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自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

日本代表の快進撃と監督の仕事

2010年06月27日 | ニューパラダイム人間学
ワールドカップ開始前の親善試合は連敗に継ぐ連敗でしたが、南アフリカに渡ってからの日本代表の快進撃には目を見はります。

日本代表は、たしかに個的なフィジカルと高さでは劣ります。しかし、チームとしての運動量、持久力、俊敏性には優位点があります。これらに組織力が加わり、日本独特の強さが形成されます。

守備力で勝るMF阿部が中盤の底に位置して、機動的なディフェンスから反転する攻撃面では、頻繁に高い位置からプレスをかけボールを奪取したり、トップのボール・キープからサイドへ展開し、両サイドとトップ、ボランチが連携して押し上げるという形がよく見られます。

デンマークなど相手チームがこの日本の攻撃をファールでしか阻止できなかったことからも、この戦術が有効に機能しているのは明らかでしょう。そしてファールが、「悪魔の左足」本田と「天使の右足」遠藤のフリーキックというセットプレーに繋がり、得点をもたらしました。ワールドカップではフリーキックでの得点シーンはあまり見られませんが、デンマークを撃破した試合のように一試合でFKから2得点というのは、ちょっと記憶にありません。

あまり解説番組でも注目されていませんが、三試合での日本がおかしたファール数の少なさもさることながら、被ファール数の合計値70という数字にこそ注目すべきでしょう。本田線竜は、1次リーグでは出場全選手中最多のファウル17回を受けています。

「堅守速攻」とよく言われますが、その速攻の破壊力は、本田選手を中心とした異常に高い被ファール数70に現れています。

さて、今回の快進撃の裏側には、岡田さんの苦悩の軌跡があります。【講演録】岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とはには、サッカー選手という人的資源を管理する、活用する、開発するうえでの要諦が凝縮されています。

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