみさとバタフライガーデン!
すごい盛況ぶりですね。
ミヤマカラスアゲハは昆虫採集していた子供のころは憧れの的でした。
食樹のキハダを植えていますが、木がなかなか大きくならず、生きている間に産卵は望めそうにありません。(笑)
嬉しい報告が。
フジバカマに貧弱ですが、蕾がついています。
土地がよくないのか生長は遅いですが、初めて蕾を見せてくれました。
本当にきれいな玉虫色の羽!!それを撮られて見せて頂いただけでも素敵に見えました
蝶って本当にきれいですね~
そしてジャコウアゲハの幼虫からさなぎになるところまでこうして細かく見せて頂いています
さなぎになる前から~ずっと見ていらっしゃって本当に観察が鋭いです
実は私の所ではツマグロヒョウモンが足場がないほどいっぱいいてスミレを食べているんですがつい踏んでしまいそうになるんですよ
でもさなぎになるところを見たことがないのです
オイランソウにはいろいろ長がやって来るんですね
私の所のオイランソウは専ら、外向きに植えてあって日ごろあまり見ていません。今度浪速の真ん中に少し株分けして持ってこようかな?
でもジャコウアゲハは無理でしょうね~
クロアゲハとジャコウアゲハの違いはお腹の赤い色ですね!私の所にも来て欲しい~今朝もナミアゲハはいましたが、カメラを持ってない時の方が多いです
いろいろ長の勉強をさせて頂き、ジャコウアゲハは
地域によっていろいろ違っているようなことも書いてありました
う~ん難しいです。覚えきれません
当方の、ブログネタ切れで、こちらのブログを引用させていただいております。
皆さん盛り上がっておりますよ。
光江さんは幼虫がダメなのですね。
まぁね、芋虫や毛虫を好きな人はそれほどいないのかも・・・
わたしもね、蝶の幼虫だとわかっているからいいけれど、
蛾の幼虫なんかは苦手ですよ〜(笑)
以前からよく言ってるんですけど、蝶は好きだけど蛾は苦手!
「V字ライン」なんて言っても、わかりませんよねぇ〜
…で、赤い色でVの字を入れた写真を追加しました。
文字通り、Vの字に見える線ってことなのですが・・・
翅が欠けていますから、完全な「V」にはなってませんね(笑)
蝶については・・・
写真を撮った蝶をブログに載せるときに、
まずはネットで名前を調べるところから始めました。
『よく見かけるよく似た蝶』なんていうサイトがあって、
「ナミアゲハとキアゲハの見分け方」とか、
「黒いアゲハチョウの見分け方」などが、
写真付きで詳しく説明されているのですよ。
そのようなサイトを何度も見ながら、少しずつ覚えてきました。
今の時代は、ネットである程度のことは教えてもらえますから、
本当に便利になりました♪
我が家周辺は雨の被害がないのですけど、
県内では何ヶ所も被害に遭っているところがあります。
やはり長雨が続くと、思いがけない災害もおきますから怖いですね。
そちらでは、数日晴れが続いた日に突然の豪雨ですか?
それもまたビックリですよね!
雨も暑さも、何事もほどほどにしてもらいたいものです・・・
蝶博士だなんて、とんでもありません!!!
