散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

また、月曜日から

2017年07月24日 22時32分13秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は月曜日なのだが、夕方に会議を入れて、そのまま懇親会。

2軒目は一人、すすきののバー「N」へ。1杯目は飲みたくなっていたコーラを使って、キューバリバー。



2杯目はフェルネットブランカ+スロージン+GET31のカクテル。苦みと甘みがある。



月曜日だし、今日は早めに帰ろうと思ったら、地下鉄を1駅乗り過ごして時間を無駄にして帰る。


好天なのは良かったが、意外と暑い

2017年07月23日 12時27分16秒 | 食べ歩き
今日は琴似をちょっとぶらつく。通りにある温度計は12時前から32度の表示になっていた(舗装道路で太陽に当たっているので、公式発表よりは基本的に高い)。雲もなくなってきたし、さすがに暑い。

途中で深く考えるのが嫌になり、高年齢者のお気楽スペース、ショッピングセンター内にあるファミリーレストラン「F」に入ることにした。店員嬢が「夏のメニューです」と通常メニューとは違うのを出してくる。ここ、ちょっと謎なくらいメニューが豊富なのである。

冷たいものを食べるほどではないので、ドリンク付きのメニューを選択し、久々にコーラを飲んだりする。こういう店のレモンスライスの入ったコーラは美味いねえ。次にバーに行ったときに、キューバリブレでも飲むか。



そしてメインの前に、選べる副菜からきんぴらと蒸し鶏のキヌアサラダという謎のメニューがやってきた。今どきのファミレス(それもオールドスタイル)では、キヌアが食べられるのだよ。



ゴマドレッシングの風味が強くてキヌアの味は今一つ分からなかったが、カリカリした歯ごたえが良かった。きんぴらも歯ごたえがあるし、割と健康的なメニューだな。そして、メインはナポリタンである。



王道のナポリタンだ。一見、皿の面積と比較して麺が少な目に見えるが、深さもあるためちょうどいい量であった。味はまさにオーソドックス、麺の歯ごたえはもちろんアルデンテではないが、それほどふわふわでもなく、ちょうどいい感じ。実によくできたナポリタンだと思う。

途中からタバスコ、粉チーズで味に変化を加えて食べ終える。何となく心落ち着く店、私も老年期が近づいてきたということだろう。残念ながら、アルコール類はビールしかなく、定食類が多いため、つまみがふんだんにあるわけではないのだ。


20170722最近読んだ本

2017年07月22日 23時47分33秒 | 読書
■「さよならの神様」麻耶雄嵩
「犯人は○○」と1行目から始まる、完全倒叙もの。そこを楽しめるように持っていくのが作者の腕だ。

■「銀河英雄伝説1」田中芳樹
再読。

■「銀河英雄伝説10」田中芳樹
再読。図書館に置いていなかったのだが、やっと自分の本箱から発掘されたので読破した。

■「江戸の備忘録」磯田道史

■「東京飄然」町田康
被害妄想型、どこまで本当なのと言いたくなる散歩、小旅行。かなり面白い。

■「ローダンNEO1 スターダスト」フランク・ボルシュ
本来のローダンシリーズは1961年にスタートしたのだが(現在549巻)、さすがに古めかしいということで2011年に現代アレンジした新シリーズが出たらしい。こちらは本国ドイツでは150巻まで出ているらしいが、私はこれも読まなくてはならんのか…。

■「大阪の秘密」博学こだわり倶楽部

以下、図書館の4冊。
■「大放言」百田尚樹

■「途中の一歩 上下」雫井脩介
もう少しで、こんな人いないと失笑しそうになる寸前で面白い。

■「ごはんよければすべてよし」宮脇彩

20170722ギャラリー巡り

2017年07月22日 15時27分38秒 | 飲み歩き・琴似界隈
そういえば、7月19日、免許更新の間に、ARTスペース→大通→道新→らいらっく→北一条の5か所に行っていたのを忘れていた。

