いつもiらしく

いつも自分らしく生きたい!
素敵に年を重ねていつも愛らしくいたい!
そしてわたしはいつもiMacと一緒・・・

今年咲いた朝顔たち《総集編》

2010年11月30日 | 我が家の花(2010)
今年このブログに朝顔の写真が登場したのは、たぶん二度くらいだったでしょうか。
我が家の顔ともいえる朝顔なのに、どうしたことでしょうねぇ~
…なのに総集編とはこれ如何に・・・
(まぁ、細かいことは抜きにしましょう…)


朝顔の棚などはもうとっくに片付けて、種の採取もすっかり終わりました。
ブログに登場させないままで終わってしまうのは、なんとも淋しいものです・・・


そこで『今年の朝顔総集編』ということで、まとめてみましたぁ~


今年も『例年と変わらぬ顔ぶれ』で庭を賑わせてくれた、我が家の朝顔たち・・・
 朝顔の原種といわれる『北京天壇
 西洋朝顔の中で、
   マルバアサガオに分類される『ミルキーウェイ
   ソライロアサガオの『ヘブンリーブルー』、『ブルースター』、『ウエディングベル
この5種類です。


いつものように5月連休後半に種蒔きした朝顔たちですが、いつもと違う今年の陽気に戸惑ってしまったのでしょうね。
例年よりも1ヶ月遅れの発芽となってしまいました。
そのため発育状況や花の咲き具合、そして種の結実にかなりの影響が出てしまいまして、
今年の我が家の朝顔事情は、悲喜交々といった状況となっております。


一昨年もそして昨年も、朝顔については数回に分けて充分すぎるほどの写真と記事で綴ってきましたので、自慢できるほどの花を咲かすことができなかった今年は、本日の記事1本に全部詰め込んでしまいましょう。
(遠い日々を思い返しながらの画像ですので、撮影日はきちんと記述しますね


北京天壇(ぺきんてんだん)…

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この花は、日本朝顔の原種といわれている朝顔です。


朝顔の研究をしている先生から『この原種の朝顔は珍しいんだよ…』という言葉が添えられて、
他の朝顔の種と一緒に『オマケ』と称してして数粒送っていただきました。
今から7年前のことです。そんな貴重な朝顔、絶やすわけにはいきません・・・


花の直径が5cm弱でとっても小さな朝顔ですが、白くて長い花筒と優しい水色が可愛らしくて、
大好きな朝顔です。


この花姿が好き・・・(8月21日、6時21分)

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今年もポール仕立て(?)にしてみました・・・・・・(8月21日、6時20分)

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こぼれ種から発芽して、通路の端っこで咲いてます・・・(9月3日、6時15分)

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あらまぁ、こんな所でも咲いてる・・・(8月17日、6時22分)

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それぞれの画像には、撮影時間も記述しておきました。
ね、北京天壇ってすっごく早起きでしょう・・・
(こちらがちょっと寝坊して庭に出ると、もう花が萎んでます…)


昨年は、引っ越してきて初めての春でしたので、まじめに種蒔きしましたが、今年は二年目。
昨年咲いた北京天壇のこぼれ種からの発芽で、今年は中庭のあちこちに可愛らしい水色の花がたくさん咲きました。
来年も種を蒔く必要はなさそうですが、それでも念のため一応種撒きはします。


北京天壇は咲く時期も早めに咲いて、次々と実を付けて種が完熟し、さっさと花の季節を終わらせてしまいます。
そんな品種なので、毎年北京天壇の種はた~くさん採取できます。
来春蒔く分だけ空き箱の中で保存して、あとはもしもの時のために冷蔵保存しておきましょう・・・
(朝顔の種は10~20年は冷蔵庫で保存できますから…)


ミルキーウェイ…

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このミルキーウェイも、直径が6cm弱と小さな花を咲かせる西洋朝顔ですが、
今流行りの夕方まで咲くという西洋アサガオの他の品種とは性質が全く違って、
花は朝から午前中にはほとんど咲き終えます。


