先日、実家の近くまで行く用事があったので、ついでに入笠山まで足を伸ばしてみました。
(…とはいっても、山に登ったわけではありませんよ、念のため…)
入笠湿原とその付近の散策をしてきました。
わたしにとって、故里にある入笠山は裏山のようなもので、懐かしくて想い出深い場所です。
でも、若かりし頃会社の山岳部所属だったうちの旦那さん、入笠山は初めてだとか・・・
入笠山は『花の宝庫』といわれ、季節ごとに色々な花が楽しめるところです。
(特に有名なのは、春に咲くスズランでしょうか…)
今の時期は、夏の花と秋の花が混在していてちょっと得した気分でした♪
このブログでは、いつも庭に咲いている花やその花にやってくる蝶の姿を見ていただいていますが、今日は高原に自生している花々と、そんな花の中を自由気ままに飛び交う蝶たちの姿を見ていただこうと思います。
(蝶の飛び交う姿とはいっても、飛翔は撮れませんので静止だけですけどね…)
庭で咲いている花とはまた違った趣で咲いている高原の花々、時間を忘れて見入ってしまいました。
こちらが、入笠湿原です・・・
入笠湿原とその周辺で出会った花々・・・
《アケボノソウ(曙草)》 と 《ウメバチソウ(梅鉢草)》
《ツリフネソウ(釣船草)》 と 《キツリフネ(黄釣船)》
《カワラナデシコ(河原撫子)》 と 《ハクサンフウロ(白山風露)》
《マツムシソウ(松虫草)》 そして、大好きなマツムシソウをもう一枚
《ノハラアザミ(野原薊)》 と 《ベンケイソウ(弁慶草)》
《コオニユリ(小鬼百合)》 と 《ヤマユリ(山百合)》の後姿
《ヤマホタルブクロ(山蛍袋)》 と 《ヤナギラン(柳蘭)》
黄色っぽい《ハナイカリ(花碇)》& 白い《ノコギリソウ(鋸草)》
薄紫の《ツリガネニンジン(釣鐘人参)》& 黄色い《アキノキリンソウ(秋の麒麟草)》
《エゾリンドウ(蝦夷竜胆)》
そして、木道沿いに群生するエゾリンドウ
《サワギキョウ(沢桔梗)》
そして、サワギキョウの群生
《ホソバトリカブト(細葉鳥兜)》
林道脇のホソバトリカブト と 湿原で咲くホソバトリカブト
《ワレモコウ(吾亦紅)》 と 《キオン(黄苑)》
《マルバダケブキ(丸葉岳蕗)》 そして、マルバダケブキの群生
写真に撮ってきたのは、ほんの一部の花です。入笠湿原やその周辺にはこの他にもたくさんの種類の花々が咲いていました。
花ではないけれど、近くの林の中で見つけたちょっとユニークな植物をひとつ・・・
『サルオガセ(猿尾枷)』です・・・
長く木の枝から垂れ下がるこの姿は、なんともユニークですねぇ~
別名『天女の舞』と呼ばれるようですが、この姿はとても天女の舞のようには見えませんけど・・・
アイヌの人々は『山の神様のひげ』と呼んでいたということですが、別名としてはこちらの方が雰囲気が合ってるかも。
調べてみると・・・
サルオガセは、菌類と藻類が一つになっている地衣類で、空気中の水分を吸って光合成をしているから、着生している木を枯らすことはないのだそうですね。
空気中の水蒸気を吸って生きているこの植物は、空気が澄んでいないと育たないのだそうです。
(このサルオガセが見られる入笠山は、空気が澄んでいるって証拠なのですねぇ~)
こんなにたくさんの花々が咲いている入笠山、もちろん蝶もたくさん飛び交っていました。
一番多かったのはヒョウモンチョウ。そしてクジャクチョウもたくさんいました。
入笠山で見かけた蝶たち・・・
《クジャクチョウ》・・・(湿原に遊ぶクジャクは色鮮やか…)
《ミドリヒョウモン(?)》・・・(何ヒョウモンなのか少々疑問…)
《ヒメキマダラセセリ》・・・(コキマダラセセリと似てるけど、こちらは『姫』の方だと思う…)
《イチモンジセセリ》・・・(我が家の庭でも一番多く見かけるセセリですが…)
《ジャノメチョウ》・・・(地味だけど、内に秘めた美しさを持っています…)
《キアゲハ(?)》・・・(痛々しい姿ですけど、これも自然の摂理…)
最後にもうひとつ、この日出会った嬉しい初見蝶のお話・・・
突然「ここに何かいるぞぉ…」と、旦那さんの声・・・
駐車場脇に、間伐材を粉砕して積み上げた山のような場所がありました。
その山の一角に何やらいると言うのです。
「どこ? 全然わからないけど、どこに何がいるの?」と言いながら、
とりあえずカメラを向けるけど、まだその物体が確認できないわたし・・・
さぁーて、この山にいるのは何かなぁ・・・
矢印(↑)のところに何かいるのですが、わかりますか?
