いよいよ年末に近付いてきた今日この頃。12/18に新さっぽろ、この日はivory→さいとう→三越→らいらっく→道新→時計台→たぴお→東急→エルプラザ→エッセ→大丸→資料館→近美→レタラの14か所。
■新さっぽろギャラリー「村本崇洋展」。財布のガマ口、テープカッター、菊の造花、輪ゴム、スーパーボール、ハンガーなど、身近な品を使った立体作品。物はそれぞれ面白い形をしているものだ。
「色のしずく」:色鉛筆を短くカットし、後ろの平面を外側に向けて作成した、球根状の立体作品。
■ivory「MOSAIC GIRLS」。
沼倉菜々子「仮装した火葬」:筒状の煙突だろうか。それが乱立する中で、カリカチュア化された立体視用メガネの女がいる風景である。技術的にも上手いと思う。
■さいとうギャラリー「'12→'13展」。この展覧会が始まると、年末気分が高まってくる。
中島義博「アーノルドの花」:ラフレシアなのかな、赤くどぎつい花が、この季節にはハッとさせられる。
亀井由利「元旦」:先日の新さっぽろギャラリー以来の、カラフル化傾向。赤と黒が画面上でせめぎ合い、そこに緑の点が飛んでいる。
江川博「無限」:赤地に紫の斑が描かれている。新機軸を打ち出すのか。
泉修次「平成25年度開運おみくじ」:私がおみくじを引くのは、ここだけだ。ちなみに末吉であった。ところで上げ足を取って悪いのだが、「平成25年度」ということは、このおみくじは4月から有効なのか?
矢崎勝美「COSMOS」:植物的な模様をベースに、茶色の葉の形が1枚。これも新たな方向性だろうか。
■道新ギャラリー「全道中学校かべ新聞コンクール展示会」。ケータイを持つ持たないで定期テストの平均点が40点も差がついたとか、先割れスプーンは箸を使わなくなる、先端が折れやすくコストがかかるという理由で廃止された、等の興味深い記事があった。また英文記事もあったり、レタリングも非常にきれいなのだ。
■ギャラリーたぴお「たぴお記念 30th+18th 異形小空間」。
林教司「方形のあるコンポジション」:地平線の上の中空に、扉のような形が描かれている。緑系統の色彩が大好きだ。
■東急画廊「第6回 昭和の漫画原画展」。ちばてつや、白土三平の2点が73万5千円。
■ギャラリーレタラ「札幌のアーティスト50人展」。あのスペースで50点も展示するのってどうなの、と思っていたが、中央部に立体作品を置いたため、割と見やすい感じになっていた。この展覧会とさいとうギャラリーの年またぎ展を、季節ものにして行って欲しいものだ。
會田千夏「portrait 2012.12.14」:柔らかい触手の物体だが、目が普通の眼ではなく光っている。
蒼野甘夏「Good Morning Heartache」:女性と花の雰囲気ある作品。
水戸麻記子「冬至の魔術」:カボチャおじさんが登場。
阿部典英「3つの球体」:棒の上に3個、虫食い状態の金属球が配置されている。あまり今までに記憶のない形。