ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

設立20周年記念イベント詳細情報(上)

2021年09月10日 15時26分43秒 | 記念企画
 このところ雨天の多い神奈川県ですが、皆様の地域はいかがでしょうか。

 さて、6日前に正式発表した標記イベント、早くもお申し込みくださいました方々に厚くお礼申し上げます

 そこで、ご関心の方に向けて本日から3週にわたり、金曜日ごとに内容の詳細をお伝えします。

 まず、2日間のイベントを通じて、告知サイトに記載していない開催趣旨や企画をご紹介します。

 この20年で丸山が痛感してきたことのひとつのは、不登校/ひきこもり状態への対応が「本人の心理に沿って模索し積み重ねていくもの」ではなく「学校/社会復帰という目標(ゴール)に連れていくもの」だという強固な社会通念です。
 丸山は前者を「本人の側に立った視点(当事者視点)」と呼び、後者を「学校/社会の側に立った視点」と呼んでいます。
 前者の視点では「まず本人の心理を理解することから始める」ことが必須ですが、そのような研修の機会が少ないため、相談を受ける立場にある方の多くが本人の心理をじゅうぶん理解しないまま家族からの相談に対応し、支援機関に属している方の多くも後者の視点から本人を支援しているのが現状です。
 その結果、後者の視点に立った相談や支援ばかりが幅を利かせ、本人たちに相談のしづらさや支援への忌避を招いています。しかも、近年問題になっている“引き出し屋”と呼ばれる悪質支援業者は、まさに後者の視点から生まれているわけです。

 そこで、標記イベントです。

 メールマガジンに書き続け、一部が本にもなった“体験的不登校・ひきこもり論”にもとづく当事者視点の相談・家族会業務。先進的な定期イベントや研究開発業務。代表兼相談員の丸山によるそんな20年の到達点を、親しい方々と共有しながらお伝えする2日間です。

 これまでも5年ごとに周年行事を開催している当スタジオ。5年前の設立15周年記念イベントでは、丸山が長く参加している5つのひきこもりコミュニティのお仲間を招いて「ひきこもりヒュースタセッション祈り」という分散会を後半に行いましたが、今回はその後の5年間でご縁が強まった方や新たにご縁ができた方々に絞ってゲストに依頼しました。

 その結果、1日目のトークライブにはひきこもり支援でも全国的に著名な勝部麗子氏(豊中市社会福祉協議会)やNHKの番組に数度出演している渡辺篤氏(現代美術家)を含む7名の不登校・ひきこもり関係者が次々と飛び入りすることになり、2日目のイベントには近年テレビに出演して急激に知名度が高まっている後藤誠子氏が携わっている居場所「ワラタネスクエア」など3か所のZOOM中継が決定。前述の当事者視点にもとづく不登校・ひきこもり論や当事者視点で対応している現場を、見て聴いて楽しく学べるイベントが実現することになりました。

 他方、5年前までに出会って現在に至るまで親しくしている方やお世話になっている方には、10周年・15周年の際に続いて今年もメッセージを募り、
それを本欄やメールマガジンに掲載したり、2日間のイベントでお名前を挙げたりしてご恩に報いることにしています。

 丸山には親しい方やお世話になっている方があまりに多く、今年はこのようなキャスティングになりましたが、1年後にはメールマガジンのほうで創刊20周年記念イベントを開催しますので、一部の方にはそこでご出演いただくことをめざしています。

 なお、2日間のイベントでは「不登校・ひきこもり対応」をテーマとしていますので、前述の「本人の側に立った視点(当事者視点)」における「本人の心理を理解する」というテーマにつきましては、今月配信のメールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』第253号で丸山が論じます。当事者視点からの「対応」だけでなく「心理」を知りたい方で読者登録がまだの方は、ぜひ↓のサイトでご登録をお願いいたします。

↓メールマガジン『ごかいの部屋』登録ページ

 なお、イベント告知ページをもうひとつ開設しました。Peatixでの手続きがご面倒な方は、こちらをお試しください。

↓1日の開催情報ページを見る(見終わったらブラウザの矢印で戻ってください) 
↓2日の開催情報ページを見る(見終わったらブラウザの矢印で戻ってください) 

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