散歩日記X

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GWの帯広(2)

2018年04月30日 17時10分35秒 | ART
まずは北海道立帯広美術館に行こう。

今日は驚くほど暑くなるという予報であったが、それほどではなかったが、それでも日差しの中を歩いているとかなり暑い(←どっちやねん!!)。いや、今日は本当に暖かいのだろう。普段、単なる通りだなと思っていた、美術館近くの公園通りが、実は桜並木だったということに私は初めて気がついた。



本当にビックリしたよ。

少し山の上にある美術館に、汗をかきつつ到着。

■北海道立帯広美術館「ナショナルジオグラフィック写真展 地球の真実」。うーん、写真展かあと思いつつ観覧。
カーステン・ペーター「世界最大の結晶洞窟」:富士フイルムフォトサロン東京で見た記憶がある。上下左右斜めに驚くべき柱状結晶がはしる写真。
岩合光昭「挑戦者」:ライオン対ライオンの戦いで、実に珍しいことに敗者の頭蓋骨がかみ砕かれているという写真。見たことがない。
マイケル・ニコルズ「消えゆく怪獣たち」:コモドオオトカゲだろうか。あえて体の一部分しか見せないことで、想像力をかき立てる。

マイケル・ニコルズ「ゲラダヒヒの群れ」:近いヒヒは50cmほどのところから撮影されている。無線遠隔撮影なのだそうだ。
スティーブン・アルバレス「デッケンシファカ」:剣山のような山間を行く白い猿。
マリア・ステンゼル「ヒゲペンギン」:ペンギンよりも、海を固体化したような青い氷山がスゴイ。鯨のようにすら見える。

マイケル・ニコルズ「静かなる森の巨人」:樹齢1500年以上、高さ91mのメタセコイアを84枚の写真で再現した作品。
スーザン・ミドルトン&デビッド・リトシュワガー「幼いコアホウドリの死因」:親アホウドリが持ってきたプラスチックのかけらを餌と間違えて胃にためてしまうらしい。結果として本来の餌が食べられなくなり、餓死するのだそうだ。
キャロル・ベックウィズ「ヤアケ」:化粧をして張り切る男3人。関根正二の「三星」を思ったりして。

ジェームズ・L・スタンフィールド「泥のモスク」:塔になっている部分は人間と比較して15mくらいあるのでは。どうやって作ったのだ。
野町和嘉「タッシリ・ナジェール」:ネグロイドの人物が描かれている壁画なのだが、その岩自体がまた人間の頭部のようなのだ。

結果として、なかなか面白かった。


→撮影コーナー。いろいろな衣装を身にまとって、ナショナルジオグラフィック表紙風の写真が撮影できるらしい。

■北海道立帯広美術館「奇想天外-プリントアートの世界」。
ジェームズ・ローゼンクイスト「火の家」:口紅を描いて、女性=火のイメージか?



出店久夫「磯岩石遁走図」:コピーにより繰り返しの構図を作ったり、興味深い作品。



奥野稔和「94V-0202X」:飛行機の翼のように見えるものが写っている。



この後、百年記念館から帯広市図書館へ。

 

■帯広市図書館「2018十勝日誌」:原本は松浦武四郎「東西蝦夷山川地理取調図」で安政6年刊行のものを昭和58年に復刻したのだそうだ。

 

■勝毎プラザ「KAIMAKU~十勝の新進作家展2018」。



六花亭本店でシュークリーム(カスタード)とコーヒー(無料サービス)で休憩。



この後、帯広市民ギャラリーを閉廊ギリギリで覗いてから、ローカル列車で移動。生まれて初めて見たように思うが、同じホームに逆方向行きの2つの列車が止まっており、それぞれの方向に出発するのである。これ、普通に見られるものなんだっけ?



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