ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

ひきこもりイベントのお知らせ

2021年05月28日 15時00分00秒 | 代表丸山の活動
 “ガッキーロス”から立ち直りつつある、当スタジオ代表の丸山です。

 さて、来たる6月12日(土)と7月11日(日)、会議アプリ「ZOOM」を使って第4回の「ひきこもり つながる・かんがえる対話交流会in神奈川(略称「つな・かん神奈川」)」というイベントが開催され、私が話題提供者とグループファシリテーター(進行役=ふたり体制のうちのひとり)をつとめます。

 主催は、ひきこもり家族会「KHJ横浜・ばらの会」、共催は、私が代表をつとめているひきこもり関係グループ「ひきこもり つながる・かんがえる神奈川ネットワーク(つなかん神ネット)」。

 よくある講演会やシンポジウムなど「聴くだけ」のイベントとは違い、全員で話し合い、語り合い、情報交換・意見交換を行う“対話集会”です。

 具体的には、話し合いたいテーマを選んでグループに分かれ、立場の違いを超えて対等に話し合うなかから、地域での「新しいつながり」や「活動のヒント・アイデア」が得られ、ひきこもりに関係する動きや活動が発展したり新たに生まれたりする“苗床”になることをめざします。

 ひきこもり状態だった人が起こした通り魔殺人&自殺事件(通称「登戸事件」)からきょうで2年。その後のひきこもりをめぐる行政の動きが活発になり、最近では中央省庁や国会議員にも動きが出始めています。他方、東京都と神奈川県で自立支援ビジネスを相手取った訴訟が同時進行しています。
 私の話題提供は、そのような動向をご紹介したうえで、このイベントを既存の支援にとらわれず「生きやすい地域・社会づくり」や「分野・立場を超えたネットワークづくり」という視点に立ってあらゆる分野・立場の方がつながる地域ネットワークを創出するきっかけにしようと呼びかけるものです。

 ZOOMを使用してグループ分けする都合上、少人数制で2度開催。同内容ですのでどちらか1度のご参加でOK。「自分の思いを話したい」「対応していての困りごとを相談したい」「活動仲間がほしい」「多職種連携の必要性を感じて」など、どんな動機でもかまいませんので、当事者経験者やそのご家族親族の方々はもとより、ひきこもり分野にかぎらず相談・支援などの関係者から関心ある一般の方にいたるまで、ご都合のよろしいほうににご参加ください。


↓主催団体が掲載した開催要項を見る(「お知らせ」欄)
http://yokohama-bara.com/

 ちなみに、この「つなかん」は、ひきこもり家族会の全国ネットワーク「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」が助成金を得て、3年前からおととしにかけて全国35か所で順次開催したイベントで、これまでに開催された地域のなかには、第2弾以降を自主開催しているところが数か所あり、わが神奈川県でも去年第3弾を開催し、今年第4弾を開催することになったものです。
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『ごかいの部屋』バックナンバー公開第58回のお知らせ

2021年05月26日 16時40分37秒 | ホーププロジェクト
 皆既月食とスーパームーンが24年ぶりに重なる今夜ですが、皆様の地域では見られますでしょうか。

 さて、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』バックナンバー掲載文の「note」への転載企画、先月最後に転載した文章から続く192号から195号の掲載文を転載し終わったあとの今月最後、通算58本目の転載は、次の第196号(9年前の6月に配信)に掲載の『支援思考と生活思考』という文章を前後編に分けての転載です。

 前編では、前回例に挙げた2種類の言葉を“本人が不登校/ひきこもり状態である場合にかぎって使われる「支援の言葉」と、本人がどんな状態にあっても必要であればいつでも使われる「日常の言葉」 ”に分け、前回例示した「本人に経済状況をどう伝えるか」を例に、2種類の言葉による本人の受け止め方の違いを指摘しています。
 後編では、もうひとつの例として「ペットを飼っていいかどうか」という親御さんのお悩みが「支援思考」から生まれていることを指摘し「生活思考」を心がけることによって「日常の言葉」で話すようになると、本人と家族にどのような好影響が生じるかを論じ、家族の幸せを追求する「生活思考」を推奨して締めくくっています。
 末尾欄外にも書いているように、よくある親御さんのお悩みを例に書いていますし、講演にも良く盛り込んでいる内容です。親の対応という点ではかなり普遍的なテーマであり、筆者の丸山が早くから対応理念のひとつに据えている基本的な考え方をまとめた1本です。

