その花の名は『プリムラ・マラコイデス』♪

和名では、
日本の桜草に似ていて小振りな花だから『乙女桜』とか、
葉裏や茎が白い粉をかぶったように見える株があることから『化粧桜』とか、
可愛らしくて美しい名で呼ばれています。
乙女桜、化粧桜と言っても、
上の写真でお分かりのように、記念樹にするような桜の花ではありません!
「オカメじゃありません! 乙女です!…」と、毎回同じセリフを言ってる、
あのおばさんデカでもありません!
あの方の名前は、乙女桜ではなくて 桜 乙女 でしたね

プリムラ・マラコイデスは、西洋の『桜草』です♪
名前のことはこのくらいにしておいて、さて先へと進みましょう・・・
以前にブログ友のmcnjさんから送っていただいたクリスマスローズの開花株ポットの中で、
日本桜草にそっくりの小さなピンクの花が咲いた♪
クリスマスローズの株を挟んで左右に1株ずつ、小さな新芽が出てきて、
右側の株に、とっても小さな花が咲いたのです・・・
クリスマスローズの株元に咲く、小さなプリムラ・マラコイデス♪

(もう色褪せてきてるこのクリスマスローズ、可愛いピンクの花なので只今種の完熟待ち♪…)
最初に葉を見たときは、日本桜草の葉に似てるなぁ…って思い、
抜かずにそっと見守っていました・・・
そしたらなんと、小さな蕾を付けた細い花茎が上がってきて、
可愛らしいピンクの花を咲かせました

花も葉も咲いてる姿までも、日本桜草にそっくり♪

ポットの中から突然ぽっと出てきて咲いたこの花、あまりにも小さすぎて、
すぐにはプリムラ・マラコイデスだとわからなかった・・・
でも花の中心が黄色いから、
この花は日本桜草ではなくて プリムラ・マラコイデス ですね

プリムラ・マラコイデスと言えば、
長く伸びた花茎に、輪状になった小花が段をなしながらたくさん咲くから、
1株だけでもとっても華やかなお花です。
でも、ポットの中で咲いてるこの花はというと、
蝶に例えれば生まれたばかりの新生蝶のようなものだから、
まぁ、言ってみれば 新生花 ってことなのでしょうか…

この小さな花を見て、ふと思ったことは・・・
そうだ、
たくさんの花を付けた華やかなプリムラ・マラコイデスを、
mcnjさんのブログで、毎年拝見させていただいてたことを思い出した・・・
きっと、
プリムラ・マラコイデスが咲いてるその側に、
送られてきたクリスマスローズのポットが、置かれていていたのでしょう・・・
そして、
プリムラ・マラコイデスのこぼれ種がクリスマスローズの株元で眠ったまま、
宅配便に揺られて遠く信州までやってきたのでしょう・・・
やがて、
信州の春を感じて目覚め、芽を出して、
春の陽射しをいっぱい浴びながら、今花開いたってことなのでしょうね・・・
その昔、
ご近所さんからプリムラ・マラコイデスの苗を頂いて、
鉢植えで育てたことがあったけど、いつの間にか消えてしまった・・・
久しぶりに、
あの可愛らしい花を育ててみたくなりました・・・
だけど、
プリムラ・マラコイデスは寒さに弱い花ので、
ここ信州では鉢植えにして、室内で冬を越させなければなりません・・・
(温暖な地方だったら、地植えでも大丈夫なのだけど…)
今はまだ、
小さな蕾を付けて、こうして可愛らしい花を咲かせているのだから、
花が全部咲き終わってから、小さな鉢に移してあげましょう・・・
これから、
信州の気候に馴染んでもらい、すくすくと大きく育って、
来年には花をたくさん付けた 一人前のプリムラ・マラコイデス になってくれますように・・・
…と願いながら、
この花の物語は、これでおしまい!
岐阜県から頂いてきたヤブランに、カンアオイがくっついてきたかと思えば、
今度は、
三重県から届いたクリスマスローズに、プリムラ・マラコイデスがくっついてきた♪
(一緒に送られてきた他の株元も探してみたけれど、発芽したのは今のところこの1株だけ…)
お花を頂くと、このようなことがよくあるんですよね

今日は小さな花、プリムラ・マラコイデス物語でした・・・
(カタカナが並ぶこの名前では長くなってしまうので、タイトルは和名の乙女桜ってことで