今日は三越→スカイホール→さいとう→道新→STV時計台ビル→STV北2条ビル→クロスホテル→東急→エッセ→市民→富士フイルムの11か所。

■STV北2条ビル「星槎道都大学中島ゼミ展 夏模様」。
テキスタイルの展示がなかなかいいのだが、作者名・作品名なし。いいのかなあ~。


→左からミジンコ、ヒトデと洗濯ばさみ、きゅうりとセロリの浅漬け?、冷やし中華。季節感もある。

■札幌市民ギャラリー「第46回公募展 北海道陶芸展」。
中村敏美「彩」:ステンドグラス調というか、パッチワーク調のカラフルなイグアナ像。いい意味で目立つ作品。
村上強「Bolt Built Bottles」:ボルトの形を象徴的に使った彫刻。中央にある一番大きな形は、人工都市のようにも見える。
福山桂子「海辺で-踊り、語り合う」:新しい生命を作り出したかのような形。
田中一夫「北の自然な文様」:器に浮かんだ、冬の窓にできる霜のような文様。自然な感じが素敵。

少な目でいい

2017年07月22日 12時09分23秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は知り合いの居酒屋の店主に教えてもらっていた、ラフィラ地下の「HT」へ行こうと思っていた。12時少し前に店に入ると、まだ混雑はさほどでもなく、無事カウンター席に座る。昼は定食が中心なのだと思うが、それには目もくれず、酒&つまみメニューを見る。

まずはハイボールを注文。何と150円(税別)という恐ろしい値段だったが、それなりにちゃんとした濃度である。



つまみだけを頼んでみたが、昼飲みも問題ないようで、店員さんの対応もごく普通であった。まずは突然食べたくなった、松前漬けから。数の子部分がほとんどなかったのが残念だが、プリン体を回避するという意味では良かろう。



次は店を教えてもらったときにも「ボリュームありますよ」と聞いていたような気がする釧路ザンギ。



写真では分かりにくいだろうが、箸ではどう持てばよいのか考えてしまうサイズのを含めて、3個のザンギが到着。もちろん揚げ立てで美味いのだが、一人では苦しい。値段が200円なので、半額にしろとは言わないが、量を半分、値段を150円にしてくれても良いと思う。

レモンサワーを追加して、もう一品くらい何か食べたい。量が多かったら困るなと思いつつ、牛もつ煮込みを注文。ふう、ちょっと多めだがまず常識的な量だった。



牛もつがほとんど見当たらなく、やけに大根が目立つが、そこは文句を言ってはいかんね。味付けはなかなか良かった。

まだまだ気になるメニューは多いが、とても頼めそうにない。また、来てみたい。


傷心の後、カクテルの会

2017年07月21日 21時13分02秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は朝から小樽訪問。



仕事だったのだが、結構やられて帰る。11時からは普通通りに仕事継続。

仕事終了後、本日はカクテルの会に参加。飲んだものは以下。

1杯目:ウォッカトニック
2杯目:グランドジントニック…これは爽やかでいい
3杯目:ハーベイウォールバンガー…オレンジジュースだ
4杯目:タンカレーリーフ
5杯目:アメリカーノ
6杯目:オールドパル…このくらいの苦みが欲しかった
7杯目:ニコラシカ

ニコラシカを注文すると「お飲み方はどうなさいますか」と聞かれ、驚愕。「ニコラシカにニコラシカ以外の飲み方はあるの?」と聞くと、分かったのかどうか知らないが、注文を受けた人は下がっていった。かつて、マティーニを出されて「(味は)大丈夫ですか?」と聞かれたのと、マンハッタンがメニューにあるのにロブロイを聞いたことがないというバーテンダー氏に続く、3大バー驚愕発言と言えるだろう。

残念ながら、店の人の入れ替わりが結構多いのだが、北海道有数のホテルバーで求められるレベルには全く達していないことも多い。飲食店の批判をあまりすることがない私だが、今日はちょっとあんまりなので(他にも事故あり)、たまに書いてみた。