この花、白地に紫色のラインが入っているのですが・・・
あれあれ? 上の写真を見ると赤紫色のラインの花もありますね。
ミルキーウェイの色違いかなぁ? …って思われるかも知れませんが、そうではありません。
この花は咲き始めは青紫色、次第に赤紫色に変わっていくという朝顔…『ミルキーウェイの七変化』が楽しめます。


こちら、ミルキーウェイ三姉妹・・・(9月1日)

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今年は、ぶどう棚に絡ませて咲かせました・・・(8月24日)

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このぶどう棚のナイヤガラという品種のブドウが昨年枯れてしまい、今は巨峰の小さな苗木が植えられています。
主のいない空いたままのぶどう棚・・・
こういった物を見かけると、つい朝顔を絡ませたくなってしまいます。
…で、ぶどう棚のこちら側にミルキーウェイ、向こう側にはブルースターを絡ませました


このミルキーウェイも、北京天壇同様に早い時期から花を咲かせるので、今年も完熟種が充分に採取できました。
(こぼれ種からどんどん発芽してくれるから、実はミルキーウェイも種撒きの必要がないのです…)


ヘブンリーブルー…

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西洋アサガオと言えば『ヘブンリーブルー』…と言われるくらいメジャーな花になってきました。
そんなヘブンリーブルー、今年は思うように咲かせることができませんでした


ひと月遅れの発芽が開花に響いてしまいまして、今年は花が少な目な少々残念な緑のカーテンとなってしまいました。
それともうひとつ、今年の春にこの場所の土を全部入れ替えてしまいまして、
そのときに肥料を入れなかったので、栄養不足も原因のひとつとなってしまったようです。


娘の家の和室前、いつものように二階のベランダまで咲かせてます・・・(8月20日)

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こちら、育苗用ハウスのパイプに絡ませてます・・・(8月28日)

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(中の花たちが日陰にならないように、入り口のパイプだけに絡ませました…)


涼しくなると、一斉に花盛りです・・・(9月3日)

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緑のカーテンは残念な結果となってしまったけれど、パイプハウスの方がなんとか頑張ってくれたので、ヘブンリーブルーの種は、思った以上にたくさん採取できてホッとしています


ブルースター…

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淡い水色に青い星形のライン、まさしくその名は『ブルースター』ですね。
涼しげな色合いが素敵な、西洋アサガオです。


昨年は、緑のカーテンとして我が家の特等席で咲いたこのブルースター、今年はその座をウエディングベルに譲って、ぶどう棚の下に種を蒔き、細々とぶどう棚に絡んで咲きました。


ぶどう棚で咲かせました・・・(8月27日)

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こちらは、こぼれ種から育ったブルースター・・・(9月15日)

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突然畑に発芽してきた2本のブルースター、タワー仕立て(ポール仕立て?)にしてみました。
たった2本ですけど、やっぱり畑の土は栄養があるのでしょうね。こんなに立派に育ちました。


この花は、上(↑)のヘブンリーブルーの色違いか?と思われるほど、その性質は全く同じです。
まぁ、言ってみればヘブンリーブルーの兄弟分ですね。
ただひとつだけ大きく違うところは、種が『白種』だということ。(形は同じなのですが…)
ブルースターの白種、今年はあまり採取ができなくて・・・156個だけでした


ウエディングベル…

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今年一番満足させてくれた朝顔が、このピンクのウエディングベルです。
この花も、ヘブンリーブルーの兄弟分。色の違いを除いては、全く同じです。
(こちらはブルースターと違って、種までそっくりさん…)


それでは、西洋アサガオの中の『ソライロアサガオ』を代表して、
このウエディングベルでその特長を見てみましょう・・・


西洋アサガオは、花の咲き方に特長があります
(花茎を伸ばしてその先に数個の花を咲かせるので、切り花にもできますね…)


花茎がなが~い・・・(9月3日)