・
・
・
ようやくわかったその物体は、なんと『キベリタテハ』でしたぁ・・・
(こちら(↑)山の一部を拡大した写真。ちょうど翅を広げてくれたところです…)
キベリタテハは、やがて粉砕したチップの山から降りてきて地面にとまりました。
そして、翅を開いたり閉じたり・・・
《キベリタテハ》・・・(大きな画像で貼り付けなおしました…)
(ikedanochohchoさんのコメントで「信州に住んでる以上このチョウだけは撮りたいです!!」
な~んていうお言葉をいただいてしまったから、気をよくして大きな画像で貼り付け直し…)
ビロードのような美しい翅を持つタテハチョウで、縁が黄色いからその名も『キベリタテハ』。
この蝶の存在は、以前『クジャクチョウの異常型』という蝶を見たときに調べて知っていました。
でも、出会ったのは初めて! 初見の蝶です!!!
こんなところで出会えたなんて・・・嬉しい嬉しい出会いでした。
…なので、キベリタテハだけ特別編集でご覧いただいたというわけです
今日は、入笠山で出会った花と蝶を見ていただきました。
普段もかなり自然の中で暮らしているわたしなのだけど・・・
こうして大自然の中で花や蝶に触れ合っていると、やっぱり自然っていいなぁ…って、
つくづく思うのでありました。
(…とはいっても、山に登ったわけではありませんよ、念のため…)
入笠湿原とその付近の散策をしてきました。
わたしにとって、故里にある入笠山は裏山のようなもので、懐かしくて想い出深い場所です。
でも、若かりし頃会社の山岳部所属だったうちの旦那さん、入笠山は初めてだとか・・・
入笠山は『花の宝庫』といわれ、季節ごとに色々な花が楽しめるところです。
(特に有名なのは、春に咲くスズランでしょうか…)
今の時期は、夏の花と秋の花が混在していてちょっと得した気分でした♪
このブログでは、いつも庭に咲いている花やその花にやってくる蝶の姿を見ていただいていますが、今日は高原に自生している花々と、そんな花の中を自由気ままに飛び交う蝶たちの姿を見ていただこうと思います。
(蝶の飛び交う姿とはいっても、飛翔は撮れませんので静止だけですけどね…)
庭で咲いている花とはまた違った趣で咲いている高原の花々、時間を忘れて見入ってしまいました。
こちらが、入笠湿原です・・・
入笠湿原とその周辺で出会った花々・・・
《アケボノソウ(曙草)》 と 《ウメバチソウ(梅鉢草)》
《ツリフネソウ(釣船草)》 と 《キツリフネ(黄釣船)》
《カワラナデシコ(河原撫子)》 と 《ハクサンフウロ(白山風露)》
《マツムシソウ(松虫草)》 そして、大好きなマツムシソウをもう一枚
《ノハラアザミ(野原薊)》 と 《ベンケイソウ(弁慶草)》
《コオニユリ(小鬼百合)》 と 《ヤマユリ(山百合)》の後姿
《ヤマホタルブクロ(山蛍袋)》 と 《ヤナギラン(柳蘭)》
黄色っぽい《ハナイカリ(花碇)》& 白い《ノコギリソウ(鋸草)》
薄紫の《ツリガネニンジン(釣鐘人参)》& 黄色い《アキノキリンソウ(秋の麒麟草)》
《エゾリンドウ(蝦夷竜胆)》
そして、木道沿いに群生するエゾリンドウ
《サワギキョウ(沢桔梗)》
そして、サワギキョウの群生
《ホソバトリカブト(細葉鳥兜)》
林道脇のホソバトリカブト と 湿原で咲くホソバトリカブト
《ワレモコウ(吾亦紅)》 と 《キオン(黄苑)》
《マルバダケブキ(丸葉岳蕗)》 そして、マルバダケブキの群生
