札幌に飛んで、札幌市立大学の集中講座で医療サービスマーケティングの講義。
前後して大浦武彦先生と久しぶりにお会いして意見交換など。廣仁会褥瘡・創傷治癒研究所所長で創傷治癒のリーダーでもあり、北海道大学名誉教授。著書、論文一式をいただいた。
二日目の晩は鷲田小彌太先生とすすきのの「くしろ」で落ち合い楽しいひと時。今年『日本を創った思想家たち』を出版されたばかり。『大学教授になる方法』でも有名な方だ。
鷲田先生とは20年以上前に読んだこの本が縁。肴は美味しい北海道の魚介類もさることながら、このマルキストにして博覧強記の先生の文芸論の蘊蓄に尽きた。
その後、はしごして、くしろの横にある札幌文壇バーへ。渡辺淳一もよくふら~と来る店だそうだ。
***
北海道に仕事に来て、仕事だけで終わるのは心もとない。・・・ということで積丹半島一周の自転車ツーリング。
中島公園の横にあるパークホテルを7時過ぎに出発し、まずは小樽へ。途中、けっこう立派な峠がある。
小樽から余市へ。台風一過の晴天。
雲一つない青空。
余市あたりの海岸で。
愛車のアルプスパスハンター(改)。
朝から100キロほとんど休みなしで走ったので腹も減る。札幌で教えていただいたおいしい古平(ふるびら)の鮨屋に転がりこんで昼食。
ぼたんエビがピクピク動いているを食べるのは残酷なようだが、まあ、そんなことを考えるまでもなく一瞬にして腹の中へ。
氷入りの水をボトルに詰めてもらい午後の走りへ。
古平から登りが始まる。けっこうきつい。
峠の登りになるととたんに弱さがでる。情けなし。
積丹岬をスルーして憧れのカムイ岬(神威岬)へ。
なるほど、「積丹ブルー」という言葉があるそうだ。
その後積丹半島の西側の海岸線を走りに走るが、岩内に着く前に夕暮れになってしまった。
神恵内(かもえない)のえびす屋という旅館に転がりこむ。
朝食付で4500円はちょいと高いが値切る元気も残っておらず。標高差400メートル足らず、147キロでバテるのは日ごろの鍛錬の少なさか。
旅館の人に紹介してもらった居酒屋でほっけ定食をバクバク食べていると、
「ホッケさ、そんなにウマぃかい?」
と地元の二人組に声をかけられる。
北海道の言葉は文末に独特のイントネーションがある。
「いやー、ホッケおいしいです!」
と返事をするとと、おお、そうかそうか、ということになり談笑。
なんでも二人組はオジサンと甥っ子の友達ということで、このあたりの別荘で岩魚を飼って、シイタケを栽培しているという。オジサンは、元起業家で建材の仕事で成功し、今は年金生活だそうだ。出身は地元。
昭和の横綱大鵬は、樺太から引き揚げてきてから、ここ神恵内(かもえない)にしばらくいたそうだ。それを「弟子屈出身」と変えたのはいろいろ事情があったそうだ。
甥っ子の友達さんは、朴訥とした方で一見地元の漁師風。「内地」には一万円で買ったバイクで東京を目指したが、岩手で壊れて帰ってきたことがあるという。
生ビール3杯など御馳走になり、道の話、農業の話、熊の話などであっという間の2時間。
北海道を自転車で走っていると、よく見知らぬ人と知り合ってこうして恩にあずかる。北海道が素晴らしいのは自然の姿だけはない。人情のぬくもりがそこかしこにあることも北海道の旅を素敵なものにしてくれる。
そして自転車の旅こそが、北の大地と人々に触れあう最高の手段なのだ。
旅は道ずれ、世は情け。道連れは自転車がいい。
前後して大浦武彦先生と久しぶりにお会いして意見交換など。廣仁会褥瘡・創傷治癒研究所所長で創傷治癒のリーダーでもあり、北海道大学名誉教授。著書、論文一式をいただいた。