食べたものは、鶏むね肉のカツレツトマトチーズのせ焼きが一番良かったかな? 今日はなぜか全体的に食事の量が多く、最後の方はちょっともてあまし気味であった。



そこそこ飲んだので、これで帰宅し、早めに就寝。今日は7時10分に家を出たので、普段より疲れ気味だ。

夏は戸を開けて

2017年07月20日 19時37分45秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日は会社の帰りがけにふらふらと二十四軒の居酒屋「F」へ。夏の暑い日はこの店は表の戸を開けているので、店内の状況が見える。ちょうどいい具合の客入りに、つい誘われてしまった。

まずは酎ハイ。通しは納豆豆腐にオクラが入っている模様。1品目のつまみは小松菜と鶏ささみのザーサイ和えとした。



野球談議が続く中、私はヤングジャンプと週刊マガジンを読む。焼き物は親鳥を食べる。いつもの通りの硬い歯ごたえだ。



酎ハイをお代わりして、冷奴を注文。150円でそこそこ長持ちするから、実にいいつまみである。



最後にささみわさびを食べて終了。



あまり食べすぎずにあっさり行こうと思ったが、意外と腹がいっぱいになっていた。


水曜日から

2017年07月19日 22時52分20秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今週は祝日の上に、さらに休みを取ったので3営業日となった。水曜日は会社のイベントで酒を飲む。大量の人数でいるのが嫌になり、一人すすきののバー「N」に移動する。

1杯目はさっぱりとギムレットハイボールでスタート。



何だか謎のお菓子が出てきた。ディズニーリゾートのお土産で、スイカ果汁の入っているお菓子らしい。

 

2杯目はアクアビット+マラスキーノ+GET31+グレープフルーツジュースのカクテル。基本的に爽やかなのだが、マラスキーノの味と香りでかなり複雑化している。



3杯目は弱ってきたせいか、ガンメルダンスク+チナール+ピコンのソーダ割り。



これはもう帰らなくては駄目だろう。

旭川グラフィティ2017

2017年07月18日 21時16分27秒 | 写真館
旭川に行ってきたものの、到着したのが15時半過ぎ、帰りの電車に乗り込んだのが21時ちょっと前とあって、ゆっくりする時間が無かった。適当に街中で撮影した写真をいくつかアップしておきたい。

味のある十字屋ビル。



暖簾の文字は手書きか?



この店、今はどんな感じなのかなあ。



雑然としたビルの入口。



サロマ湖の産物が楽しめそう。



昭和55年に開店し、36年余り営業していたそうだが、6月末で閉店。



板前料理と書いてあるので、料理に期待。



折箱店とは、渋いですなあ。



昔ながらのビル、2棟。

 

間違えて、観光案内のつもりで入ったら、大変なことになりそうだ。



つまらないが、以上。

免許更新など

2017年07月18日 16時25分39秒 | 食べ歩き
昨日、旭川から帰って来たのはすでに23時過ぎ。次の日に差し支えるだろうという思いと、ならば休みを取って免許の更新をしておくか、ということで本日は休暇を取得しているのである。何とか朝無事に起きることができ、中央警察署に免許更新のためにやってきた。



しかし、免許の更新は最近はテキパキしているね。前回もそうだったが、さらにその前は結構時間がかかったような気がするのだが。あっという間に講習街の時間となり、しかも1時間ほど時間ができてしまった。まいったねこれは。



私はもちろん優良者講習なのだが、その理由は運転をしないからである。免許を取って○○年、何しろ運転したことが1度しかない。その理由はいくつかある。まず第一には、私は相当な酒飲みだからである。もちろん酒を飲んでも、素面の時にちゃんとした運転をする人がいるのは知っている。しかし、その昔は、結構運転者たちは酒にルーズだったんだよね。ゴルフに行っても「昼にビール飲んでも、ひとっ風呂浴びればさめるよね」というような時代だ(←私の想像によるものであり、実際にこういう発言を聞いたことはない。それは私がゴルフをしないからだが)。酒に汚い私である。日常車に乗っていれば、必ずや酒酔い運転をやらかしていたはずだ。

