本日は、NEW STAR→ラフィラホール→趣味の郷→さいとう→スカイホール→三越→大通→道新→時計台→STV北2条→大同→富士フィルムフォトサロン→紀伊国屋→ARTスペース201の14か所。
■趣味の郷「中野邦昭日本画展」。恐らく旧作ばかりだとは思うが、ギャラリーの壁、所せましと展示されている。「薄暮(札幌夜景)」は手前に円山球場、全体に札幌の夜景を描いた気持ちの良い風景画。
なお、普段は佐々木敏光常設展示の場所も第2会場になっている。
■スカイホール「デザイン・アートと子どもの教育 未来をつくる眼差し」。一体何を展示しているのかと思っていたが、行ってみて非常に良かった。
子供の教育部門としては、スーパーマーケットの各売り場で客がどんな行動をしていたか、を大きな紙に整理した研究発表があった。客の「プリンの匂いを嗅いでいた」という、ちょっと気になる行動を見つけ、それに対し「匂いがすると思ったのでは」と子供たちの推測が書かれているのだ。
もう一つ、世界地図に各国の牛乳パッケージを張り付けた物も面白い。他国では黒や紫のパックや、「ウンコちゃん」としか言いようのないキャラクターが描かれたパックがあるのだ。
柳本浩市のコレクションは紙モノが多く、ビールラベル・飛行機関係・電車・ガム・マッチラベルなどが展示されていた。コレクション心が騒ぐ展覧会である。
■大通美術館「楢原武正展」。大規模なインスタレーションが印象的な作家だが、今回はほぼ平面作品。1978年の青灰色の作品は、都市風景を描いたように見える(何となく一原有徳の世界を思わせる)作品。その隣の1981年の作品は色彩の渦巻がダイナミックだ。エネルギーが満ち溢れた展覧会。
■時計台ギャラリー「にかわえ展」。村山聡「比翼」は左右に相互に背を向けた孔雀(?)を象徴的に描いた作品。駒沢千波の「夜気」は女性とエンゼルフィッシュという作者得意のモチーフを使いながら、背景が黒く、これまでにない雰囲気である。
■大同ギャラリー「New Point vol.7」。清野有香「スペクトル」はビルをまたにかけた鹿を描いた妙な作品。国松希根太「HORIZON」は木の板に紫の色彩をつけたシンプルな作品だが、何となく雰囲気が出てきた。
ARTスペースの展覧会は2つとも面白かったが、少々酔っ払っていた模様。メモの感想が今一つ判然としない。
冒頭写真は晴れた札幌の空を、STV北2条ビル内から見あげたもの。今日は一時猛吹雪になったりして、大変なギャラリー巡りであった。
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