ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

『ごかいの部屋』第204号配信

2014年02月27日 16時58分28秒 | ホーププロジェクト
 きのう配信しました。

 今号のコラムは、前々号から続いている「本人がやっていることを何でもいいから認める」「それによって、本人のやっていることに関与でき、学校/社会復帰への努力(支援を受けさせるなど)を求めるだけで延々と月日が経ってしまうことが防げる」という内容のまとめとなっています。

 「本人が学校/社会復帰に向けた努力を実行することだけを求め続けるよりも、まずは本人の現在の生活(在宅生活)の質(QOL)を向上させることが先決である、という結論です。

 その末尾にも記していますが、この内容を具体化した構想として、3月9日(日)に開催する「第20回青少年支援セミナー」2日目の「講座2」で「在宅生活支援」を中核とする「スロープ型支援システム」を詳しくご説明し、ご意見ご要望をうかがうことになっています。

 お読みになってご関心をお持ちになった当事者や親御さんは、ぜひそちらのほうにご参加ください。今号の内容への理解がさらに深まることでしょう。

 次年度(4月~)も『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』をよろしくお願いいたします。


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「第20回青少年支援セミナー」1日目のご案内

2014年02月24日 15時47分40秒 | ホーププロジェクト
 10日前の本欄で開催要項をお知らせした標記イベント。今回は前回の趣旨をさらに具体化した趣旨で企画しました。

 前回は「当事者がなぜ支援を受けられないのか」をテーマに「支援を受ける気にならない家族コミュニケーション」や「当事者にとって難しい支援システムのあり方」を取り上げて「生活思考に立って本人と接する」や「当事者の人生に“階段”ではなく“スロープ”を造る」といった提言を行いました。

 それを受けて今回は「“スロープ”の具体例」として「執筆(言論)」「当事者中心の会運営」「生活思考にもとづく家族コミュニケーション」「当スタジオが構想している支援システム」の4点を紹介することを通じて、当事者ニーズに近づく方策の重要性を提言します。

 日程は今回も2日間ですが、いよいよ1日目まで1週間を切りました。そこできょうは、1日目「シンポジウム」の詳しい趣旨と内容と出演者をご紹介します。

          ●

 1日目は、セミナー最終回にちなんだ特別プログラムを実施したあと、(元)当事者が各自の活動をご紹介します。
 ここでご紹介する活動は「執筆(言論)」と「当事者中心の会運営」のふたつです。いずれも「支援」とは違うアプローチですが、読んだり聴いたり参加したりした人々が良い影響を受けていると思われます。
 特に後者は「街の居場所」として当事者の支えになっている場であり、こうした場に参加できた人には、安心して話せるなかで自然に人間関係やコミュニケーションの練習になったり考えをめぐらしたり深めたり視野が広がったりと、さまざまな副産物が生まれているものと考えられます。
 支援とは違う方法として、こうした場がもっと知られ、さらに増えていくことを願って企画した、どのイベントにもかつてなかったプログラムです。

 では、各プログラムの内容をご紹介します。

 この日の最初のプログラムは「出演者トーク」。過去19回のセミナーにご出演いただいた方々に、再度ご出演くださる方を募った結果、次の6名の方々からご承諾をいただいています(カッコ内は現職)。

 玉川満氏(通信制高校学習センター顧問)、関口宏氏(精神科医)、佐川佳之氏(大学教員&フリースクールスタッフ)、堀内和彦氏(就労支援団体スタッフ)、北村るみ子氏(ひきこもり関係の会世話人)、石川良子氏(大学教員&ひきこもり関係の会世話人=先日新たにご出演決定のため案内書には掲載なし)

 以上、過去1回~4回ご出演くださった皆様に、ご出演後から現在までのご自身の歩みと不登校・ひきこもりをめぐる状況変化、さらに今後のご活動、また家族や関係者への提言をうかがいます。
 お話を総合したら“約10年間の不登校・ひきこもり小史”になるかも。過去からの流れを知りたい方にはおすすめのプログラムです。

 次に、前述の趣旨で「当事者トーク」を行います。前々回から毎回パネラーとしてお話しいただいている伊藤書佳(編集者)、勝山実(ひきこもり名人)、林恭子(古書店経営)の3氏を三たびお迎えし、ふたつのコーナーを実施します。

 前半は「“当事者本”対談~ブログから、メルマガから~」と題して、2冊の著書を持つ勝山氏と初めて著書を持つことになった当スタジオ代表の丸山との対談。勝山氏はブログを、丸山はメールマガジンを、それぞれ長年執筆していたことなどが出版のきっかけになっている点が共通している両人。ほかのパネラーの方にご感想をうかがいながら、(元)当事者として発信する経緯と思い、互いの評価や活動を語り合います。

 後半は、当事者が多く集まる場を定期的に開催しているお三方に、それらすべてに参加している丸山が質問しながら、何が当事者を惹きつけているのかを探ることをとおして「居場所」と感じられるのはどういう場所かを考えます。

 なお、こうした当事者中心の場が近年広まっていますので、トークのなかで丸山がそういう場をご紹介することも予定しています。

◎パネラー

伊藤書佳(編集者)
 中学時代に不登校になり、高校進学せず、10代で市民運動への参加や原発に関する本の出版など活躍。現在は編集者として、勝山実氏の著書『安心ひきこもりライフ』などを手がけるほか「全国不登校新聞社」理事や「不登校・ひきこもりについて当事者と語り合ういけふくろうの会」共同世話人などをつとめている。