次に好きなことにしか集中力が続かず、空想癖があるという問題である。私は頭の中でいろいろな考えをもてあそんでいることが常日頃あり、車の運転中など、そういうことに持って来いのような気がするのである。当然のことながら、運転などに集中することはできない。

さらに、私は「目に入る文字をすべて読まなくては気が済まない病」にかかっているので、これは運転には実に不向きな病気であろうと思う。そして最も問題なのが、運転している最中は本が読めないということである。何しろ、バスでさえ本を読むと気持ちが悪くなるので、なるべく私は交通手段として電車を選択しているのである。これだけの理由があれば、車の運転をしないのは必然だと言えるだろう。

ではなぜ免許を持っているかというと、身分証明書としては非常に使いやすいことと、目が覚めたら世界の人が消えていたというSF的現象が発生した場合には、車の運転をしてみたいと思っているからである。

さて、そんな戯言はさておき、無事講習を終え、ちょっとした要件を一つ済ませ、やっと遅い昼食だ(朝食が遅かったため)。

新規開拓という考え方もあったが、面倒になり、時々画の展示もしているレストラン「P」へ。最もオーソドックスメニューと思われる、ハンバーグセットを注文した。ミニサラダ、オレンジジュース付きである。



ハンバーグのアップ。ちょっと練り物的な歯ざわりであったが、途中で目玉焼きを合体させ、美味しく食べた。



この後、大通公園でちょっとぼんやりするが、涼しくなってきたので帰宅することにした。まあ、こんな日もたまにはあるだろう。

道みんの日(6)

2017年07月17日 23時47分54秒 | 旅日記
後はもう、札幌に向けて帰るばかりだ。駅のホームで名寄行きの列車を発見。今持っている切符で、名寄まで行けるのだ(帰ってこれないけど…)。



何ていう妄想をしながら、岩見沢行きの列車を待つ(写真は違う車両)。



岩見沢行きに乗り込み、何を間違えたのか駅で購入した缶チューハイを飲み、締めに食べたくなったジュンドッグ(エビフライ)を食べる私であった。



何とか眠り込まずに、岩見沢で手稲行きに乗り換え、札幌駅を経由して無事、琴似の駅に降り立ったのは23時過ぎ。いや、さすがに疲れるよ、この行程は。まともに乗れば7,930円の運賃がかかるところが、3,000円だったので、大幅に元は取れたと言えるだろう。

20170717最近読んだ本

2017年07月17日 23時33分06秒 | 読書
■「大阪名物」井上理津子、団田芳子

■「札幌へアートの旅 札幌国際芸術祭2017公式ガイドブック」
相変わらず老眼の人には大変読みにくい作りである。狸小路商店街は1~7丁目まで紹介しているが、8丁目以降もあるだろうよ。まあ、あそこで商店街組合が違っているという話もあるからな。ギャラリー紹介は現代美術より。

■「創作の極意と掟」筒井康隆

■「ビブリオバトル」谷口忠大

■「正解するマド」乙野四方字

■「レッドスーツ」ジョン・スコルジー
航宙艦に乗り込んでいるレッドスーツのメンバー、スタートレック以来の伝統でやたらに死者がでるのだが、これは単に不運なのか。それとも何か裏の力が働いているのか。レッドスーツの面々が命を懸けて立ち上がるのだが、もちろんパロディ仕立てのため、ユーモラスさが先に立つ作品。

以下、図書館の2冊。
■「凍土の密約」今野敏

■「アクティブメジャーズ」今野敏

道みんの日(5)

2017年07月17日 20時18分56秒 | 飲み歩き・北海道内
さて、旭川における本日の1軒目は焼鳥の「Y」から。非常に魅力のある飲み屋街、ふらりーとに行くと、祝日のせいか開いていない店もありそうだった。そこで、営業中として真っ先に目に飛び込んできたのがここだったのだ。

店内に入ると、座敷はまだ余裕があるが、カウンターは予約も含めて、ほぼ満席に近い。何とか間の一席に座ることができ、ビールと通しの漬物でスタート。隣の客の新子焼を見ると、相当ボリュームがありそうで(実際、残していた)、私はかしわを注文。