二日目の晩は鷲田小彌太先生とすすきのの「くしろ」で落ち合い楽しいひと時。今年『日本を創った思想家たち』を出版されたばかり。『大学教授になる方法』でも有名な方だ。
鷲田先生とは20年以上前に読んだこの本が縁。肴は美味しい北海道の魚介類もさることながら、このマルキストにして博覧強記の先生の文芸論の蘊蓄に尽きた。
その後、はしごして、くしろの横にある札幌文壇バーへ。渡辺淳一もよくふら~と来る店だそうだ。
***
北海道に仕事に来て、仕事だけで終わるのは心もとない。・・・ということで積丹半島一周の自転車ツーリング。
中島公園の横にあるパークホテルを7時過ぎに出発し、まずは小樽へ。途中、けっこう立派な峠がある。
小樽から余市へ。台風一過の晴天。
雲一つない青空。
余市あたりの海岸で。
愛車のアルプスパスハンター(改)。
朝から100キロほとんど休みなしで走ったので腹も減る。札幌で教えていただいたおいしい古平(ふるびら)の鮨屋に転がりこんで昼食。
ぼたんエビがピクピク動いているを食べるのは残酷なようだが、まあ、そんなことを考えるまでもなく一瞬にして腹の中へ。
氷入りの水をボトルに詰めてもらい午後の走りへ。
古平から登りが始まる。けっこうきつい。
峠の登りになるととたんに弱さがでる。情けなし。
積丹岬をスルーして憧れのカムイ岬(神威岬)へ。
なるほど、「積丹ブルー」という言葉があるそうだ。
その後積丹半島の西側の海岸線を走りに走るが、岩内に着く前に夕暮れになってしまった。
神恵内(かもえない)のえびす屋という旅館に転がりこむ。
朝食付で4500円はちょいと高いが値切る元気も残っておらず。標高差400メートル足らず、147キロでバテるのは日ごろの鍛錬の少なさか。
旅館の人に紹介してもらった居酒屋でほっけ定食をバクバク食べていると、
「ホッケさ、そんなにウマぃかい?」
と地元の二人組に声をかけられる。
北海道の言葉は文末に独特のイントネーションがある。
「いやー、ホッケおいしいです!」
と返事をするとと、おお、そうかそうか、ということになり談笑。
なんでも二人組はオジサンと甥っ子の友達ということで、このあたりの別荘で岩魚を飼って、シイタケを栽培しているという。オジサンは、元起業家で建材の仕事で成功し、今は年金生活だそうだ。出身は地元。
昭和の横綱大鵬は、樺太から引き揚げてきてから、ここ神恵内(かもえない)にしばらくいたそうだ。それを「弟子屈出身」と変えたのはいろいろ事情があったそうだ。
甥っ子の友達さんは、朴訥とした方で一見地元の漁師風。「内地」には一万円で買ったバイクで東京を目指したが、岩手で壊れて帰ってきたことがあるという。
生ビール3杯など御馳走になり、道の話、農業の話、熊の話などであっという間の2時間。
北海道を自転車で走っていると、よく見知らぬ人と知り合ってこうして恩にあずかる。北海道が素晴らしいのは自然の姿だけはない。人情のぬくもりがそこかしこにあることも北海道の旅を素敵なものにしてくれる。
そして自転車の旅こそが、北の大地と人々に触れあう最高の手段なのだ。
旅は道ずれ、世は情け。道連れは自転車がいい。
ミクシイの足あとから辿り着きました。
北海道いいですねぇ~。
学生時代以来行ってませんが
相変わらずキレイな風景!
ゆったりとした気持ちを味わいました。
また、寄らせて頂きます。
ミクシイにほうでもお世話さまです。もっぱら、こちらのブログは雑談やノートのようなものでして。
北海道は毎年走りたいですね。そのために、北海道での仕事をキチンと作らなければ・・・