散歩日記X

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北海道大学総合博物館「札幌国際芸術祭2017 火ノ刺繍-「石狩シーツ」の先へ」

2017年09月09日 12時24分06秒 | ART
最初に言ってしまおう。好みの問題として全く合わない。ダメだった。

まず何がダメかというと「詩」がダメだ。私はコミュニケーションに可能な限り正確性と合理性を求めるので、もってまわった「詩」というものは基本的には受け付けない。もちろん、この表現形式を経ることによって、より深い認識と共感を得られるケースがあるのは分かっているが、正直なところ、私はそういう感覚的なものの共有をあまり求めていない。もっと考えていることを正確に、手っ取り早く伝えてくれよという思いしか湧き上がってこないのだ。

次に「朗読」がダメだ。単位時間当たりの情報量があまりに少ないコミュニケーションの手段であるため、時間の無駄にしか感じない。最初からすべての文字を読みやすく並べてくれれば、こっちで勝手に読むからいいよ、というのが私の考え方だ。これももちろん、活字に比べた時の双方向性や人間の声の調子、抑揚に意味があることも理解はするものの、かかる時間と期待できる効果を考えた時に、「ほぼ確実に時間の無駄」という結論に至ってしまう。

まあ、こういう届かない人間もいるんだということだ。

 


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