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西洋アサガオは、長い時間花を咲かせ続けます
(9月に入って涼しくなってくると、夕暮れまで花が咲き続けます…)


夕暮れ時まで咲いてます・・・(9月25日、夕方5時頃)

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辺りが薄暗くなってきても、まだ咲いてます・・・(9月25日、夕方6時頃)

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西洋アサガオは、夏に咲く日本の朝顔よりも花期が遅く、9~10月頃が開花のピークとなります


ここからは日を追って、ウエディングベルの咲いている様子をご覧ください・・・


この時期に咲く花が一番きれい・・・(9月3日)

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西洋アサガオは、成長がよくてどんどん上に伸びていくので、緑のカーテンにはもってこいですね
(ただし、真夏の太陽を遮るのにはちょっと時期が遅過ぎるかもね…)


上部の傾斜をなだらかにしたので、下からでも天辺に咲く花が眺められます・・・(9月5日)

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花が天辺まで届くと、その後はシャワーのように降りそそいで咲きます・・・(9月14日)

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長く垂れ下がった花は、縁側まで届いてます・・・(9月22日)

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10月中旬、まだまだ咲き続けます・・・(10月15日)

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この時期には、前日の花と翌朝咲いた花が一緒に咲いてます・・・(10月23日)

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(これ(↑)、以前のブログにもアップした画像ですが…)


この後、11月に入っても花は咲き続けていたのですが、強い初霜が降りた朝、一気にダメになってしまいました。


こんなに花盛りのウエディングベルの種は、どのくらいの数が採取できたと思われます?
なんと、0個! この場所で咲いた花からは、一粒も種が採れなかった・・・


早くに咲いた花の実は、茎が黄色くなってきて次々とポロポロ落ちちゃうし(受粉に気温の関係もあるかなぁ?)、涼しくなってから満開になった花の実は、霜で全部ダメになってしまいました。
色んなことが重なって、種の採取が全くできなかったのです。こんなこともあるのです…
(そのために、冷蔵保存が必要なのですよね…)


アイリスの丘で隔離栽培したウエディングベルから46個だけ種が採取できたので、なんとか来年の分は間に合いました。
でも、約束してあった方々にはお送りできず、ホントごめんなさい!
来年は、たくさん採取できるよう頑張りますんで…


 今日の、お・ま・け 


アイリスの丘で隔離栽培しているウエディングベルの様子も、ついでに見ていただきましょう。


このブログでも何度もお話しているのですが、ピンクのウエディングベルの種を蒔いても、必ずといっていいほどヘブンリーブルーが咲く株が数本発芽してしまいます。
これは、たぶん先祖返りと言われるものだとは思うのですが・・・
でも念のため、昆虫たちの受粉による自然交雑を避けるために、他の西洋アサガオとは遠く離れた場所で花を咲かせています。


アイリスの丘で咲くウエディングベル・・・(9月14日)

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こちらは種の採取用なので早くに花を咲かせなければいけません。
ポットに種を蒔いて、稲の育苗用ビニールハウスの中(温室)で芽出しをして、定植させました。


このアイリスの丘には、モグラやネズミがいます。
(一昨年、たくさん植えたチューリップの球根が、全滅してしまいました。)
そこで、金網を埋め込んでモグラ対策をしなくてはいけません。
(苗の真下をモグラが通れば、根が浮き上がって朝顔の苗が枯れてしまう恐れもあるから…)


モグラ対策をして、苗を植え付けました・・・(6月6日)

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朝顔は自家受粉する花。開花直前の深夜11時~12時の間に自動的に受粉が行われているはず。
自然状態での自然交雑率は約4%だそうで、朝になって昆虫が来る頃には、ほとんど受粉が完了しているということなのですね。
だから、自然交雑の心配はさほどないということなのですが・・・
それでも、ウエディングベルの花の中にヘブンリーブルーが咲くのはちょっと悲しい
初めから混色しているんだったら、それはそれでいいのだけれどね。
ヘブンリーブルーとブルースターの混色だったら、ちょっと素敵かも・・・
(ただ種の採取となると、やはり面倒になりますね…)