少し待つとかしわがやってきた。この店はタレ味が基本らしい。早速食べると、少しパサついてもしょうがないような部分に見えるのだが、口当たりソフトで鶏の味が逃げていない。タレもあっさり目の加減がよろしい。



途中からコショウを使ったりしながら、あっという間に食べる。これはそれほどのボリュームではなかったが、1人前おおむね4本というのは、一人客には難しいところか。

次は何にしようと思ったら、メニュー表に「すずめ焼き」というのがある。ほお、生まれて初めてすずめを食べて見るかと「すずめ焼き、ありますか?」と聞くと、店の大将が「うん、これドジョウのことね」との説明。「それ、下さい」と頼んでしまった。

言われてみると、どじょうは「チーチー」鳴き声を上げるので、すずめと呼ばれることがあると何かで読んだような気もするなあ~。これはしっかり焼くのに時間がかかるらしく、燗酒を注文し、待つことしばし。



ふーむ、これがどじょうね。そのまま食べてみると、しっかり焼いてあるせいか、生臭さは全くなく、香ばしくパリパリした感じ。どじょうには、と出してくれた山椒を多めにかけてみるのもピッタリだ。



この店、どじょうは夏の名物らしく、結構な数の柳川鍋が出ているようだった。ちょっとそちらにも興味があったが、まずはこのくらいにしておこう。



店の外に出ると、やはり休んでいる店もあるが、開店している店が多くなってきた。いつ来てもこの通りは良い雰囲気だ。



さて、2軒目はふらりーとの小路からすぐ折れたところにある、またも焼鳥の「R」へ。先客の年配女子が一杯やっている中、カウンターに座り、ハイボールとかしらを注文。旭川では「G」という店で感激していらい、つい、かしらを頼んでしまう。

やってきたかしらは、間に玉ねぎを挟んだスタイル。肉の仕上がりはあくまでもソフト、タレも割とあっさり、食べ飽きない味だ。



さて、名物新子焼はちょっと無理だったが、それに近いメニューということで、手羽先を注文。おお、美味そうに仕上がって来たぞ。1本はそのまま食べ、残りを食べる際に、コショウを投入する。



うむ、やはり手羽先には皮の美味さと骨ぎわを食べる楽しみがあるね。先客女子と店のママに札幌-苫小牧―旭川と普通列車で移動し、今日、札幌まで帰るという馬鹿な話を聞いてもらう。さらには、店のママも楽しみだという「上村松園・松篁・淳之展」はぜひ行くべしという話をして、2軒目も終了。私のメートルもそこそこ上がってきた。



そして3軒目は最近恒例のバー「M」を訪問。いつも来るのは早い時間とあって、本日も先客なし。やっぱりちょっと緊張するのだよね。

1杯目はモスコミュール。どことなく香と味の切れの良さを感じる。2杯目はシャンゼリゼ。結構なハードシェイクであるため、飲みやすくはあるのだが、それでいてシャルトリューズジョーヌの香りも際立っている。

最後の3杯目は久々にマティーニを飲んでみることにした。「最近はドライな方向ですよ」というマスターに、いつものごとく「あまりドライではない方が好きなので」と注文。「ま、最初に教わったころは、どちらかというとドライじゃなかったですからね」とマスター。

しっかりと強いマティーニを飲み、これでそろそろ引き上げることにしよう。



やっと空も暗くなりかけてきた。



帰り道のホテルで彫刻らしきものを見て(作品名、作者名なし)、駅前のイオンモールで自分土産を買って、駅へと向かう。


道みんの日(4)

2017年07月17日 16時58分00秒 | ART
旭川市民ギャラリーは以前、西武デパートにあったのだが、その後、旭川市民文化会館展示室に移動し、さらに旭川市彫刻美術館ステーションギャラリーを暫定的に利用して開設されているらしい。行き場がないのは分かるが、旭川市彫刻美術館が休館中である中、ステーションギャラリーがあるから何とかなっていたものを、どうしてこうしてしまったかなあ…。市民の発表の場であれば、他にもあるだろうにと思うのである。

