ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

丸山が加わった助成金事業のご紹介(1)

2019年05月28日 16時01分26秒 | 代表丸山の活動
 このところTVやネットに自分の苗字が飛び交っていて落ち着かない、当スタジオ代表の丸山です(笑)

 さて、先ほど報告記事を加筆修正した「不登校・ひきこもりセミナー2019」(よろしければご再読ください)第2部の「対談」でも話題にした「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」本部が昨年度実施した助成金事業をご紹介します。

 同団体では昨年度、厚労省が助成する「社会福祉推進事業」のひとつとして、3つのテーマをセットにした『長期高年齢化する社会的孤立者(ひきこもり者)への対応と予防のための「ひきこもり地域支援体制を促進する家族支援」の在り方に関する研究』という調査研究事業を実施しました。

 テーマは次の3つです。

1.ひきこもりに関する全国実態アンケート調査
2.保健所等における「ひきこもり相談支援の状況」調査・『保健師さんのためのひきこもり支援実践ハンドブック』制作
3.地域包括支援センターにおける「8050」事例への対応に関する調査

 KHJ本部では、このテーマそれぞれに精通した人を委員(メンバー)に依頼して3チームを結成し、各チームそれぞれに調査と報告書やハンドブックの執筆に当たりました。

 そのなかで、私は2.のチームに加わるよう依頼を受け、保健所への聴き取り調査とハンドブックの執筆を分担しました。

 特にハンドブックでは、私の得意とする「家族からの相談を受ける基本姿勢や家族が長期的視野で対応するための材料」といった部分を任されたため、私の文章や話にふれたことがある方々には、一読「この部分だな」とお気づきいただけるほど、そのまま盛り込まれました。
 私がかねてから説明や講演で使っているオリジナルの図や文章を提供できたおかげで、執筆した部分はハンドブックのなかで一定の量を占めたうえ質的にもそれなりのレベルを確保できたのではないかと思います。

 これほど大きな貢献をさせていただけたのも、先日のセミナーで対談してくださった上田理香さんが委員に加えてくださったおかげです。

 なお、前記3テーマの調査報告や成果物につきましては、下記リンク先をご覧ください。また、それぞれの成果物はダウンロードできますので、よろしければぜひ全文をご一読ください。

 ひきこもりへの対応・支援に関係する皆様にお役立ていただけることを願っております。


3テーマの目次にあたるページを見る(お読みになりたいテーマをクリックしてください)

丸山が委員をつとめたテーマの概要を見る(ハンドブックの原稿はリンク先からダウンロードしてください)
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「不登校・ひきこもりセミナー2019」開催報告

2019年05月20日 20時26分48秒 | ホーププロジェクト
 各地で暴風雨となった本日、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、遅くなりましたが、当スタジオ唯一の年次イベント「不登校・ひきこもりセミナー2019」を簡単に報告します。

 今回は参加申込が定員を超過しましたが、直前や当日のキャンセルと当日参加による差し引きの結果、前回と同じ27人となりました。

 まず、オープニングで丸山が、当スタジオの紹介とイベントの開催趣旨をお話しし、連続講座「ヒュースタゼミナール」の今年度を開講するにあたってのキックオフ(立ち上げ)イベントであることに加え、今回は4月に迎えた『不登校・ひきこもりが終わるとき』の出版5周年、およびその元ネタであるメールマガジン『ごかいの部屋』の本文200本執筆、というふたつの記念イベントも兼ねていることを伝えました。さらに「私がひきこもり状態から動き出して20周年」であることを付け加えると、会場から拍手が起こりました。

 続いて第1部の講演に移り「不登校小中学生14万人&ひきこもり15~64歳100万人」という昨年度のデータを導入として、3月に引退したプロ野球・イチロー選手のバッティングフォームの変遷と彼の名言、また4月に亡くなった小出監督にちなんでマラソンの伴走、というふたつのスポーツをたとえに使って「不登校/ひきこもり状態への見方と対応のあり方」を提言しました。