こうして種採取用にとハウスで発芽させ、隔離栽培をして育てたウエディングベルですが・・・
夏の猛暑のせいでしょうか、せっかくできかけた実が端からポロリと落ちてしまいます。
結局採取できた種は46個だけ・・・


毎年、色々と工夫はしてみるのだけれど、山あり谷ありの朝顔栽培。
20年以上育てていても、全部の種類を満足できるように咲かせるというのは、なかなか難しいものです。

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ダラヒー咲いた♪

2010年11月25日 | 我が家の花(2010)
ダラヒーって何?


正式名を『エピフィルム ・ダラヒー(Epiphyllum darrahii)』。
流通名で白眉孔雀(はくびくじゃく)とも呼ばれるようですが、有角系月下美人の仲間だそうです。


こちら、エピフィルム ・ダラヒー・・・

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花径が5センチと、月下美人よりもかなり小さい花。今玄関で咲いています。


花がひとつ咲いただけでも、甘くむせるような香りがするこの花、
これだけ咲いていると、強い香りにめまいがしそう・・・


ダラヒーも月下美人と同じで、夜咲き性の花。
月下美人は数時間の儚い花の命だけど、ダラヒーは翌日の昼近くまで花を見ることができる…ということでしたが・・・


我が家のダラヒーは、開花してから5日間も花を咲かせ続けていました。
寒い時期に咲いたから、きっと花もちがよかったのでしょうねぇ~


実はこの花、昨年友人から『姫月下美人』ということで頂きました。
ところが、真夜中に開花した花は朝になっても萎むどころか、翌日もまたその翌日もそのまた翌日も花が咲き続けたまま・・・


「あれっ? 変だなぁ~ 開花時間が長すぎる。姫月下美人とは葉も違うし…」
…ということで、早速ネットで名前調べをしたけれど、どうしてもこの花に辿り着かない・・・


そこで、某「この花はなんでしょう」みたいなサイトで教えて貰うことにしました。
…で、ようやくこの花が『エピフィルム ・ダラヒー(Epiphyllum darrahii)』と判明。
 (葉(葉でなく葉状茎というらしい)に大きな切れ込みがあるのが特長で、葉先が丸いことから、
  エピフィルム ・ダラヒーではないかと教えていただきました…)


一番花が咲いたのは、11月20の深夜1時頃。
真夜中に開花して数時間で萎んでしまうと思っていたので、花を見るまでは…と、
眠い目を擦りながら、花が開くのを旦那さんと二人でわくわくしながら待っていました。


それでは、ダラヒーの『一番花』が開く様子をご覧いただきましょう・・・


「蕾が膨らんできた! 今夜あたり開花かなぁ?」・・・(19日午後、13時頃)

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「萼が1本開き始めたぁ。やっぱり今夜だね…」・・・(19日夕方、18時頃)

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「あっ、花びらがほころんできた。いよいよだねぇ…」・・・(20日深夜、0時頃)

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「萼も花びらも開いてきた。さぁーて、もうすぐ完全開花かなぁ…」・・・(20日深夜、1時頃)

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「1時間経ってもまるで変化なし。もう眠くなってきたよぉ~」・・・(20日深夜、2時頃)

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深夜2時半が過ぎました。もう限界です!
本日はここまで・・・おやすみなさ~い


そして、早朝・・・


「花が完全に開いています…」・・・(20日早朝、6時頃)

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さてさて、今度はいつになったら花が萎むのかを見届けなくては・・・


夜は灯りの下での撮影なので花の色も変わってしまっていたけど、
昼間の写真は実物どおりの色です。美しいお花を見てやってください。


「朝がきたのに、まだきれいに咲いてる…」・・・(20日朝、8時頃)

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「お花の横顔も見てみましょう…」・・・(20日お昼、12時頃)

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横から見るとよくわかるけど、ダラヒーの萼は平らに開くけど花はお椀形に開くのですねぇ~