 なお「note」には、文章が気に入った方がカンパで応援する「サポート」というシステムがあります。丸山の場合は相談援助実践のスキルアップと『ごかいの部屋』の充実した掲載文執筆に還元するための研修資金として大切に使わせていただきますので「参考になった」「役に立った」などとお感じになりましたら、ぜひサポートしてくださいますようお願いいたします。

 変異株の流行が拡大している折、お気をつけてお過ごしください。

↓今回のnoteを読む(冒頭にリンクしてある前編からお読みください)
https://note.com/human_studio/n/n40fa3b86238f
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『ごかいの部屋』バックナンバー公開第57回のお知らせ

2021年05月19日 19時06分47秒 | ホーププロジェクト
 雨の1日となった当スタジオ周辺ですが、皆様の地域はいかがでしょうか。

 さて、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』バックナンバー掲載文の「note」への転載企画、今月は、先月最後に転載した文章から続く192号から195号の掲載文を順に転載しています。「不登校/ひきこもり状態の人が元気になっても支援を受けられない理由」を考える内容が中心です。

 その3番目となる本日の通算57本目は、9年前の6月に配信した第194号に掲載の『動きやすくなることから』という文章を前後編に分けての転載です。

 この文章は、前回転載した文章で取り上げた「第18回青少年支援セミナー」2日目のプログラム「パネルトーク」での、登壇者による発言を引用しながら丸山が自説を展開した具体的な内容です。

 前編では、これまでの内容から「本人が元気になっても支援を受けられない理由」を4点にまとめたうえで「支援を受けにくい要因」をさらに2点挙げると伝えます。その1点目として「支援の言葉」を挙げたうえ、反対に「日常の言葉」が「支援の言葉」に取って代わられていることの問題点を論じます。
 後編では、2点目として「高校生以上の世代の場合、本人への経済支援がないこと」を挙げて、なぜ経済支援が有効なのかを説明したうえ、まとめとして「支援が受けやすくなる3要因」を提示し、結論として「支援を受けるより動きやすくなるほうが先決」という結論を導き出します。
 末尾欄外にも書いているように、9年経った現在でも、不登校/ひきこもり支援を問い直す内容としてまったく色あせていない文章です。

 なお「note」には、文章が気に入った方がカンパで応援する「サポート」というシステムがあります。丸山の場合は相談援助実践のスキルアップと『ごかいの部屋』の充実した掲載文執筆に還元するための研修資金として大切に使わせていただきますので「参考になった」「役に立った」などとお感じになりましたら、ぜひサポートしてくださいますようお願いいたします。

 蔓延防止措置や緊急事態宣言の地域が拡大している折、お気をつけてお過ごしください。

↓今回のnoteを読む(冒頭にリンクしてある前編からお読みください)
https://note.com/human_studio/n/nc5cdb171eef3
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「不登校・ひきこもりセミナー2021」プログラムのご紹介(3)

2021年05月18日 03時24分22秒 | 不登校・ひきこもりセミナー2021
 早くも梅雨入りかと言われ始めた関東地方ですが、皆様のところはいかがでしょうか。

 さて、4日後に迫った標記イベントですが、まだ定員30人の半分も埋まっておりませんので、ぜひご参加をご検討いただきたく存じます。お申し込みはPeatixのほか当スタジオ宛メールでも承っております。

 そこで本欄では、毎回第2部でやっている「対談」の、ゲストの方および内容をご紹介します。タイトルは『経験者と関係者が語る不登校・ひきこもり』です。 

 対談ゲストは毎回“経験者相談員”を招いていますが、今回はいじめや集団暴行の被害に遭って不登校状態からひきこもり状態、さらに摂食障害にまで至った経験を持ち、現在は依存症の分野で活躍している藤原秀博氏。当事者活動としては「暴力的「ひきこもり支援」施設問題を考える会」共同代表をつとめています。
 同会は施設被害に関する情報収集や被害者支援にたずさわるほか「ひきこもり人権宣言」の作成チームを立ち上げ、そのメンバーのひとりとして丸山を招へいしたことで出会いました。季刊誌『Be!』にしばしば執筆しているほか『現代引きこもり生活学のすゝめ』という著作もあります。
 