 時間が余ったので、前回のこのイベントの第2部で丸山と対談した瀧本裕喜氏と、多くの場でご一緒している近藤健氏というふたりの当事者仲間にマイクを渡して有意義な感想と質問をいただき、そのあと第2部のゲストである上田理香氏と割田大悟氏をご紹介がてら、出版5周年を迎えた『不登校・ひきこもりが終わるとき』のご感想をうかがうなど「出版5周年記念イベント」を兼ねるにふさわしい内容にすることができました。

 休憩を挟んで第2部に入り、丸山と上田理香氏による対談と、割田大悟氏が進行する座談会の、ふたつのグループに分かれました。

 対談では、上田理香氏に「自分のひきこもり体験」「事務局長をつとめるKHJ全国ひきこもり家族会連合会の活動に至った経緯」「家族支援の実践経験と感じること」などをうかがい、昨年度KHJが実施し丸山も参画した助成金事業の成果ついてもご紹介しました。 
 上田氏が「名著と実体験を紐解きながらの、とても有意味な時間でした」と振り返ったように、氏が丸山の著書に受けた影響やひきこもり時代に転機になった親の言葉などを赤裸々に語り「時間がもっとあれば」と惜しむ声も聞かれるほど濃密な時間になりました。
 親御さんからのご質問に「親はいるだけですでに働きかけている」という名言も飛び出すなど“経験者相談員”としての実力を垣間見せた上田氏。アンケートでも「気負っているだけでなく自分も見つめていきたい」という記載があるなど、親御さんの理解と考えの深まりを促す充実した対談にできたようです。

 座談会では、割田大悟氏が進行役をつとめ、当スタジオが昨年度2年目を実施した連続講座「ヒュースタゼミナール」(ヒューゼミ)修了者のうち、受講中または修了直前に家族会を立ち上げたおふた方にお話を聞いたうえでフリートークを行いました。
 まず、割田氏が「ヒューゼミに参加したきっかけ・感想」と「立ち上げた家族会の活動内容」をたずねたところ、おふた方は丸山の著書や姿勢に影響を受け、それが家族会などの活動につながっていることがうかがわれる話をされました。
 フリートークでは、当事者会をやっている近藤氏(前出)もいて、当事者会や家族会の重要性について多くの話が出ました。アンケートには「当事者、家族交えての意見交換をきくことができ、それぞれの立場での気持ち、考えを知れてとても良かった」という支援者のご感想がありました。
 また、終始なごやかな雰囲気で進行し、緊張していた親御さんの表情が明るくなるなど、とても良い時間を過ごしていただけたようでした

 このイベントは、来年以降も5月第2土曜日に定期開催していく予定です。ご参加の方々、スタッフの方々、ゲストの上田さんと割田さん、ありがとうございました。

 なお、この続きとも言える連続講座「ヒュースタゼミナール」の第1回は、現在最少催行人数に達していないため、延期して再募集を開始する予定です。ご関心の方はひとつ下の記事で概要をご覧のうえ、近日本欄で発表する再募集要項でぜひご検討ください。
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「ヒュースタゼミナール」3年目開講のお知らせ

2019年05月16日 15時48分21秒 | 新規業務
 早くも初夏の気候が続き、沖縄県では梅雨入りした今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、不登校/ひきこもり状態に特化し、本人への理解や相談現場での家族への対応のあり方を広めるため、一昨年度当スタジオが初めて通年実施した連続講座「ヒュースタゼミナール」(ヒューゼミ)。2年目の昨年度は、時間はかかりましたが通年受講と単発受講合わせて定員を超えるお申し込みをいただき、定員どおりの6人様が全8回の日程を修了されました。

 まだ2年目だったこともあり、回によってはプログラムに無理が生じるなど反省点が多々ありましたが、受講者の方々からはご好評をいただき、お二方が家族会の立ち上げや運営の参考にしてくださるという成果もありました。

 そこで今年度、反省点をもとに内容を再検討したうえで、3年目のヒューゼミを全8回で開講するはこびとなりました。

①本人の心理から相談と家族会の理念やスキルまで体系的に学べるカリキュラム
②講義に加えワークやロールプレイといった演習を行う受講者参加型の内容
③イベント実習や家族会見学といった実践的な回をはさむ稀有な日程