「もしもし、もう3時ですよ。まだ咲き続けるの?」・・・(20日午後、15時頃)

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「夜になっちゃったのに、まだ萎まないのかなぁ…」・・・(20日夜、22時頃)

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この花は、いったいいつまで咲き続けるのでしょうか・・・


そして二日目、まだ咲いてます・・・(21日、お昼頃)

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三日目、萼が少し閉じてきたけどまだ咲いてる・・・(22日朝、8時頃)

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四日目、花びらの先端が少し変色してきてるけど、まだまだ咲いてる・・・(23日午前、10時頃)

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五日目のお昼頃、とうとう萎んできました・・・・・・(24日、お昼頃)

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こうして、ダラヒーの『一番花』は長い間ずっと花を開いて楽しませてくれました。


そして、バトンタッチするかのように次の蕾が三つ膨らんで、昨夜3輪の花が揃って開花!


今度は一度に3輪の花が開花・・・(昨夜24日、23時頃)

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今回の3輪は、わたしが眠っている間に静かに開花してもらい、今朝花とのご対面・・・


そして今、玄関を覗いてみるとまたひとつ開花の最中


今現在、4輪の花が咲いてます・・・(今夜、23時頃)

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(手前の花が、只今開花中…)


これからしばらくの間、このダラヒーの甘い香りに包まれた日々が続きそうです・・・


追記です・・・


翌朝の状態です。自然光の中でのお花も見てやってください。


4輪の花開花・・・(26日午前、10時頃)

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右二つの花は、もうすでに萎みかけています。
一番花は5日間も咲いていたけれど、一度にたくさんの花が咲くと開花時間も短くなるのか?
それとも気温の問題なのか?
ダラヒーって、色んな謎を秘めた神秘的で美しい花です・・・

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サフランとごぼう、ユニークな収穫♪

2010年11月19日 | 我が家の花(2010)
先日の収穫の秋に続いて、今日はユニークな収穫をご覧いただきましょう。


サフランの収穫とごぼうの収穫、はてさて何が飛び出すのやら・・・


まずは美しい花、『サフラン』の収穫から・・・


初夏に、近くの道の駅からサフランの球根を買ってきて植えました。
今年花は無理だろう…と思っていたのですが・・・


サフランの花が咲きましたぁ・・・

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春に咲くクロッカスによく似てますね。
でもクロッカスと違うところは、
秋に咲くということと、もうひとつ、真っ赤な長い雌しべがあるということ。
まだあります・・・・
クロッカスの花色は色々あるけれど、サフランの花色はこの薄紫色だけ。


さて、サフランの花が咲きましたが、この花を収穫してしまうわけではありません。
せっかく咲いた花、じっくりと眺めて楽しみましょう・・・


赤くて長い雌しべがきれいです・・・

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あれ? こっちの花には赤い雌しべがない・・・

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もうおわかりでしょうか。サフランの収穫とは・・・
花を摘むのではなくて、赤い『雌しべ』を摘み取ることなのです。


花が開いたら、赤い雌しべを摘み取り、
そして乾燥させて、色んなお料理の香辛料として使うのですね。


乾燥雌しべ・・・
 「収率が低いため貴重で、1gあたり500~1,000円程度と高価である。」
  だそうです。(ウィキペディアより…)
  たった1gのサフランを作り出すには、300個もの花が必要なんですって。
  だからこそ高価なのだそうです。


こちら、乾燥させた雌しべ・・・

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摘んだ雌しべを紙コップに入れて、出窓で乾燥させました。
(風で飛んでいかないようにね…


この状態になったら、お料理に使えます。
サフランライスやパエリアやブイヤベースなどのお料理に使うんだと、
旦那さんは張り切っております


『赤い』雌しべを使ったサフランライスやパエリアは、なぜか『黄色い』ご飯・・・
赤い雌しべなのに、なにゆえ黄色?


