きょう配信しました。
今号のコラムのポイントは、次の2点です。
第一に、前号で「最初のボタンのかけ違い」にたとえた初期対応は「間違いのうちに入るかどうか」と思えるくらい、よくある常識的な対応だから、そのことを後悔するのではなく、気がついたときに考え直して、あらためて適切な対応を積み重ねていくことが大切だ、ということを「かけ違ったボタンをかけ直す」プロセスにたとえながら説明しています。
第二に、そのプロセスがうまく進むために避けて通れない課題は、親御さんが常識的な発想からの転換につとめることだが、親御さんにとってそれは、本人が“よろい(=世間の常識”)を捨てることと同様難しく、葛藤をともなう内的作業になる。しかし、当スタジオが現在開催中の家族学習会や普段の相談業務で、揺れ動く心情を漏らす親御さんもしばしばいて「本人と親が同じ道(=常識的な発想から転換できるようになるまでのプロセス)を歩んでいるケースが多い」と実感させられる、と述べています。
あらためて不登校とひきこもりの青少年とその家族が歩む道を見渡した文章として、先の不安を抱えている親御さんが読まれて、少しでも希望をお持ちいただければ幸いです。
『ごかいの部屋』166号
今号のコラムのポイントは、次の2点です。
第一に、前号で「最初のボタンのかけ違い」にたとえた初期対応は「間違いのうちに入るかどうか」と思えるくらい、よくある常識的な対応だから、そのことを後悔するのではなく、気がついたときに考え直して、あらためて適切な対応を積み重ねていくことが大切だ、ということを「かけ違ったボタンをかけ直す」プロセスにたとえながら説明しています。
第二に、そのプロセスがうまく進むために避けて通れない課題は、親御さんが常識的な発想からの転換につとめることだが、親御さんにとってそれは、本人が“よろい(=世間の常識”)を捨てることと同様難しく、葛藤をともなう内的作業になる。しかし、当スタジオが現在開催中の家族学習会や普段の相談業務で、揺れ動く心情を漏らす親御さんもしばしばいて「本人と親が同じ道(=常識的な発想から転換できるようになるまでのプロセス)を歩んでいるケースが多い」と実感させられる、と述べています。
あらためて不登校とひきこもりの青少年とその家族が歩む道を見渡した文章として、先の不安を抱えている親御さんが読まれて、少しでも希望をお持ちいただければ幸いです。
『ごかいの部屋』166号