 この3点の特長を備えているうえ、不登校/ひきこもり状態についての家族相談や家族会の理念やスキルを学べる連続講座は、なかなかありません。

 昨年度、不登校児童生徒の人数が最多の約14万4千人、40~64歳のひきこもり者が推計61万3千人と、衝撃的な調査結果が相次いで公表されたことを考えると、相談や家族会の重要性は高まるばかりです。

 相談や家族会など日頃の実践でお悩みの方や、これから学習を始めたい方、経験者や親御さんなどご自身の課題やお悩みへのヒントを求める方、ぜひこの機会にヒューゼミの受講をご検討ください。

 受講資格は特になく、どなたでも1回からでも受講いただけます。ただし定員超過の場合のみ「全回通しで受講=通年受講」の方を優先させていただきます。

 会場は横浜市内、第1回は5月25日(土)の夜です。

 ただし、担当の丸山がひきこもり家族会「KHJ横浜ばらの会」で5月18日(土)と6月15日(土)の2回にわたり、ヒューゼミ最初の2回とまったく同じ内容の講座を行います。そのため、この「ばらの会」の5・6月に参加されるご家族の方のみ、ヒューゼミには「3回目から編入」が可能です。

 概要は下記リンク先ページ(そこからのお申し込みは通年受講の方のみ受け付け)をご覧ください。さらに詳しい内容を掲載した案内書をご希望の方は、当スタジオにメールで、現物と原稿データのいずれかをご請求ください。

 ひとりでも多くの方とご一緒する1年になることを願っております。


↓当スタジオのメール(☆を@に変えて送信)
husta☆nifty.com


「ヒュースタゼミナール」の概要(申込フォームあり)を見る

「KHJ横浜ばらの会」の告知ページを見る
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【重要】セミナー&懇親会についてのご連絡

2019年05月10日 12時22分18秒 | ホーププロジェクト
 10連休明けの今週、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、明日11日(土)の「不登校・ひきこもりセミナー2019」と「『不登校・ひきこもりが終わるとき』出版5周年記念懇親会」につきまして、変更点を含む最終確定のご連絡を差し上げます。

 どちらかまたは両方に参加申し込み済みの方、および参加ご検討中の方は、必ずご一読くださいますようお願いいたします。

=====

1.セミナーについて(開催要項は4月19日の本欄へ)

 事前申し込みは定員に達しました。ただし会場に余裕がありますので、検討中の方に、次のどおり〆切日時をお伝えします(「こくちーず」での受付は終了しました)。

*TEL・FAX:本日(10日)午後4時
*メール:本日(10日)午後8時

 上記以降のお申し込み・当日参加のご希望につきましては、お電話でご相談ください(移動中のため電話がつながらないことがあります)。


2.懇親会について(開催要項は5月3日の本欄へ)

 きのう会場を変更しました。最終的に確定したのは「KURA KURA Dining(クラクラダイニング)」2階の半個室です。当初のお店は個室で申し込みましたが喫煙可の椅子席スペースに変更されたため急きょ変更しました。不手際をお詫び申し上げます。

 なお、お申し込みは本日(10日)午後8時まで受け付け。残席わずかですのでご検討ください。

=====

 以上、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
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『不登校・ひきこもりが終わるとき』出版5周年記念懇親会

2019年05月03日 20時36分27秒 | 記念企画
 ゴールデンウィークも後半に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、来たる11日(土)に開催する「不登校・ひきこもりセミナー2019」終了後の懇親会ですが、今回は特別に、代表の丸山の著書が先月で出版5周年を迎えたことへの記念懇親会といたします。

 会場は「KURA KURA Dining(クラクラダイニング) 」2階の半個室です。

 参加対象は、前記セミナーにご参加の方や出演者・スタッフのなかでご希望の方に加えて、本日から広く募集し、計15人定員で行います。
 著者のほかセミナーのゲストである上田理香氏と割田大悟氏も参加します。

 当日、用事があってセミナーに参加できない方は、ぜひこちらの懇親会にご参加ください。

 つきましては、下記リンク先ページをご覧のうえ、ご参加くださる方はそのまま申込フォームからお申し込みくださいますようお願いいたします。

 読んだ方も読んでいない方も、不登校・ひきこもりについて語り合うひとときを過ごしませんか。


こくちーずのページ(申込フォームあり)を見る
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