設立20周年記念イベントの準備が10日間くらい遅れていて焦りながらあくせく作業している、代表の丸山です。
さて、10日後の22日(水)、高校内居場所カフェの開催やひきこもり支援機関「よこはま北部ユースプラザ」の受託運営など幅広い年齢層を対象とした支援団体「NPO法人パノラマ」が、ひきこもりや生活困窮などの相談・支援の関係者を対象に開催する、新規事業『ブリッジ』のオンライン説明会で、私が同団体理事長の石井正宏氏と対談いたします。
『ブリッジ』とは、40歳以上の孤立しがちな方を対象としたオンライン会話サービス 。ひきこもり生活をやめて社会に復帰するよう促す支援ではなく、ひきこもり生活を続けながら楽になり楽しみをみつけ、できることを増やしていく支援です。
このように説明すると、私をよく知る方からは「以前から丸山が提唱している“ひきこもり生活の質(ひきこもりQOL)向上支援”のまんまじゃないか」と言われそうですが、当たらずとも遠からずです。
と申しますのも、私と石井氏は、以前から共通の問題意識を持っていることをお互いに知っていました。
そのため、この新規事業の企画段階で石井氏が私にも個人的に相談してくださっていたのです。
Facebookに作成されたイベントページに「本事業へ有意義なサジェスチョンを与えて下さったヒューマン・スタジオ代表の丸山康彦氏と、当法人理事長石井正宏との対談を企画しております」と書かれてあることからも、事業の企画に私がお役に立てたことがうかがわれます。
私は、10年近く前から「ひきこもり生活の質(ひきこもりQOL)向上支援」を提唱しており、それを実現するため5年前から当スタジオに「研究開発業務」を開設して、提言をまとめて自治体や支援機関などに送ることをめざしていましたが、多忙のため中断しているうちに「パノラマ」が同じ理念にもとづく支援を私のイメージとは少し違うとはいえ形にして事業化するはこびになったわけです。
「パノラマ」のnote(ノート=ブログ型投稿サイト)に書かれた事業説明には、
「家にいながらやれることが増え」
「本人やご家族のご自宅でのQOL(生活の質)の向上をサポート」
「今の生活スタイルをやめるのではなく、家の中でできることを増やすこと」
といった、私が繰り返し言ったり書いたりして来た言葉たちがそのまま出ていました。自分の願いが埋め込まれているかのようなこの文章に、私は感激を禁じえませんでした。
つきましては、横浜市を中心とした支援機関や家族会運営者など、ひきこもり状態や生活困窮などの相談・支援の関係者の方々は、ぜひご参加いただき、私がじゅうぶん普及できていない「“支援を受ける前の段階=ひきこもり生活”への支援」の重要性を知ってくださいますようお願いするしだいです。
石井氏を通じて、ご存じない関係者の方々との出会いを楽しみにしております。
↓Facebookのイベントページ
↓「パノラマ」のnote記事(事業説明)