ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

「家族学習会【ひきこもり編】」第2回

2010年06月15日 17時01分34秒 | 相談援助
 5月28日にお知らせしたとおり第1回が中止になったこの学習会、先週の土曜日は予定どおり第2回を開催しました。

 今年は「わが子のひきこもりに対する思いが、開始前と終了後とで変わったかどうか」をうかがうという“意識調査”を初めて試みました。
 アンケート用紙に「長期化するといいことはないから早く社会に戻したい」「4月に起きた一家5人殺傷事件は他人事とは思えない」など5つの例を挙げ、それぞれ「そう思う」から「そう思わない」まで4段階の選択肢に○を付けていただく設問を用意し、開始前と終了後に記入していただいたのです。

 すると、思いが望ましい方向(担当者が期待する方向)に動いた(少し変わった)方がほとんどで、この学習会を開催した成果が出たという結果になりました。

 今回のテキストが『なぜ変わりにくい?不登校・ひきこもり』という表題の「ワンポイントブックレット[5]」で、テーマが「不登校児とひきこもり青年の、二つの<こだわり>とそれをやわらげる対応」という、多くの場合に共通するものだったため、どの親御さんにとっても話しやすく、濃密な話し合いができたことも、前述の結果につながったものと思われます。

 次回の第3回は『願望と実行のあいだ~不登校・ひきこもりの焦り~』という表題の「ワンポイントブックレット[6]」がテキストです。これまた多くの場合に共通する「焦り」というテーマで収録した『ごかいの部屋』の文章3本ですので、ぜひ参加して参考にしていただいたうえ、ご家族どうしで大いに語り合っていただき、少しでも本人への思いが変わられることを期待しています。

 次回1回だけの参加も可能ですので、お気軽にお申し込みください。

「家族学習会【ひきこもり編】2010」の要項を見る
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『ごかいの部屋』第178号

2010年06月10日 19時27分04秒 | ホーププロジェクト
 先ほど、1日半遅れで配信しました(申し訳ありません)。

 今号のコラムは通算150本目です。そこで、最初に筆者によるお礼のご挨拶を掲載し、そのあとコラム本文が続く誌面になっています。

 コラムは、親御さんからよく聞くお言葉を取り上げる連載の2回目です。今回は「どう話し(かけ)たらいいのかわからない」というお言葉を取り上げ、そのことに悩まれている親御さんに筆者がよく提案している「“防衛線”発見法」と呼んでいる方法を説明しています。

 これは、話題や話すきっかけのなかで、本人の「これ以上踏み込んでほしくない」という範囲を判断し、親子が円滑に会話できる関係になるためのコミュニケーションの工夫です。

 親御さんの対応について、これほど具体的な方法が提案され、お悩みの親御さんにそのまま実行していただける内容になっているコラムは久しぶりです。どうぞご検討ください。

【訂正】コラム本文中「不穏な兼号」とあるのは「不穏な言動」の誤りです。失礼いたしました。

『ごかいの部屋』178号を読む
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