蝶については、ほとんどがネット情報から得たものばかりです。
キアゲハとジャコウアゲハは、庭で観察ができましたから、
自分で体験した知識も少しはありますが…(笑)
我が家周辺は、色んな蝶が生息しやすい環境なのだと思います。
周辺が田畑や野原だったり林だったりなので、
蝶の食草が豊富なんだと思いますよ。
ジャコウアゲハの食草だけは、周辺には自生していませんから、
知人から株を分けていただいて、庭で育てていますが・・・
花はなさんのお庭にはアオスジアゲハがくるのですね。
それは羨ましいですよ〜
アオスジアゲハやナガサキアゲハやモンキアゲハは、
南方系の蝶なので、我が家周辺では生息していないのです。
…なので、ブロ友さんのところで見せていただいてはいますが、
実際に出会ったことはありません。
ツマグロヒョウモンも、数年前まではこの辺りにはいなかった蝶なのですよ。
地球温暖化の影響などで、今では当地でも越冬できるようになったみたいで、
近年では毎年我が家の庭へもやってきます。
園芸種のパンジーやビオラの品種改良によって、耐寒性のある品種ができて
この辺りでも冬に植えられるようになりましたから、
そんなことも、ツマグロヒョウモンがこの地で生息できる理由かもしれませんね。
先日はツマグロヒョウモンの♂が、そして昨日は♀が庭の花で吸蜜してました。
まだまだ普通種扱いの蝶ではないので、ツマグロさんが来てくれると嬉しいです♪
昨日はジャコウアゲハの♀も来たので、♀の写真を追加しました。
美しいベージュの翅色を見てやってくださいね♪
ハイ、この日は黒いアゲハのオンパレード♪
前記事でのブロ友さんへのリコメで、
「今度はカラスアゲハかミヤマカラスに出会って、
あの美しい翅を撮りたいです!」…なんて書いたのですが、
本当にミヤマカラスアゲハに出会っちゃいました(笑)
翅が傷んだ個体でしたから、
美しい翅色をお見せできなかったのは残念ですが・・・
それでも「腐っても鯛」です! ブルーがきれいでしょう。
オイランソウも、畑花壇のこれらの数株だけ残して、
あとは全部切ってしまいました。
草丈が高い上に、花魁さんと同じで頭が重いから、
雨で倒れてしまいました・・・
我が家のタカサゴユリは、50cmほどしか伸びずに、
それでも小さな蕾を付けています。
岐阜県の主人の友人実家から、彼岸花と一緒に頂いてきたのですが、
どうやら大町辺りは、両種とも北限に近いのかもしれません。
我が家周辺では、タカサゴユリは見たことがないですし、
彼岸花が咲けばみなさんに珍しがられます。
今年は種を蒔いて育てた百日草がよく育って、
蝶を呼んでくれてます。
そちらの土手でも、百日草が大活躍なのですね♪
長いなが〜いお盆休みでしたね!
今日こそは…と、お盆明けから毎日覗いてましたよ(笑)
今年のお盆は、大雨で大変でしたね。
岡谷市の土砂災害で亡くなられた家のお隣は、
主人の同級生の家でした・・・
主人の実家も同じ地域で、実家は天竜川に近い場所にあり、
義姉宅にも避難指示が出されていたりで、心配だらけのお盆でした・・・
fukurouさん宅も、以前近くの川の増水を気にされてましたから、
今回も大変だろうなぁ…と思っていたのですが、
ご自宅は被害に遭わずに良かったですね。
みさとバタフライガーデン・・・ここにきて大盛況で驚いてます(笑)
今年は出かけての蝶撮りはできないので、ステイホームでの蝶撮りオンリーです。
まさかね、ここ数日でこのようなアゲハ祭りになるとは・・・
欲を言えば、ミヤマカカラスアゲハのピカピカに出会いたいで〜す!
そうですよね、ミヤマカカラスアゲハは憧れの蝶ですよね。
敷地内に食樹のキハダを植えてあるのですか?
一気に大樹になる方法はないのでしょうかね(笑)
まぁ、長生きするってもんでしょうか・・・
とうとう今年はフジバカマの花が咲くのですね! 良かったぁ〜
我が家の数株しかなく、しかもかなり貧弱なヨツバヒヨドリでも、
7月にアサギマダラが来てくれましたから、花さえ咲けば期待大ですよ。
株をもっと増やしたいようでしたら、遠慮なくおっしゃってくださいね。
今年も、花後に植え替え予定の株がたくさんありますから・・・
嬉しいご報告を、ありがとうございました。
今度は、もっと嬉しい報告を待ってま〜す♪