 対談内容は、下記の予定です。
 興味を持たれた方はぜひご参加のうえ、こちらをお選びください。

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『悪質支援業者はなぜ生まれるのか ~愛のある関わりとは何か~ 』

 ひきこもる本人と親、支援者が陥りやすい問題を提言。本人と家族の人権について考えながら、横行する悪質支援業者と、本人と家族に必要な支援者の違いを端的に説明。

1.家族はなぜ悪質支援業者に依頼してしまうのか。社会復帰・就労ありきの見守りをする家族が陥りやすい問題点とは。苦しんでる家族の深層心理に迫る。
2.悪質支援業者はどうして生まれるのか。一般的な支援者も陥りやすい課題から、無自覚な悪質な支援者の深層心理に迫る。
3.本人と家族に必要な支援者とはどんな存在なのか。愛のある見守り、愛のある支援、愛のある親子関係って何なのかを考察。
 4.社会環境の問題点を見ながら、コロナ禍で激増するゲーム依存による「ひきこもり」の特徴など、本人の苦しみを解説。

※内容は微修正することがあります

==========

 当日、ひとりでも多くの方とお会いできることを願っております。
 全体のプログラムと募集要項は、下記リンク先をご覧ください。

↓Peatixに掲載した開催情報を見る
http://husta-hutohikiseminar4.peatix.com

↓メールでのお問い合わせ・お申し込み
husta.maru@@gmail.com(@をひとつにして送信ください)
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「不登校・ひきこもりセミナー2021」プログラムのご紹介(2)

2021年05月16日 16時50分47秒 | 不登校・ひきこもりセミナー2021
 早くも梅雨のような天候が続き始めた神奈川県ですが、皆様のところはいかがでしょうか。

 さて、6日後に迫った標記イベントですが、まだ定員30人の半分も埋まっておりませんので、ぜひご参加をご検討いただきたく存じます。お申し込みはPeatixのほか当スタジオ宛メールでも承っております。

 そこで本欄では、毎回第2部でやっている「座談会」の、ファシリテーターと話し手の方、および内容をご紹介します。タイトルは『経験者と関係者が語る不登校・ひきこもり』です。

 ファシリテーターは「ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜」(ひき桜)代表の割田大悟氏。割田氏はひきこもり状態から2012年に初めて居場所に参加。それからいろいろな会に参加していくなかで出会った当事者仲間と喫茶店でお茶しながら「自分たちで居場所をつくろう」と「ひき桜」を結成。横浜市内で居場所「ひき桜」を、その後町田市内で「ひき町」を、それぞれ開催しています。また通年の学習会「ひきこもりピアサポートゼミナール」を、昨年度まで4年間開催。講演や専門誌への執筆など活動が高く評価されています。
 丸山とは2014年2月に出会い、2016年度は運営スタッフ、2017年度から始まった連続講座「ヒュースタゼミナール」のグループファシリテーター、翌年度から毎年第3回の講師、というように当スタジオにも関わっています。

 そこで「座談会」では、毎回ヒュースタゼミナールの修了者から2名の方に話し手になっていただき、割田氏の解説と進行によって同ゼミで学んだこと、自分の活動や仕事に活かしていきたい/活かしていること、などお話しいただいたあと全員参加のフリートークになります。
 今回の話し手は、居場所「ゆるり会」を毎月開催している地域活動家の青木貴子氏と、東京都内から同ゼミに通っていた子どもの学習支援に携わっている、ひきこもり経験者の余郷壮平氏です。

 「先生に教わるより平場で対等に語り合いたい」「不登校/ひきこもり状態の何を学んだらいいか知りたい」「不登校/ひきこもり状態への関わり方を考えたい」といった方は、第2部でこちらをご選択ください。

 当日、ひとりでも多くの方とお会いできることを願っております。
 全体のプログラムと募集要項は、下記リンク先をご覧ください。

↓Peatixの開催要項を見る
http://husta-hutohikiseminar4.peatix.com

↓メールでのお問い合わせ・お申し込み
husta.maru@@gmail.com(@をひとつにして送信ください)
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「不登校・ひきこもりセミナー2021」プログラムのご紹介(1)