勝山実(ひきこもり名人)
 高校3年から学校に行かなくなり2月に中退。大検を取り大学受験するも3年連続不合格。以後、出たり入ったりのひきこもり生活を続けている。ニュース番組のコーナーでルポされるなど話題の当事者。現在「新ひきこもりについて考える会」共同世話人。「湘南ユースファクトリー」理事。

林恭子(古書店経営)
 高校2年から不登校状態となり中退。通信制高校と大検を経て大学に入学するも再び不登校に。アルバイトを経て20代でひきこもり状態となる。現在、同じくひきこもり経験者の夫と古書店を経営する傍ら「ヒッキ―ネット」と「新ひきこもりについて考える会・読書会」の共同世話人をつとめる。

◎パネラー兼進行役:丸山康彦(開業相談員)

 不登校のため7年かかって高校を卒業。大学卒業後、高校講師、ひきこもりを経て個人事務所を開設し、支援側としての勉強と活動を開始。2001年10月に当スタジオを設立し、相談業務のほかメールマガジン執筆やこのセミナー開催など多様な関連業務を展開。「湘南ユースファクトリー」代表理事。


「第20回青少年支援セミナー」1日目の要項を見る
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「第20回青少年支援セミナー」開催要項発表

2014年02月14日 20時10分48秒 | ホーププロジェクト
 大雪のなか、当スタジオ最大のイベント「青少年支援セミナー」の今回の要項が確定し「業務カレンダー」に掲載しました。

 1月31日の本欄でお知らせしたとおり最後の開催となる本セミナー。
 前々回以来おなじみとなっている“当事者トリオ”を迎えてのパネルトークや毎回好評を得ている講座に加え、今回は過去のセミナーに関連して一部出演経験者のお話(1日目)や資料コーナー(2日目)など集大成の企画をご用意します。

 日程は、前々回・前回と逆で1日目が「シンポジウム」で2日目が「講座」。過去のセミナーにご出演くださった方のお話をうかがうプログラムから最後の2日間がスタートします。

 1日目はそのあと、(元)当事者の活動について「執筆」と「当事者中心の集まり(会)」のふたつを取り上げてのトークが行われます。

 2日目は、前々回から恒例となった2コマの「講座」のあと、過去のセミナーにご出演くださった方からのお言葉と当スタジオの丸山・スタッフによる挨拶、および次年度の活動についての説明を行い、最後のセミナーの幕が下ろされます。

 今回のテーマは「不登校・ひきこもりの当事者ニーズを考える」ということで、(元)当事者の活動やめざしていることを通じて「どんな場が居場所と感じられるのか」「どんな家族関係が安心できるのか」「どんな支援なら利用できるのか」など、一般的には周囲の関係者が議論していることを、(元)当事者自身が訴えるという、今回も支援側ではなく当事者側の視点に立った内容をお送りします。

 最終回にふさわしい盛りだくさんな内容。これからの不登校・ひきこもりへの対応と支援について一緒に考えてみませんか。


セミナー1日目の要項を見る

セミナー2日目の要項を見る
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メールマガジン配信延期のお知らせ

2014年02月12日 15時36分28秒 | ホーププロジェクト
 東京では45年ぶりとも言われた各地の大雪でしたが、皆様ご無事でお過ごしでしょうか。

 さて、偶数月の第2水曜日である本日はメールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』の配信日にあたりますが、7日本欄でお知らせしたとおり、今号にかぎり1週間延期させていただきます。

 執筆者の丸山代表が代表理事をつとめる「湘南ユースファクトリー(SYF)」に関する業務の繁忙期と、機関紙「ヒュースタ通心」の制作発行作業、さらには1月31日本欄で開催をお知らせした「第20回青少年支援セミナー」の広報準備作業、の3種の仕事が重なってしまい、丸山が執筆の時間をとれないためです。

 つきましては、現時点では1週間後の19日に配信を予定しております。登録読者の皆様にはお待たせして申し訳ありませんが、何とぞ事情お察しのうえ、ご了承くださいますようお願いいたします。

 まずはお詫びとお願いまで。


『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』案内ページを見る
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業務カレンダーに2月の予定を掲載

2014年02月07日 12時07分00秒 | ホームページ
 こちら神奈川県でも明日は大雪との予報がある厳寒のこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、本日今月の業務日程を入力しました。遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

 今月も、土日祝の「原則休業日」のなかにご利用可能な日や時間を多くとることができましたので、それらの曜日にお問い合わせやご利用をご希望の方はご確認ください。

 ただし、業務日なかに臨時休業や一部休業の日があるほか、来月開催する「第20回青少年支援セミナー」の広報の遅れを取り戻すために外回りを入れ、ご利用可能な原則休業日を直前に「ご利用不可」に変更する場合がありますので、随時ご確認くださいますようお願いいたします。

 なお、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』の配信日は12日(水)でしたが、事情により1週間遅らせて19日(水)とさせていただきます。予定内容は19日をクリックしてご覧ください。


2月の業務カレンダーを見る


【業務カレンダーの表示について】

 原則休業日は「ご予約が入っていなければ休業できる日」という意味であり、必ず休業するわけではなくお問合わせ・ご利用が可能な日がありますので、可能かどうかをカレンダーの日付をクリックしてご確認ください。

 業務のお知らせを掲載した日は、それ以外(休業日など)のお知らせがシステム上掲載できませんのでご了承ください。
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