ということで、そちらで開催されていた「切り絵展」を素早く見て(決して悪い展覧会ではないのだ)、旭川美術館へと急ぐ。かなり涼しいが、急ぎ足で美術館に向かうと、さすがに汗が出てきた。



■北海道立旭川美術館「上村松園・松篁・淳之展」。
上村松篁「金魚」:おや、さすがになかなか上手いではないか。
上村松篁「丹頂」:丹頂鶴が二羽向かい合い、その間が上手く表現されている作品。
上村松篁「椿」:素描作品だが、明らかに洋の影響を受けていることが分かる。

上村松園「花見」:松篁の作品を見た後だと、意外と描かれているものがゴチャゴチャしている感があり、使われている色彩も多い。
上村松園「人形つかい」:あまり余白が目立たない松園作品だったが、これは襖で余白を作り出している。
上村松園「花がたみ」:いやー、この作品を見ると、女性には関わらないようにしたいと思ったりして。

上村松園「新蛍」:蛍を間に母娘を描いた、家族の関係性が表現されている作品。
上村松園「春」:ピンクの色彩に黒を配し、ほんのりしつつも締めるところは締めた作品。
上村松園「鼓の音」:華やかにして清楚さを同時に漂わせる女性を描いている。

上村松園「焔」:下絵が展示されていたが、これで十分に作品の恐ろしさは伝わってくる。
上村淳之「春沼」:これはもう完全に現代の日本画である。昭和33年の作品だから、当たり前と言えば当たり前だが。

日本画でよく言う「間」というものは松篁・淳之の方がはっきりしていたように思う。しかし、上村三代の作品をしばらく見ていると、その「間」がどうにも散漫というか、凝縮力のないように感じられてしまう。その反面、一見もっさりしている松園の作品から、ところどころ「ここにあったのか」という「間」が感じられてくる。もちろん、画を見るセンスにかける私なので、名前にごまかされているのだろうという気がするが、そんな感想が浮かんできたのである。



続いて、第2展示室「イメージの森―木から生まれる」を滑り込みで見る。

保井田智之「南に動く―descend」:巡礼を表現した作品だろうか。頭から後方の地面にまで伸びている木は何を表したものか。気になる。
大平實「起源」:巨大リンゴとでもいうべき、木製の作品。存在感がある。

旭川の滞在時間が長ければ、いくつかギャラリー巡りをしようかと思っていたが、ほぼ17時、これくらいにしておこう。

道みんの日(3)

2017年07月17日 15時34分59秒 | 旅日記
苫小牧の雨は酷かった。傘は持っていたものの、ズボンは相当な濡れ具合となった。幸いにして靴と靴下は大丈夫であっったが、後はリュックがかなり濡れたので、中にしみ込まないかどうか確認する。

苫小牧駅で一休みしてからホームに出るも、ホームの中心部に立っていても雨のしぶきが飛んでくる。このまま降り続けると、列車が出発できないのではと不安になったが(過去に苫小牧で足止めされた経験あり)、何とか無事に出発である。

苫小牧を離れるに従い雨は収まりはじめ、白石に降り立った時には雨はあがっていた。しかし、かなり気温が下がり、涼しくなってきた。

そういえば新しい白石駅に降り立つのは初めてなので、彫刻などを求めて駅の周囲を散策するが、特に無いようだ。しかし、駅舎内に幾春別・幌内から白石、そして手宮までの路線を表す展示物があった。これは石炭を移出するために、ここに鉄路が引かれたことを表しているのだろう。

 

白石から岩見沢へ移動し、さらに旭川行きの列車に乗り換える。ここでやっとクロスシート式の車両になり、混雑もほぼなくなり落ち着いて移動ができるようになった。



朝早く出発したので、ずっと軽い眠気と戦いながら、旭川に到着。

 

すでに15時半過ぎだ。