それはね、
赤い乾燥雌しべを水に入れると黄色い水になり、その水を使って炊いたご飯が、
黄色く色付くからなのです。


乾燥した赤い雌しべをお湯に入れてから30分程経つと、


あ~らふしぎ、黄色いお湯になってきた・・・

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サフランの名前は、『黄色』を意味するアラビア語の「zafran」からの変化らしいということです。
そして、古代ギリシャでは王族だけが使うことが許された、黄色の染料だったとか・・・


サフランは、高貴なお花なのですねぇ~


次は、ごぼうの収穫です・・・


もう何度もお話していますが、畑の野菜作りは旦那さんの担当。
…なので、野菜を収穫してもこのブログにはほとんどアップしてません。


でも、今回ご紹介するごぼうは、ブログネタにもってこいのユニークな栽培の仕方をしているので、
是非みなさんにも見ていただきましょう…ということになりました


ごぼうは、『滝の川白肌牛蒡』という品種と『サラダ牛蒡』の二種類。
畑の隅っこで、それぞれ小ぢんまりと栽培されています。


それでは、『滝の川白肌牛蒡』の収穫からご覧ください・・・


これが、『滝の川白肌牛蒡』の栽培風景・・・

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なんと、肥料袋の中で栽培されてます。これは、『袋栽培』と呼ばれる方法のようです。
収穫がユニークというよりも、栽培方法がユニークなのですね


畑があるのに、なぜこのような栽培方法をしているのかといいますと・・・


実はこの畑、昨年までは田んぼだったのです。
土を少し掘れば固い土で、稲の栽培に適した水持ちの良い土壌になっているというわけ。
ごぼうや長芋など、地中に長く伸びて生育する野菜を作ることは、
この畑では困難なわけでして・・・


そこで肥料の空き袋の底を切り取って地上に置き、その中に土を入れてごぼうの種を蒔いたというわけです。


さて、この小さな『袋畑』で栽培されているごぼうは、どんな風に育っているのでしょうね。
ちゃんとごぼうができているのでしょうか・・・


袋を倒して底を覗いてみると、


地中まで伸びて、長く育ったごぼうが見えます・・・

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袋を破って土をほぐし、中を見てみると、


うわぁー、ごぼうができてるぅ・・・

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ふたつの袋畑で、こんなに収穫できましたぁ・・・

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お次は、畑の反対側に置いてある『サラダ牛蒡』の収穫です・・・


こちら、『サラダ牛蒡』の栽培風景・・・

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収穫したサラダごぼうです・・・

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上(↑)の普通のごぼうより、やや細くて短いサラダごぼうの収穫でした。


来年は、袋畑で長芋栽培にもチャレンジしたいと主人は申しておりますが、
さてさてどうなることやら・・・

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大文字草と季節外れのエーデルワイス♪

2010年11月16日 | 我が家の花(2010)
みなさんにはすっかり呆れられているでしょうが、遅れ遅れでアップされるこのブログ記事。
今回は、記事の途中でお話が初夏まで一気にさかのぼってしまいますが、ご了承くださいませ
(すべての画像に撮影日を記述しますので、ヨロシクね…)


本日の主役は二つの花・・・
山野草の『ダイモンジソウ(大文字草)』と、ヨーロッパアルプスの花『エーデルワイス』です。


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それでは、今もまだ細々と花を咲かせている『ダイモンジソウ(大文字草)』から・・・


山野草のダイモンジソウは、昨年株分けしたので小さな鉢の数もぐ~んと増えて、
玄関前やら裏の鉢棚やら庭のあちこちで花を咲かせました。


ピンクも白も『大の字』で咲いてます・・・(10月8日)

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大小の様々な株が、色んな場所で咲いてます・・・(10月6日、10日)

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昨年作った『石付き大文字草』も、白とピンク二種類の花が岩の上で花盛りです。
(我が家では、鉢花担当は旦那さん。なのでこれ作ったのも、もちろん旦那さん…


今年の、石付き大文字草・・・(10月6日)