写真に撮ってきたのは、ほんの一部の花です。入笠湿原やその周辺にはこの他にもたくさんの種類の花々が咲いていました。
花ではないけれど、近くの林の中で見つけたちょっとユニークな植物をひとつ・・・
『サルオガセ(猿尾枷)』です・・・
長く木の枝から垂れ下がるこの姿は、なんともユニークですねぇ~
別名『天女の舞』と呼ばれるようですが、この姿はとても天女の舞のようには見えませんけど・・・
アイヌの人々は『山の神様のひげ』と呼んでいたということですが、別名としてはこちらの方が雰囲気が合ってるかも。
調べてみると・・・
サルオガセは、菌類と藻類が一つになっている地衣類で、空気中の水分を吸って光合成をしているから、着生している木を枯らすことはないのだそうですね。
空気中の水蒸気を吸って生きているこの植物は、空気が澄んでいないと育たないのだそうです。
(このサルオガセが見られる入笠山は、空気が澄んでいるって証拠なのですねぇ~)
こんなにたくさんの花々が咲いている入笠山、もちろん蝶もたくさん飛び交っていました。
一番多かったのはヒョウモンチョウ。そしてクジャクチョウもたくさんいました。
入笠山で見かけた蝶たち・・・
《クジャクチョウ》・・・(湿原に遊ぶクジャクは色鮮やか…)
《ミドリヒョウモン(?)》・・・(何ヒョウモンなのか少々疑問…)
《ヒメキマダラセセリ》・・・(コキマダラセセリと似てるけど、こちらは『姫』の方だと思う…)
《イチモンジセセリ》・・・(我が家の庭でも一番多く見かけるセセリですが…)
《ジャノメチョウ》・・・(地味だけど、内に秘めた美しさを持っています…)
《キアゲハ(?)》・・・(痛々しい姿ですけど、これも自然の摂理…)
最後にもうひとつ、この日出会った嬉しい初見蝶のお話・・・
突然「ここに何かいるぞぉ…」と、旦那さんの声・・・
駐車場脇に、間伐材を粉砕して積み上げた山のような場所がありました。
その山の一角に何やらいると言うのです。
「どこ? 全然わからないけど、どこに何がいるの?」と言いながら、
とりあえずカメラを向けるけど、まだその物体が確認できないわたし・・・
さぁーて、この山にいるのは何かなぁ・・・
矢印(↑)のところに何かいるのですが、わかりますか?
・
・
・
ようやくわかったその物体は、なんと『キベリタテハ』でしたぁ・・・
(こちら(↑)山の一部を拡大した写真。ちょうど翅を広げてくれたところです…)
キベリタテハは、やがて粉砕したチップの山から降りてきて地面にとまりました。
そして、翅を開いたり閉じたり・・・
《キベリタテハ》・・・(大きな画像で貼り付けなおしました…)
(ikedanochohchoさんのコメントで「信州に住んでる以上このチョウだけは撮りたいです!!」
な~んていうお言葉をいただいてしまったから、気をよくして大きな画像で貼り付け直し…)
ビロードのような美しい翅を持つタテハチョウで、縁が黄色いからその名も『キベリタテハ』。
この蝶の存在は、以前『クジャクチョウの異常型』という蝶を見たときに調べて知っていました。
でも、出会ったのは初めて! 初見の蝶です!!!
こんなところで出会えたなんて・・・嬉しい嬉しい出会いでした。
…なので、キベリタテハだけ特別編集でご覧いただいたというわけです
今日は、入笠山で出会った花と蝶を見ていただきました。
普段もかなり自然の中で暮らしているわたしなのだけど・・・
こうして大自然の中で花や蝶に触れ合っていると、やっぱり自然っていいなぁ…って、
つくづく思うのでありました。