2021年05月14日 14時56分34秒 | 不登校・ひきこもりセミナー2021
 早くも梅雨の便りが南から聞こえてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、8日後に迫った標記イベントですが、まだ定員30人の半分も埋まっておりませんので、ぜひご参加をご検討いただきたく存じます。お申し込みはPeatixのほか当スタジオ宛メールでも承っております。

 そこで本欄では、毎回第1部で丸山がやっている講演の、今回予定している内容をご紹介します。タイトルは『不登校/ひきこもり対応に物申す~“復帰ありき”への対案~』です。
 自身の不登校・ひきこもり体験と不登校・ひきこもり相談18年の実践経験をもとに「悪質支援業者の横行を支えている“復帰ありき”の対応・支援を是とする社会通念が、本人の心理とどう解離しているか」を解明したうえ、学校・社会ではなく本人の側に立って理解し、悪質支援業者に頼らないで済む見方と対応・支援のあり方を提言します。

 興味を持たれた方はぜひご参加ください。

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1.本人の心理と家族・支援側の見方と対応方針――どう食い違っているか
 ① 本人への見方:悪人か異常者か困難者か
 ② 「自宅・自室」と「学校/社会」の間に生じた第3の心的世界とは
 ③ “トンネル”を歩き通すか穴を開けて引っ張り出すか
 ④ 葛藤の正体:「願い」と「思い」→「願い」の側に立つ支援者たち
 ⑤ 本人が望む生き方の探し方:学校/社会復帰は先か後か
2.悪質支援業者に頼らないで済む対応とは――学校/社会の側から本人の側へ
 ① 人権感覚:特別扱い(問題視)しない対応
  *不登校/ひきこもり状態は「生きざま」(悪徳支援業者を例に)
  *差別せず家族・社会の一員として接する(特別定額給付金を例に)
 ② 結果よりプロセス:模索しながら積み重ねる対応
  *判断と自然(自然にできるものと判断しなければならないものの比率)
  *会話の地層(川崎事件を例に)

※内容は微修正することがあります

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 当日、ひとりでも多くの方とお会いできることを願っております。
 全体のプログラムと募集要項は、下記リンク先をご覧ください。

↓神奈川県のひきこもり支援サイトに掲載された情報を見る
https://hkst.gr.jp/events/20306/

↓メールでのお問い合わせ・お申し込み
husta.maru@@gmail.com(@をひとつにして送信ください)
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『ごかいの部屋』バックナンバー公開第56回のお知らせ

2021年05月12日 18時24分23秒 | ホーププロジェクト
 当スタジオが所在する藤沢市も蔓延防止地域に指定されましたが、皆様の地域はいかがでしょうか。

 さて、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』バックナンバー掲載文の「note」への転載企画、今月は、前回の転載した文章から続く192号から195号の掲載文を順に転載しています。「不登校/ひきこもり状態の人が元気になっても支援を受けられない理由」を考える内容が中心です。

 その2番目となる本日の通算56本目は、9年前の4月に配信した第193号に掲載の『当事者の本音トークを聞いて』という文章を前後編に分けての転載です。

 この文章は、当スタジオが2012年3月に開催した「第18回青少年支援セミナー」で受付をつとめてくださった北村るみ子氏(新ひきこもりについて考える会世話人)が、勝山実・林恭子・伊藤書佳の3氏を招いて行った2日目のプログラム「パネルトーク」のご感想を書いておられたのを見た筆者の丸山が、許可を得て引用し補足を加えた内容です。

 前編では、パネルトークでの当事者語りが、関係者のそれとは違うリアルで実感がこもっていたことを報告したうえで、北村氏の文章を引用。勝山実氏を中心に展開されたひきこもり支援政策への批判と代案、聴いていた参加者の言葉が紹介されています。
 後編では、引き続き北村氏の文章から引用。このパネルトークとほかの「当事者が登壇するひきこもりイベント」との違い、特に多様性を指摘し、当事者発信の価値を初めて認識したことを語ったくだりで引用終了。丸山が林恭子氏の発言を引用して補足説明しています。