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石付き大文字草の作り方などは昨年のブログでご紹介済みですので、今回は省略します。
岩(石灰岩)の上のダイモンジソウも昨年に比べると株が随分大きくなって、
今年は花も賑やかに咲きました。


これらの鉢植えは、間もなく畑の中に鉢ごと埋められて信州の寒い冬を越します。


鉢植えの冬越し・・・

 我が家では、室内に取り込んで冬に花を咲かせる鉢花以外のものは、
 盆栽も含めて全ての鉢を畑に埋めて(鉢の部分だけ地中)冬越しさせます。
 (地上部は、たくさんの落ち葉や籾殻で覆います…)


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次は、ヨーロッパアルプスの花『エーデルワイス』です・・・


「エーデルワイスって、初夏の花じゃあないの? どうして今頃登場するの?」
そんな声がバシバシと聞こえてきそうですが・・・


ハイ、おっしゃるとおりエーデルワイスは初夏に咲く花です。


ダイモンジソウと同じく、昨年株分けしたので小さな株になってしまいましたが、
それでも初夏には花がちゃんと咲きました
ただ、わたしの手違いでブログへのアップがされてなかっただけですぅ


なぜ今頃、思い出したようにブログにアップするのかと言いますと・・・
実はこのエーデルワイス、毎年秋にも花を咲かせるのですよ。
…なので、遅れついでに秋に咲いた花と初夏に咲いた花、本日一緒にまとめてアップ


まずは初夏に咲いた花から・・・


これがエーデルワイスの花・・・(6月21日)

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縁側に並べて・・・(6月21日)

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玄関脇のギボウシの前に置いて・・・(6月21日)

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突然ですが、ここでちょっと想い出箱を紐解いてみましょう・・・

 二十数年前に義弟家族がドイツ在住中、スイス旅行のお土産として、
 イベリスとエーデルワイスの種を買ってきてくれました。
 その種を蒔いてから今まで、絶やすことなくこのふたつの花(イベリスとエーデルワイス)は、
 我が家の庭でずっと咲き続けています。


そんな想い出の花でもあるエーデルワイス、二十年以上ずっと鉢植えで育ててきたのですが、
昨年初めて地植えに挑戦してみました。


ヨーロッパアルプスで咲く花なのだから、信州の冬も大丈夫かもしれないと思って、
ロックガーデン風の土手に植えたところ・・・


無事に冬を越して、エーデルワイスの花を地植えで咲かせることができたぁ!


地植えで花が咲きましたぁ・・・(6月25日)

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(嬉しかったから、大きな画像を貼り付けちゃった…)


なにごとも、やってみるものですねぇ~


小さな鉢花をたくさん管理するのは大変なので、このように地植えで咲かせるエーデルワイスをもっと増やそうかと思っています。(旦那さんのお仕事は減るけど、わたしのお仕事が増える…)


そして秋です・・・


今年はほんの少ししか花が咲かず、ちょっぴり淋しい秋のエーデルワイスです。
(株分けしたばかりなんだから、しかたがないですけど…)


秋に咲くエーデルワイス・・・(10月23日)

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こちら、寒そうに首をすくめて咲いてます・・・(11月5日)

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エーデルワイスの鉢たちも、間もなく畑に埋められて春が来るのを待ちます。


小さいながらも初夏と秋に咲いてくれたエーデルワイスたち、
ようやくブログにアップすることができてホッとしました。


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「ブログは日記帳のようなものだからね、リアルタイムでアップするものだよ…」
と、いっつも娘に叱られているけれど・・・


わたしにとっては『記録帳』でもあるのだから、こうして記録できればそれでいいんです・・・
(ちょっと開き直ってますが…)

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収穫の秋・・・

2010年11月14日 | 日々の暮らし
先日強い霜が来て、畑の野菜も一夜にして真っ黒になってしまいました。
前日まで青々としていたヤーコンの葉も、無残な姿に変身です。


ヤーコンは、春に種芋を頂いて今年初めて作った野菜。
山梨からやってきたtake印のヤーコン、さぁ収穫です。


あらまぁ、こんな姿に・・・

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でも大丈夫! ヤーコンは地中にできた芋を食べるのです。


一株抜いてみると、こ~んなにいっぱい・・・

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たくさん収穫できましたぁ・・・

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一見、サツマイモと間違いそう・・・

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このヤーコン、サツマイモと違うのは『生で食べられる』というところ。
サラダなどにしていただきます。
水っぽくて、シャキシャキしてて、すこ~し甘くて・・・
お味も食感も、果物の梨にちょっと似てるかもしれません。


サラダの他にも、味噌漬けにしたりキンピラにしたり天ぷらにして食べたけれど、
どれも美味しかったです。


ヤーコンの味噌漬けとキンピラ・・・

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ヤーコンの収穫よりずっと前に、韓国大根の『ムー』も収穫しました。
こちらは三重からやってきた、mcnj印の種から育てたものです。


やはり初めてのこと、「なかなか上手に作れなかった…」と、我が家の野菜担当の旦那さんは言ってました。


韓国大根、『ムー』です・・・

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mcnjさん、こんな大根にしか育たなくて、ホントごめんなさい・・・
(うちの旦那さん、野菜作りはまだ修行中の身なので、お許しくださいね!)


mcnjさんがプランターで育てられたムーの方が、何倍も立派な大根でしたねぇ~
もう少し種が残っているので、来年はもっと立派なムーを作ると言ってますが…


ムーは、歯ごたえがあって『カクテキ』にすると一番美味しいのだとか・・・


前回の収穫時にはキムチの素だけを使って、普通のカクテキを作ったのですが、
今回は色んなものを入れて、我が家流カクテキにしてみました。


我が家流カクテキの材料とカクテキ・・・

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日本の大根とは食感がまるで違い、カリコリとした歯ごたえがたまりません。
ムーを使って作ったカクテキは、やっぱり違いますねぇ~


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収穫といえば、以前のブログでご紹介した『和ワタ』が霜が降りてもまだ収穫できていたのですよ。
昨日最後の収穫が終わり、ワタの木を片付けました。


コットンボールがはじけて、白と茶色のワタが飛び出した様子を再びご覧ください。


こちらは、白ワタ・・・

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こちらが、茶ワタ・・・

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これ、収穫したワタの一部です・・・

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コットンボールがはじけると、三つに分かれてワタが飛び出すのですが・・・
白ワタはひとつのふわふわの中に種が8個(なぜか茶ワタは7個)、三つのふわふわには計24個の種が入っています。
…ということは、1個の実(コットンボール)からは24個もの種が採れるということですね。
(以前1個の実から7個の種とか言ったこともあったかもしれないけど、24個です…)


ひとつひとつの種は、ふわふわしたワタにしっかりと包まれています。
春になったらこのワタをきれいに取り除いて、丸裸にした種を蒔きます。


このワタの種もヤーコンと一緒に山梨から届いた、take印のワタ。
白ワタも茶ワタもたくさん収穫できました。
信州の気候を心配してくださっていたのですが、無事に収穫できましたぁ


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我が家では、畑のことは全て旦那さん任せ・・・
…なので、本日アップした収穫物はみんな旦那さんが育ててくれたものなのです。


 今日の、お・ま・け 


三日前に撮影した、三つの秋をお楽しみください・・・
里の秋、標高の高い山林の秋、そしてもっと高い山の秋です。


真っ赤に色付いた、庭のモミジ・・・

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晩秋の風景・・・

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カラマツの紅葉と冠雪の北アルプス・・・

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今日は、もうひとつオマケ・・・


三日前に撮影した、小菊にとまっている三種類の蝶です・・・
黄色い花と蝶たち、それぞれに行く秋を惜しんでいるのでしょうね。


ヤマトシジミ・・・

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ベニシジミ・・・

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ヒメアカタテハ・・・

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里の秋も、日一日と深まってまいりました・・・

コメント (18)
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