 末尾欄外では、このパネルトークが初めての本格的な当事者発信型イベントだったことを説明しています。

 当事者発信が盛んな今では考えられない9年前の状況や、当時から主張されていた当事者ならではの支援論を知る情報のひとつとして、参考にしていただければ幸いです。

 なお「note」には、文章が気に入った方がカンパで応援する「サポート」というシステムがあります。丸山の場合は相談援助実践のスキルアップと『ごかいの部屋』の充実した掲載文執筆に還元するための研修資金として大切に使わせていただきますので「参考になった」「役に立った」などとお感じになりましたら、ぜひサポートしてくださいますようお願いいたします。

 変異株が猛威を振るっている折、お気をつけてお過ごしください。

↓今回のnoteを読む(冒頭にリンクしてある前編からお読みください)
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ネット番組出演のお知らせ

2021年05月07日 15時47分25秒 | 代表丸山の活動
 仕事でバタバタしているうちにゴールデンウイークが終わってしまい、22日の「不登校・ひきこもりセミナー2021」に向けての広報活動にてんやわんやになっている、代表の丸山です。

 さて、来たる5月15日(土)の15時~16時半、ひきこもり状態など生きづらい方を対象に千葉県や東京都で活動している団体「生きづらわーほりプロジェクト」が毎月開催しているネット番組『ワーホリラジオ「ヒルトーク」』の第7回が開催され、私がトークゲストをつとめます。

 主催団体によると「ヒルトーク」は会議アプリ「ZOOM(ズーム)」を使用し、毎回ひきこもり経験者をゲストに呼んで、ひきこもり経験談のほか最近の趣味の話などをゆるく楽しくおしゃべりするという内容のトーク番組。 自宅から外に出たり、人と話すのが難しい状態の当事者でも、聴くだけなら参加しやすいという趣旨で行っている活動です。 千葉県松戸市のコミュニティカフェをスタジオとしてお借りし、そこに「生きづらわーほり」のメンバーとゲストが集まってライブ配信するという形で行っています――とのこと。 

 上記の趣旨から、お聴きいただけるのはひきこもり状態など生きづらさを抱えている方のみとなっています。

 この分野では珍しく肩の凝らない楽しいイベントですので、私のひきこもり体験や活動内容をお知りになりたい方、明るいひきこもり経験者のおしゃべりで笑いたい方、プロ野球談議を楽しみたい方、気分転換を兼ねてお聴きになりませんか。

 開催要項やお申し込みは、リンク先の主催団体ホームページをご覧ください。ひとりでも多くの当事者の方と交流できることを楽しみにしております。

↓「ヒルトーク」の告知(いちばん下)を見る
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『ごかいの部屋』バックナンバー公開第55回のお知らせ

2021年05月05日 17時41分54秒 | ホーププロジェクト
 ゴールデンウイークの連休最終日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』バックナンバー掲載文の「note」への転載企画、今月は、前回の転載した文章から続く192号から195号の掲載文を順に転載していきます。「不登校/ひきこもり状態の人が元気になっても支援を受けられない理由」を考える内容が中心です。

 その最初となる本日の通算55本目は、9年前の2月に配信した第192号に掲載の『<あるべき人間像>に追われて』という文章を前後編に分けての転載です。

 前編では、去年12月1日に転載した文章で書いていた、本人を周囲の人がどう見るかという「直視と逆算」論を引用して、周囲の人だけでなく本人も自分のことを「逆算」して見ていることを述べたうえで、それをどのような見方に変えるべきか、について論じています。
 後編では、筆者の丸山が自著に収録した号の文章で書いていた「活動エネルギーの低下」という状態から、最も安全確実なエネルギー回復のプロセスを示したうえで、支援の利用に踏み切ることや利用を続けるためにはさらなるエネルギーが必要であると述べ、エネルギーを回復させる対応の重要性を訴えています。また、最後には珍しく次回転載文を予告しています。

 なお「note」には、文章が気に入った方がカンパで応援する「サポート」というシステムがあります。丸山の場合は相談援助実践のスキルアップと『ごかいの部屋』の充実した掲載文執筆に還元するための研修資金として大切に使わせていただきますので「参考になった」「役に立った」などとお感じになりましたら、ぜひサポートしてくださいますようお願いいたします。

 医療ひっ迫の折、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。

↓今回のnoteを読む(冒頭にリンクしてある前編からお読みください)
https://note.com/human_studio/n/nde2d405efdab
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